12話

オルフェンズ救急病院につきフィリップを見つけると急いでミアのところに向かった。

救急治療室へ着くと、ミアは複数の管に繋がれて、傷だらけの状態で眠っていた。

心拍数を見れば、虫の息だということはすぐにわかった。

「私のせいだ…」そう小さな声でつぶやくとミアの指が少し動いた。

私はすぐにミアの手を握った。

「お願いだミア、目を覚ましてくれ。私を1人にしないでくれ。」

悲痛な声を上げる私の背中を優しくフィリップは撫でてくれた。

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