06.意識



キィン、と耳鳴りがする。

金属音のようなそれが、ただでさえさいなんでいる頭痛を増幅させた。くると判っていても、気分が悪いことに変わりはない。声も出せない状態で、ランプレヒトは自身の未熟さをわらった。

実技場併設の更衣室をでてユーディットと分かれたあと、校舎に戻ることも億劫で、人気ひとけのない更衣室裏の壁に寄りかかる。ずるずると壁伝いに背の位置が下がり、うずくまってしまう。浅い呼吸をどうにか深くすることだけに意識を集中する。それ以上のことを、今は考えられなかった。

ランプレヒトは魔力枯渇寸前の状態だった。一番不得手な属性で、一番難しい魔法を行使したのだ。魔力量の消費も多ければ、精神力もごっそり削れる。本当に効率の悪い魔法だ、と内心で悪態を吐く。

世間一般からすれば、適性と相反する属性の最上級難易度の魔法を行使できるだけで、驚異である。しかし、ランプレヒトにとっては姿を隠せるだけでは駄目なのだ。姿を隠した状態で、傍聴に専念できる状態でないといけない。そうでなければ、百合観察が堪能できないからだ。

だが、術の行使具合は、いまだ彼の要望の域には到達していない。水鏡みかがみの術を発動中は維持するだけで精一杯で、周囲の音を余裕をもって拾うことは叶わないし、使用後は今のように反動がくる。身体に急激な負荷を与えたのだから、当然の反応ではあるが、ランプレヒトには口惜しいものだ。一体いつになったら、満足に使えるようになるのか。

意識的にゆっくり呼吸をくり返して、考える余裕が生まれるぐらいには気分がマシになる。そして、考えるのはユーディットのことだ。

体調の変化を彼女に気付かれていないようで、ランプレヒトは安堵した。彼女も普段と違う忍び方に緊張していたので、こちらの状態に気付く余裕がなかったのだろう。

術の発動中は、腕のなかの感触が心地よくて、思わずすがってしまった。彼女のおかげで幾分か気が紛れた。すでにそのときの感触が恋しくなり、苦痛のなかで追想する。

放っておくと浅くなる呼吸に気を付けながら、症状が落ち着くのを待っていると、さくり、と隠す気もない足音が近付いてきた。


「妙に空気が湿気しけってると思ったら、やっぱりお前か」


「アルト、兄……」


俯いていた顔をゆっくり持ち上げると、背が低いのに存在感が大きい兄が目の前に立っていた。この兄に気付かれないよう騎士訓練校での隠密を避けたというのに、次の実習授業は彼の選択科目だったらしい。ランプレヒトは兄がどこで何をしているのかなど興味がないし、兄のアルトゥルも同様だ。お互い好きに生きているのがあだになった。

この兄、魔力量は少ないが眼がよいので、ランプレヒトが水鏡の術を使っても少しでも動いたら空気の揺らぎに気付いて看破かんぱしてくるのだ。そして、魔力でなく他の五感で魔法の発動を察知するところがある。今も、更衣室内の空気の湿度が高いことで、弟が水鏡の術を使った可能性に気付いた。


「相変わらず……、野生動物並みですな」


見つかりたくなかったランプレヒトは皮肉を吐く。

水鏡の術の存在を知ってから訓練し続けている自分をみてきたのだ。毎回魔力切れを起こしては倒れるランプレヒトを運んでいたのは、アルトゥルである。術の発動により、周囲の空気が湿気ると体感で覚えていた。学園で水鏡の術が使えるのはランプレヒト一人なので、発動者の特定は容易たやすいだろう。


「ほら、医務室いくぞ」


弱った弟の皮肉などどこ吹く風と、アルトゥルは図体だけはデカい弟を背負う。力の強い兄に抵抗できず、されるがままに背負われたランプレヒトは眉を寄せる。といっても、前髪に覆われてその寄った眉根はみえないが。


