闘い
第6話
それから、歩たちのチームは練習を重ね、だんだんと強くなっていった。
ドドーン、パンパン
大きな対戦場に、朝から盛り上がる挑戦者たち。全てのチームが、今日に向けて練習を重ねてきた。どこのチームも、チキュウ行き代表を他のチームに譲る気はない。
歩たちのチームの出番は、10番目。対戦直前まで、準備運動をするチーム、仲間同士で練習するチームなど、会場は熱気で溢れている。
ピッピー
笛の音がなる。トーナメント戦第1回戦が始まった。両チームともはげしく闘い、接戦が続いた。とうとう勝負が決まった。
勝ったチームは喜び合い、負けたチームはひどく悲しんでいた。
勝ちか負けかは最後まで分からないって、こういうことだったんだ……
飛車くんが元気づけてくれた言葉がよみがえってくる。
とうとう出番が来た。なんと相手は、歩の父と母が一緒に入っているチームだった。歩はびっくりしたが、すぐに真剣な顔になった。
「それでは、トーナメント第10回戦を開始します。」
ピー
とうとう笛が鳴った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます