8-7 タワー棟24階の夜景
いつか5人でお花見をしたその公園を抜けて、智章は大学の敷地に入った。大学が閉まるまで、まだもう少し時間はあるはずだ。
大学の敷地内にはいくつかの建物があるが、その一つひとつのフリースペースのようになっている場所を確認していく。
(教室にはいないはずだ。食堂も今は全部閉まっているし……)
少しずつ場所の候補を絞っていく。10分ほど敷地内を歩き回って、最後に向かったのはビルのような高さがあるタワー棟。その1階部分を見て回った後、エレベーターに乗って最上階へ向かった。
(もしも大学内にいるとしたら、きっと――)
そこに蒼汰がいたとして、いったいなんて声をかけたらいいんだろう。夢のこと、詩月のこと、由紀さんのこと、訊きたいことはたくさんある。
そんなことを考えている間にもエレベーターはぐんぐんと上昇し、あっという間に最上階である地上24階に到着した。
ドアが開く。誰か人がいるとすれば、エレベーターホールの隣にある展望スペースだ。智章はゆっくりと歩いて、そして、そこに彼の背中を見つけた。蒼汰はまだ、こちらに気づいていない。
気づかれる前に、智章は素早く2人に連絡を送った。
――タワー棟の24階で。
送信ボタンを押してから、声をかけた。
「蒼汰……」
ゆっくりと彼が振り返る。その動作に驚きはなかった。
「おまえ、なんで分かるんだよ」
「こんな場所、見つけに来てって言ってるようなものだと思うけど」
蒼汰は自嘲気味に、ふっと笑った。
「もしかして、由紀から何か言われた?」
「心配してたよ」
「ま、そりゃあそうだよな」
「とりあえず連絡して」
「…………。今のオレに、そんな資格はないよ」
歯切れの悪い言葉。こんな冴えない蒼汰は初めてだ。
足元に視線を落として、その表情からはまるで自信を感じない。
「俺からかけるから」
蒼汰の態度に焦れた智章は、由紀のLINEに通話をかける。蒼汰は「ちょっと」と慌てたが、ワンコールもしないうちに通話はつながった。それだけで、由紀が心配でスマホに張り付いていたのだと分かる。
「あ、由紀さん」
『蒼汰くんは!?』
「見つかりましたよ。今、一緒にいます」
深く息を吐き出す音が聞こえてくる。電話越しにも、深く安堵しているのだというのが伝わってくる。それだけで、蒼汰を見つけられて良かったと思った。
「今代わりますね」
バツが悪そうに目を逸らす蒼汰にスマホを押し付ける。蒼汰は電話に出ると、「ごめん」と「うん」と「大丈夫」を繰り返した。2人がどんな会話をしているのか確認することはできないけれど、蒼汰の声は弱々しかった。
しばらくして、通話を終えた蒼汰がスマートフォンを差し出した。
「ありがとう。とりあえず安心はしてくれたっぽい」
「そっか。一応、なんでこんなところにいたかは訊いてもいい?」
「そんなの、分かってるからここを探しに来たんだろ?」
蒼汰のそれは、もはや答えだった。家に帰ることができなかったのは、朝の話の続きだ。
詩月への気持ち。そして、夢中でゲームを作る4人の輪に中に入れなかったコンプレックス。
「やっぱり、今は由紀さんに会いたくなかったの?」
「会いたくないわけじゃないんだけどさ……。ただ、どんな顔して会えばいいか、分からなくなったんだよ」
蒼汰が抱えている想いは、想像することしかできない。ただそれでも、十分に苦しみは理解できるつもりだった。
「詩月のこと、まだ忘れられてないんだよね」
「別に、オレだってずっと引きずってたわけじゃねえよ。思い出したのはこの1週間だ」
少しだけぶっきらぼうに蒼汰は言った。それから、奥の大きな窓の方に移動して、そこから夜の景色を眺めた。地上24階にあるこの場所は、広く東京の街が見下ろせる。今が夜だということもあって、窓の外には見事な東京の夜景が広がっている。
「一回、詩月と2人でここにも来たなぁ」
「そんなことしてたんだ」
社交的でカッコいい蒼汰と、控えめで綺麗な詩月。2人は本当にお似合いだった。こんな夜景の見える場所に並んで立てば、さぞ絵になっていただろう。
「こんな話、絶対に由紀の前じゃできないけどさ、正直『いける!』って思ったよな。何度か2人で出かけたこともあったし」