「今、動かされると、吐き、ますぞ……」


「吐くなら吐け」


うぷっと気分を悪くする弟に、揺り動かさないでほしいと抗議されるが、アルトゥルは無視する。弟の症状は、ただ地面に倒れているだけで回復するものではない。

抗議を聞き入れてもらえなかったランプレヒトは、これ以上借りを作ってはならないとどうにか医務室まで吐き気を堪えた。医務室でシュターデン兄弟を迎えた校医は、魔力量で学園では五本の指に入るランプレヒトが魔力切れ寸前の状態ときいて驚く。応急処置用の魔力補給器が足りない可能性があると、ベッドに寝かせるのはアルトゥルに任せて備品室へと予備の水晶を探しにいった。

魔力補給補給器は、あらかじめ魔力のこめられた水晶をめて使う魔力切れの症状を起こした者への応急処置用魔具だ。魔力量の上限が低い者に魔力を供給しすぎないよう魔法陣に制限式が組まれている。が、魔力量上限が高いランプレヒトの場合、逆に持ち直すには通常量の水晶一つでは足りないのだ。

横たわるランプレヒトは校医に魔力補給器を処置され、予備の水晶はアルトゥルに託される。アルトゥルは実習担当の教師に、席を外すことしか伝えていない旨を校医に伝え、校医は彼が弟に付き添う旨を伝えに、医務室をでていった。彼は、弟が倒れている気がするので迎えにいく、と直感的な理由しか伝えていなかったので、校医から実際に倒れていた事実をきけば教師も納得できるだろう。

魔力補給を受け、ゆっくりとだがランプレヒトの呼吸が落ち着きはじめる。ベッドの横に座り、様子を観察していたアルトゥルは呆れる。


「ユディとかいう女のためか」


アルトゥルは、弟が大の女性好きだと知っている。基本的に女性のいる場所にしかいきたがらない。そのくせ自分には構われたくないという変な奴だ。顔を晒しさえすれば、女性は寄ってくるというのに、あえて隠している。騎士団長の父を持ち、騎士を目指す自分もいるため、犯罪行為はしない。自分たちの存在があるから、というより、一応本人なりの節度はあるようだ。

そんな弟が、更衣室、しかも同性の集まる場所で隠密をするのは異例だ。自身のためにするはずがなければ、他の人間のため。そして、おのが道をゆく弟が手を貸す相手など限られすぎていた。


「……気安く呼ばないでくだされ」


仰向けになっているため、前髪は流れ、瞼が持ち上がると不満げな空色の瞳が簡単にみえた。


「そう呼んでただろ」


「某はユディ殿から許しを得ております。これだから圧倒的陽キャは……」


フルネームでお互い名乗りこそしたが、アルトゥルは関心のない人間の名前を覚えない。どうにか思い出せたのが、弟が呼んでいた呼称だった。だからそれを使ったのだが、弟は気に食わなかったらしい。


「お前は、お袋から謎の言葉を覚えすぎだ」


言っている意味が解らん、とアルトゥルも不満を返す。母親といい、弟いい、どの分野かも解らない謎の専門用語を使う。弟にいたっては口調まで奇怪おかしくなる始末だ。意味をただせば、解る必要はないと返る。なので、彼も理解するのは諦めた。

ともかく、弟なりの語彙ごいののしられたことだけはなんとなく感じ取った。呼称ひとつで悪態あくたいくとは、なんとも心が狭い。


「女に興味あったんだな」


「アルト兄も、他人ひとのこと言えないでござろう」


意外そうに驚かれて、ランプレヒトは兄も大概だと返す。


「俺は、性欲はあるぞ」


しかし、アルトゥルからすれば、弟の方が珍しい。なんせ、性欲があるかすら怪しかったのだから。

ランプレヒトは、花壇に咲く花を眺めるような関心しか女性にもったことがない。ひたすら彼にとって綺麗なものを眼にしていたいというのは、執着ではあるが、そこに自身を含めない。むしろ、ずっと自分が女性に関わることを禁忌タブーとすら思っている節すらあった。

