8話
その夜、私はミアに花嫁衣裳を着せる夢を見た。美しく成長したミアは、最初に服を買い与えた時と同じ顔をして純白のドレスを身に纏い、私の頬にキスをした。私は嬉しくて、思わずミアを強く抱き締めていた。少し苦しかったのか、私の腕の中で小さくジタバタさせたあと、私に抱きついて何かを言った。その何かがよく聞こえず、聞き返そうとしたところで目が覚めた。
私が、眠け眼でフラフラと廊下を歩いているとドタドタと近づいてくる足音と
「おっさん、おはよう!」という元気な声が聞こえ、私の身体にトンと小さな衝撃が走った。その衝撃のせいで少しよろけてしまったが、そのまま後ろをふりかえってみると私の腰に抱きつくミアの姿が見えた。
「あぁ、おはようミア。相変わらず朝から元気だな。」そう言って苦笑していると
「んふふ、でもおっさん、嫌いじゃないでしょ?」とニヤッとしながらミアは、そう言った。
「あぁ、嫌いじゃない。むしろ、その元気を分けてもらってるほどだ。」
「ふふ、嬉しい」
そんな微笑ましい会話をしながら、私は身支度をしに自分の部屋へ向かった。
「おっさんまだー?」と退屈と言ったようなミアの声がドアの外から聞こえてきた。恐らく、待ち疲れたのだろう。これ以上、放ったらかしにすると拗ねてしまうので、私は急いで服を着替え、ネクタイを絞めた。
「待たせてしまって、済まないな。さぁ、朝食にしようか。」そう私が言うと「うん!」という元気な声が返ってきた。
2人揃って朝食を食べたあと、ミアが朝食中に読んで欲しいと言った本を両脇に抱えて持ってきた。あまりの多さに驚いたが、昨日寂しい思いをさせてしまったお詫びとして、その本を全て読み聞かせた。途中、絵本の挿絵に翡翠の瞳をキラキラさせてその絵を指でなぞっていた。
「で?次は何を読んで欲しいんだ?」
そう私が聞くと、ちょっと待っててと言って図書室に消えた。暫くして、分厚い本を3冊ほど抱えてフラフラしながら、図書館からミアが帰ってきた。
「おっさん、これ読んで」と少しダミ声になりながらドスンと重たい音を鳴らして本をローテーブルの上に置いた。
「これを全部読むのか!?」そう私が驚いていると、ミアは満面の笑みを浮かべて力強く
「うん!」と言った。
さすがにこんな分厚い本を一日で読める自信が無い。そう私が唖然としていると、
「おっさん、だめ?」とミアが猫なで声と上目遣いで聞いてきた。幼い頃からのあざとさは変わらず発揮され、私もつくづく弱いなと思いながら、「いいだろう。読んでやるから、膝の上に来い。」と言って自分の太ももを軽く叩いた。すると、ミアは少し恥ずかしいのか躊躇う雰囲気を見せた。
「膝に乗らないと、読んでやらんぞ。」と意地悪に笑うと「やだ!読んで!」と言って私の膝にいそいそとあがり、ちょこんと座った。
そして、1番ページ数が少なそうなものから順に読んでいった。
分厚い本の中には図鑑があり、内容は私が作るような機械人形や計算石を使った特殊な懐中時計に羅針盤など様々な道具がイラスト付きで紹介されていた。読んでいる間、チラッとミアを見てみると昨日作ったクッキーを食べながら、小難しい文章を必死に理解しようとしていた。
「ミア、疲れただろう?少し読むのをやめて出掛けようか。」と言うと、ミアが勢いよく振り返って「うん!行く!」と言った。
「じゃあ、どこに行きたいんだ?」
「うーん…ミア、この絵本みたいに船に乗って海を見たいな。」そうミアが読み終わった絵本を指さして言った。船か…今の天気なら出ているだろうが、甲板に多くの人が集まると考えると吐き気がする。しかし、ミアが行きたいというのなら我慢するしかないだろう。一応吐き気止めを飲んで、なるべく視界を遮るメガネでもかけて行こう。
「分かった。準備してくるから少し待っていろ。」
「うん!わかった!」そう返事したが、ミアすぐに少し困った顔をした。
「どうした?」
「ねぇおっさん、ミア、帽子持ってないかも。」そう不安げに言った。あぁ、そういえばカチューシャなどは買っていたが、帽子だけ買っていなかったな。