「俺、絶対付き合ってると思ってた」
智章だけではない。誰もがそう噂していた。
「オレが智章の立場でも、絶対そう思ってたと思う。けど現実はさ、一緒にいてもマジでゲーム作りの話ばっかりなんだよ。『みんなで1つのものを創るのは本当に楽しい』『企画してくれた智章には、感謝してもしきれない』って……」
小田倉から話を聞いた今、それが嘘ではないと分かる。だが、実感はなかった。
不意に蒼汰は、なんの脈絡もなくニカっと笑った。
「大学、ホント楽しかったよな」
この笑顔はなんだろう。今はもう、蒼汰が分からない。
「蒼汰はさ、5人で過ごした時間も楽しかったって思ってる?」
ゲーム制作が楽しく思えなくてもいい。だからせめて、5人で過ごした時間だけは否定しないでほしい。
「当たり前だろ。いくら詩月がいるからって、全員のことが好きじゃなきゃ、興味のないゲーム作りなんて参加してないさ」
智章は、ほうっと安堵の息を吐いた。その想いが聞けただけで、ずいぶんと救われた気分だった。
「蒼汰!!」
突然、背後から大きな声がして、思わず「うわっ!」と飛び跳ねた。慌てて背後を見ると、息の上がった梨英が立っていた。
梨英の姿に、蒼汰も目を丸くした。
「な、梨英!?」
「お前、由紀ちゃんほっぽり出して、なにフラフラしてんだよ」
「いや、それは……」
親しげに”ちゃんづけ”なんてしているが、梨英と由紀に面識はないはずだ。
「こんなところで黄昏て、大学大好きかよ」
「あ、いや。そういうわけじゃ……」
2人の会話を聞いて、思わず苦笑が漏れた。梨英の登場で、少しだけ空気が和らいだ気がした。
「いいんじゃない? 俺も大学は好きだよ」
ふと気になって、智章はスマートフォンを開いた。この場所に蒼汰がいると伝えた直後、彩人からもすぐに向かうと連絡が来ていた。
「ねえ、蒼汰。もう少しだけ待てる? 彩人も来るから、せっかくだし久しぶりに4人で話したいな」
そう言うと、蒼汰は「彩人もかよ」と困ったように頭を掻いた。
「もちろん。由紀にも、もう少しかかるって話してあるから」
彩人を待つ間、本題は少しお預けだ。その間に蒼汰は、梨英の近況について確認をした。梨英の会社で仕事を手伝って以来、おそらく2人は会っていないはずだ。
梨英が結局この1週間仕事をボイコットしたことについて話を聞いていると、やがてそこに彩人が到着した。
彩人は蒼汰を見つけるなり、不機嫌そうにくちびるを尖らせる。
「ったく、こんなところまで探しに来させやがって」
「悪い。けどまさか、3人が探してくれるなんて思わなかったな」
「そりゃあ、探しにも行くでしょ。一応、仕事を助けてもらった恩もあるしさ」
梨英は恥ずかしさを隠すようにぶっきらぼうに言った。蒼汰と智章以外は、大学を卒業して以来ほとんど会っていないはずだったが、まるでそれを感じさせない空気があった。
それから、「ってか」と梨英は続ける。
「彩人も来たし、いい加減教えてよ。なんでいきなりいなくなったりしたわけ?」
梨英も彩人も、蒼汰が消えた理由が想像すらできていないだろう。
蒼汰はどこか諦めたように小さく笑って、それからふーっと長い息を吐いた。
「どこから話せばいいんだろうな」
蒼汰はゆっくりと言葉を選びながら、2つの事実を梨英と彩人に共有した。
詩月が3年前に亡くなっていること。それから、あのゲームの世界は詩月が作ったということ。
2人は驚きながらも、取り乱したり否定したりはしなかった。
「全然、知らなかった……」
しばらくの沈黙の後、やっと絞り出すようにつぶやいたのは梨英だった。それから彩人も続く。
「けどまあ、なんか妙に納得したわ」
「けど、それで終わりじゃないんでしょ? 結局蒼汰が逃げた理由が分かんないし」
梨英がさらに追求をする。蒼汰はゆっくりとうなずいた。
「気づいてると思うけど、オレは昔、詩月のことが好きだった」
次に蒼汰が打ち明けたのは、詩月への気持ちだった。梨英は特にこれといった反応を示さず、鈍い彩人は「えっ?」と驚いていた。
蒼汰は続ける。
「だけどさ、今はすごく詩月が怖い……」
智章にとっても、それは初めて聞く言葉だった。
言葉の意図が分からなかった。
(詩月が、怖い……?)