これまで弟にとって、女性は眺める対象であり、関わる対象ではなかった。そんな弟が唯一、複数ではなくたった一人に自ら近付いているとは青天の霹靂だ。


「某とて、ない訳ではござらぬ。単にいなかっただけで」


性欲が働く対象がこれまでいなかっただけだと、ランプレヒトはユーディットに出逢って気付いた。自分も生物学的に男だと、彼女に逢って自覚したのだ。

ユーディットに気付かれるより少し前から、ランプレヒトは彼女の存在を知っていた。なんせ、自分と行動パターンが同じなのだ。薔薇観察に夢中になってユーディットは気付いていなかったが、彼女の黒目が黒曜石のように輝くさまを百合観察のかたわらみていた。その輝きを知るのは自分だけでいいと思った。

瞳が輝く様をひたすら眺めていたい気にも、その瞳に自分を映したい気にもなる。彼女に対してだけは、百合妄想が働かないと気付いた頃、彼女にみつかった。

同じ行動をとる彼女と話が合うだろうとは思っていた。それでも、嬉々として表情を輝かせる彼女を前に感激した。自分は、母親で薔薇嗜好を受け入れることができるが、同じことを相手ができるとは限らないからだ。分野が同じでも真逆の方向性を支持している相手なら、非難し拒絶することだって充分に考えられた。しかし、ユーディットは自身の嗜好に置き換えて理解しようと試みてくれる。好きなものを否定される辛さを理解している人だった。

自分が辛いことに遭った場合、他人も同じ目に遭えばいいと思う人間もいるし、そうでなくとも、自分のことを棚に上げて他人の価値観を否定する人間の方が当たり前だ。ランプレヒトは、家族間ですら価値観の相違がある環境で育ったので、価値観はそれぞれだと理解していたが、学園に入ってそれが一般的ではないと知った。

自分と似た価値観だろう、相手と同じ価値観でないといけない、という無意識の同調圧力がそこかしこにあった。恋人ないし婚約者を作ろうと奮起する同級生らは、単に周囲から取り残されたくないだけのようにみえる。彼らの会話には、異性の好みはあっても、特定の対象をどう好ましく思うかという具体的な話題はなく、現実味がない。誰でもいいと口にしながら、特定の意中ができてその相手に拒まれることに怯えている。

安易な否定と、曖昧な肯定。ランプレヒトはそんなものはいらなかった。

ユーディットからすれば、自身がされて嫌なことを相手にしないだけのことだろう。けれど、否定される辛さを知っていることと、理解していることは違う。知っていても傷付ける人間は傷付けるのだ。

だから、また話したいと思った。そうして、その願望が増してゆき、気が向けば話す相手から、約束して定期的に話す相手へと変わっていった。話すだけでは足りなくなって、手に触れれば、またその手を繋ぎたくなった。


「やわらかかったでござるな……」


吐息とともに感想を零す。

指が短く小さい手も柔らかかったが、小柄な身体はいとも簡単に自分の腕のなかに収まり、どこを触っても柔らかかった。


シュターデン家ウチから犯罪者だすようなことはすんなよ」


弟の呟きに、アルトゥルは名前もロクに憶えていない少女の安否が気がかりになる。お団子頭の少女ははたして無事なのだろうか。


「承知。ユディ殿に嫌われたくはないですからな」


道を踏み誤らない理由が、兄から鉄拳を食らうことへの恐怖ではなく、想い人への印象に左右されているあたり、本当に大丈夫か疑わしく感じる。見るからに他人を利用するような悪質さはない少女だったから、彼女からそそのかされる心配はしていない。アルトゥルが心配なのは、弟の執着心の強さだ。