智章たち3人はじっと黙って、蒼汰の話の続きを待った。
「このおかしなゲームの世界は、きっと詩月からオレへの呪いなんだよ」
そうだ。
蒼汰は一度、電話越しにそんな言葉を小さくつぶやいていた気がする。
『全部、詩月からの呪いってことか』
あの時は、まったく意味が分からず聞き流してしまったけれど、こんなに蒼汰の心を蝕んでいたのか。
だが、どうしてあの世界が蒼汰への呪いになるのだろう。
「どうして? 呪いっていうほど悪い世界じゃない気がするけど」
「智章にとってはそうかもな。けど、タイミングが最悪なんだ」
蒼汰は後ろを向いて、夜景の方を見た。
「先週、たぶん初めて智章がゲームの世界に転生した日、実はオレも転生してたんだ」
「え……?」
初めての転生の時のことを思い出す。
気づけばゲゼルシャフトの兵士に混じってフィーアの捜索をして、やがてフィーアとノインとの戦闘に巻き込まれた。それから2人を助けるために洞窟に逃げ込んで、そこで強敵のラットにやられて転生を終えたのだった。
トモアキが冒険をするその間、蒼汰は蒼汰で、ジンとしてどこかを歩いていたのだろうか。
「由紀と結婚して、子どもができたのも分かって、もう詩月のことはずっと忘れてたんだよ。もうオレはオレの人生を進もうとしていたのに……。詩月はそれを赦さなかった。オレを逃してはくれなかった」
たしかにあの世界は、詩月のことを思い出すには十分過ぎるものかもしれない。だが、そこまで怖がるものだろうか。
「そんなの、たまたま時期が悪かっただけだろ。あたしが知る限り、詩月が蒼汰を呪うなんてありない」
梨英は、智章の気持ちを代弁するかのように言った。だが、蒼汰はゆっくりと首を横に振った。
「いや、オレは恨まれるだけのことをしてるんだよ。詩月はただ純粋にゲームを作りたがったのに、オレはそこに不純なものを持ち込んだんだから」
「だからって、そんなことで詩月は――」
「それだけじゃないんだよ」
蒼汰は半分叫ぶような声で遮った。その声には静かな迫力があった。
「4年生の2月くらいのこと覚えているか? 梨英の就活が決まって、久しぶりにみんなで集まれることになった時のこと」
言われて、すぐに分かった。
あの日のことはよく覚えている。最後の2ヶ月でもう一度団結するために5人で集まろうとしたあの日、結局蒼汰と詩月は来なかった。それがきっかけとなって、いよいよゲーム作りは断念することとなったのだ。
まさか、やっぱりあの日は本当に――。
「あの日、オレは詩月と一緒にいた。詩月の家までお見舞いに行ってたんだ」
半分は冗談のつもりで、2人は一緒にいるんじゃないかと話していた記憶がある。だが、まさか本当だったなんて。
「本当に、一緒にいたんだ」
「お見舞いってことは、具合が悪かったのか?」
詩月の身体が弱いことは知っていた。だが、それほど深刻なものだと、その時はまだ分かっていなかった。
「詩月はさ、その頃かなり体調が悪かったんだよ。本当は、普通に大学に通うのも難しいくらい。それなのに、ゲームは絶対に作るんだって言って聞かなくて……。ゲーム作りのことなら、絶対無茶するに決まってるのに」
蒼汰はしぼり出すように言葉を口にする。それは、震えるような声だった。
「オレはさ、そんな必死になる理由が分からないんだよ。体調以上に大事なことなんてあるわけないのに。ゲームなんて、別に作れなくたっていいだろ……!」
「だから、詩月のことを止めたんだ」
智章が確認すると、蒼汰はゆっくりとうなずいた。
あの日、2人が約束の時間に来なかったことに、まさかそんな事情があったなんて。
「悪い。迷惑をかけたとは思ってるんだ。けど、どうしても詩月が行きたがるから、ケンカみたいになっちゃってさ……」
「別に5年も前のことだしいいんだけどさ。そんなことより、山口のこと、全然気づけなかった自分がムカつくわ」
まったく、彩人の言う通りだと思った。
いくら詩月が隠していたとはいえ、長い時間を一緒に過ごしてきながら、どうして気づくことができなかったんだろう。
「気持ちは分かるけど、あんまり気にすんな。詩月は相当上手く隠してたからな。心配をかけると、ゲーム作りにも邪念が混じるからってさ」
蒼汰は弱った顔で小さく笑った。すべてを話し終えて、少しだけすっきりしたような顔に見えた。
「オレはさ、そんな詩月の努力も全部無駄にしたんだ。こんなの、呪われて当然だろ?」
やっと、蒼汰が怯えている理由のすべてが分かった気がした。
詩月にとって、ゲームを完成させられなかったことが唯一の心残りだと、編集の小田倉は言っていた。そのことを、おそらく蒼汰が知らないことはないだろう。
蒼汰はきっと、ゲーム制作を終わらせた自分こそが、詩月の未練を生み出した原因だと思っているのだろう。
(けど、なんでだろうな……)
詩月の気持ちは詩月にしか分からない。それを前提とした上でも、詩月は絶対に蒼汰を恨んでいないと断言できる。
なぜかと訊かれれば理由なんてないけれど、それは詩月がそういう人だからという他にない。
智章は少し間考えて、伝えるべき言葉はひとつしか浮かばなかった。
「蒼汰、ゲームを作ろう。詩月が言ってる通り、あの世界でもう一度5人でゲームを作ろう」
蒼汰の気持ちには想定外もあったけれど、それでも行きつく場所は同じだった。
(結局、俺たちはゲームを完成させるしかないんだ)
「オレは、別にゲームなんて……」
蒼汰はバツが悪そうに目をそらす。そこに追い打ちをかけたのは梨英だった。
「お前な、ひとのこと焚きつけておいて、自分は参加しないとかありえないからな」
そこに彩人も続く。
「だいたい困るんだよ。お前が手伝ってくれないと、俺が描いたキャラの話が完結しないんだよ」
(あれ――?)