知らず、嘆息が漏れる。


「どこがいいんだか」


アルトゥルも他人のことはいえないが、本当にどこにでもいるような少女だ。話すと少し変わってはいたが。


「分からずとも結構」


彼女のよさを知るのは自分だけでいいと断言するランプレヒト。もとより興味などないが、アルトゥルは弟の想い人に近付きたくないと感じた。弟の独占欲が果てしなくめんどくさい。

ずいぶんとはきはき喋るようになったので、顔色を窺うと血色が戻っていた。補給器を確認すると、ちょうど水晶の替えどきだった。アルトゥルは、校医が予備で用意した水晶に嵌めかえて、席を立つ。


「歩いて帰れねぇようなら、呼べ」


「アルト兄、感謝いたす」


医務室まで運んで看病してくれたことに、ランプレヒトは素直に感謝を示す。鍛錬を勧めてくるところはいただけないが、なんだかんだと頼りになる兄なのだ。

おう、と短く答え、軽く手を振る。その素っ気ない背中が頼もしくみえるのだから、兄という存在は不思議だ。兄の背が消えてから、ランプレヒトは自身の状態を確認する。会話する余裕が生まれるほどには気分がマシになったが、いまだ気だるさが残る。

今は回復に専念すべきと判断して、瞼を閉じる。瞼裏の闇のなか、夢で彼女の感触を追想できることを願うのだった。



ランプレヒトは、翌日には回復した。

学生の本分である授業を受け、授業が終わると医務室を訪ね昨日消費した分の魔力を水晶に返した。校医は、昨日の今日だったため後日でも構わないと気遣ったが、ランプレヒトの回復した魔力量であれば、難なく供給できた。もともと応急処置に必要な分の魔力しか水晶には込められない。それが二つ分だったとしても、たかが知れた量だった。効率の悪い魔法を使ったから倒れたのであって、この程度の魔力消費はランプレヒトには支障がない。

一日で回復した他者に譲れるほどの魔力の多さに驚くか、倒れるほどに効率の悪い魔法を自らすすんで使う無謀さに呆れるかは、意見が分かれるところだろう。

野暮用のためにいつもの渡り廊下にいくのが遅くなった。ランプレヒトが日課の百合観察のために、渡り廊下の出入口に向かうと、先にきているユーディットの様子が違った。

普段なら男子生徒らの観察に没頭し微動だにしないというのに、今日はそわそわと落ち着きがない。観察に身が入らないのか、時折、視線も首ごと動く。


「ユディ殿? いかがなされた」


いつもなら観察の邪魔にならないようにして、自分も百合観察に専念するところだが、様子が気になって彼女に声をかけた。ユーディットは、ランプレヒトの声に反応して、びくんと身体を跳ねさせる。


「れぅ、レレレヒト君、ごきげんよう! いいお天気ですね!」


視線を泳がせながらされた挨拶は、的外れなものだった。生憎と、今日は曇天どんてんである。

ここまで過敏な反応をみれば、嫌でも判る。昨日のことが原因で、彼女と視線が合わないことぐらい、ランプレヒトも勘付いた。昨日の行動については、自制が緩んでいたと自覚している。

ユーディットは令嬢のなかでも、他人との交流を最低限にしていたため異性への免疫がない。正確には異性として扱われることの自意識がないに等しいというべきか。そんな彼女に下心をもって接すれば、警戒されるのも当然のことだ。

さて、どうしたものか。ランプレヒトは、彼女の警戒具合を測る。自分をみて逃げ出さないということは、想定よりは警戒されていないようだ。挨拶を返してくれたことといい、彼女に、友人を避けるという選択肢はないらしい。ただただ、どう対応するかに弱り、困っているだけにみえる。

拒絶されなかったことに、ランプレヒトは内心気を良くする。


「観察はよいのですかな?」


「えっ、あ、そうですね……っ」


きっと自分に遭遇したときの対処で悩んでいたのだろう。その答えがでないままに、自分がきたものだから、提案しても元の観察に戻るに戻れないでいる。

彼女には笑っていてほしいとこれまで思ってきたが、こうして自分のことで悩んでくれる様子もいとしく感じる。


「この曇り空ですと、東屋への集まりも悪いことでしょう。今日は、お目当ての観察相手がおりませんでしたかな」


「そっ、そうなんです!」


助け舟を出すと、ユーディットは素直に乗り、しっかりと首を縦に振った。その様子すら愛らしい。

ランプレヒトは考えあぐねる。彼女はどこまでなら許してくれるのだろう。

これからも彼女に対する下心を隠すつもりはない。けれど、身長が無駄にあるだけの自分はどうすれば、彼女に意識してもらえるのか。彼女の異性を意識する基準が判らない。

薔薇妄想の対象ならば、美形の方が好ましいようだが、それはランプレヒトにもいえることだ。愛でるなら美しいものの方がいいが、組み合わせでみるなら両者に美醜の隔たりがあり、一方が劣等感をもっているのもよいと感じる。そういった関係性すら楽しむために、ユーディットも同様に審美眼が備わっていることだろう。

父親譲りの顔を使って、彼女が意識してくれるならいくらでも顔を晒すが、戸惑う今のユーディットではむしろ逃げられそうだ。警戒心を緩めるためにも、見慣れたいつもの自分でいいだろう。ランプレヒトは直感的に、そう判断した。


「おや、某の目的の百合カプもいないようですな。せっかくここまで足を運んだことですし、途中でお茶でもして帰りましょうか」


実際、東屋の利用者は少なく、男女の集まりが一組か二組いる程度だった。互いの観察対象がいないことを理由に、ランプレヒトが手を差し出すと、ユーディットは一瞬伸ばしかけた手を引っ込めて、躊躇ためらいをみせた。

ユーディットは、弱った眼差しを、差し出された手に注ぐ。

迷うあたり彼女は優しいと、ランプレヒトは思う。そして、自分以外の人間にもこうならないか心配になる。観察側に慣れた彼女は、自意識が恐ろしく低いのだ。外見は普通の令嬢であることに変わりはないのに、異性に対する危機意識がなさすぎる。だから、自分の下心を垣間見ただけで、狼狽うろたえてしまう。

ランプレヒトは、ゆったりとした口調で、ほがらかに微笑む。


「ユディ殿が嫌がることは、何もしませんぞ」


「……あ、そうですよね……っ」


気を回しすぎた、とユーディットはほっと安堵をし、自身の手をランプレヒトのそれに重ねた。すると、その手はお互いの指を絡ませるような組み方にされてしまう。これまでよりずっとしっかりした繋ぎ方をされ、困惑する彼女を手ごと自分の方に引き、ランプレヒトは耳元へささやきかける。


「なので、ちゃんと嫌がってくだされ」


せっかくされた意識を、安堵に塗り替えきる前に、ランプレヒトは釘を刺す。警戒しなければ、自分はどこまでもつけ入ると。

はく、と一度空気を食んだユーディットは、じわりと頬を紅潮させる。引き結んだ口元は、何を堪えるためか。気付けば、頬どころか顔が真っ赤になっていた。

真っ赤な顔で弱る彼女に気付かないフリをして、ランプレヒトは手を引いて歩きだす。これ以上意識させてはこくだ。

手を振りほどかないことも、今の表情も、すべてが彼を喜ばせていると、ユーディットは知らない。それは、全身で意識してると訴えているようなものだ。薔薇妄想に浸り楽しそうな彼女もいいが、自分のことが占拠している彼女もとてもいい。

誘った通り、ランプレヒトは帰路の途中にある食堂に向かう。この時間ならば、食堂もいていて、ゆっくりお茶ができることだろう。

食堂までの道中、ランプレヒトは手の中の感触を堪能することにした。



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