不意に、不思議な気持ちになった。
ゲームを完成させるなんて、ほんの数日前まで、全員が無理だと思っていたはずなのに。
いつからだろう。梨英も、彩人も、そして智章自身も、本気でもう一度あのゲームを完成させようと願っている。
嬉しさや驚き以上に、ただただ不思議な気持ちだった。
「詩月の願いは、5人全員でゲームを完成させること。今さらだとか、遅すぎるなんてことは絶対にないよ」
智章はその言葉にありったけの力を込めた。
だが、蒼汰はまた目を逸らす。
「期待してもらって悪いけどさ、オレ、ゲームめちゃくちゃにしてるからな? ジンが実は敵とか、勝手に変な設定を作って、主人公のこと追い込んでるんだからな?」
そうだ。
ジンの裏切りによって、確かにノインは死んだ。だが、まだ残機は1つある。
ゲームオーバーになったわけじゃない。
「いいんじゃない? ストーリー的には、多少ピンチがある方が盛り上がるよ」
物語というものは主人公に厳しくあるべきだ。「けど……」と言う蒼汰に、智章は続ける。
「蒼汰は、自分のことを俺たちとは違うなんて言ってるけどさ。こんなにも大きく物語を動かしたんだから、蒼汰はもうとっくにこっち側だよ」
確かに、これまで創作の経験がなかった蒼汰にとって、壁を感じる瞬間は多くあったかもしれない。ただ、今の蒼汰はもうその頃とは違っているように見えた。
まさかジンが敵だなんて、詩月ですら考えついていなかったのだ。
「オレ、やっぱり純粋な動機じゃゲームなんて作れないけど、それでも参加していいのかな」
蒼汰の問いかけに、3人は思わず顔を見合わせた。それから、同時にニヤッと笑った。なにか同士を見つけたかのような、そんな純粋な笑顔に見えた。
ふと、「っていうかさ」と彩人が思い出したように切り出した。
「5人でゲームを作るには、あの世界で5人揃わないといけないんだろ? 俺、一回しか行ってないんだけど」
「あ、それはあたしも」
詩月の作ったあの世界では、出来事がすべてデータとして記録される。5人全員であの場に集まることができれば、きっと物語を完成させられるはずだ。
そのためには、あの5人全員であそこに転生する必要がある。
「大丈夫。詩月は誰よりみんなで創ることにこだわったんだから、最後は絶対に5人で行けるよ」
詩月はこれまで、必要なメンバーを必要なタイミングであの世界に呼んでいる。
梨英はメイの代わりにうたを歌うために、彩人はアインスの物語を見届けるために、そして、蒼汰はジンとして振る舞うために。
だからこそ、すべてが集約し完結するクライマックスには、詩月は必ず全員をあの場に呼ぶはずだった。
「完成させよう。俺たちのゲームを」
このゲーム制作の発案者として、智章は精いっぱいの力強い声を出した。
そして、その言葉に応えるようにして、3人は同時に「おう」と言った。
(ああ、やっとだ……)
いよいよだ。長く続いたあの世界の冒険も、今夜の転生でついに終わる。
こうして4人も揃うことは本当に久しぶりのことだったが、思い出話もそこそこにこの場はすぐに解散になった。
今はまだ懐かしさに浸るには早過ぎる。
4人はそれぞれの家に帰ると、それぞれの時間を過ごしてから、やがて眠りについた。
そして、最後の転生が始まる。
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小説の続き(ゲーム世界の物語)は、こちらをプレイしてご確認ください。
9日目の物語は、再びゲーム世界から目を覚ました後にご覧ただくことを推奨します。
https://amano-holiday.com/novelproject/index.html
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