「ならミア、今から帽子を買いに行こうと思うんだが、着いてくるか?」と聞くと、今日の天気と同じ、いや、それ以上の笑顔を見せて「うん!着いていく!」と言って走ってクローゼットのある部屋へ行った。
暫くして、ミアが淡い水色のフリルが控えめなワンピースを着て、ローヒールの靴を履いて出てきた。本当にミアは、何を着せても似合うなと思い、見とれていると
「おっさん、早く!帽子買いに行こ!じゃないと、船に乗れないよ!」そう頬をふくらませて、急かしはじめた。
「分かった、分かった。急いで帽子を買いに行こう。そして、遊覧船にでも乗って海を見ようか。」
「うん!」
「私とミアは出掛けてくる。私達が帰ってくるまで、お前たち、留守番を頼んだぞ。」
そう私が言うと、Silkyたちが
「「イッテラッシャイマセ、マスター。」」と言って微笑みながら、私たちを見送ってくれた。
馬車を走らせ、急いで行きつけのブティックに行った。
店に入ると、ミアはすぐに帽子のあるコーナーに小走りで行った。
「ミア、これがいい!」そう言って手に持っていたのは、服と同じ色のベレー帽だった。
確かに、服には似合うと思うが、甲板に出ると考えると麦わらの方がいいのではないだろうか。そう思い、麦わら帽子を手に取り
「こっちの方が帽子のつばが影になって涼しいし、何より日差しで肌が焼けないと思うが、どうだ?」と聞くと、ミアは少しムゥとした顔をし
「これも買ってくれるなら、今日はそれを被る。」と言った。
今まで我儘を聞いてやれる時間もなかったため、私はミアの選んだ帽子と麦わら帽子を買ってやった。
店を出ると、ミアはすぐに帽子を箱からだして被った。まぁ、自分の選んだベレー帽だったが。
「ミア、今はそれを被っていてもいいが、船に乗る時はこっちの帽子をかぶるんだぞ。いいな?」そう私が言うと「分かった!」と満面の笑みで返事をした。
船着場は、ここから歩いて行っても出航には十分間に合う距離にあるため、ミアと手を繋ぎ、たわいのない話をしながら歩いて行った。
「ミア、着いたぞ。」そう私が声をかけると
「おっさん、あそこから一瞬だったけど海が見えたよ!」とミア私の手を繋いだまま、飛び跳ねてたり、繋いでいる手を強く振ったりしてはしゃいでいた。ミアがはしゃいでいる間に船に乗る橋がかけられ、私は手を繋いだまま、先程からずっとはしゃいでいるミアを呼んだ。
「ミア、もうそろそろ船に乗るぞ。」そう言ってミアを抱き上げると、
「やっと船に乗れるんだね!ミア、楽しみ!」と言い、ふふっと笑って船を見つめていた。
ミアが、船酔いしないか心配だったが、それは無用だったようで、甲板に出た途端ミアは、走って海を見に行っていた。
私はと言うと、船酔いと人酔いが同時に起こったため、ミアの近くにあるテラス席に座って項垂れていた。
「ねね、おっさん!来て!イルカが見えるよ!」
そう言い、ミアが私の手を引っ張って船の手すりのところまで連れていった。
酔っていたせいで、若干吐きそうになったがそれを抑えてミアについて行った。
「おっさん、あそこ見て!ほら、イルカ!」
私は、興奮気味に喋るミアがあまりにも愛おしく、連れてきてよかったと思った。
「海っていいなぁ。風も気持ちいいし、キラキラしておっさんの作った懐中時計みたい。」そうニコニコと笑いながら喋るミアを私は、おもわず抱きしめてしまった。
「おっさん、どうしたの?」といきなり抱きつかれて驚いたミアは私にそう言った。
「すまない、あまりにも可愛かったもんでな。ほら、ミア。こうするともっと海を見ることが出来るだろう?」そう言って私は、ミアを抱き上げて海を眺めた。そういえば、昔まだ父が生きていた頃、私もこうやって海を見に来てはしゃいでいたな。そう思い出に耽っていると、降りる時刻となってしまい、私はミアを抱き抱えたまま船を降りた。降りた直後、「おーい、クロノス!」と聞き覚えのある声が聞こえてきた。
振り返れば、フィリップとその妻のナンシーが手を振りながら私の方に向かってきた。
「なぁ、クロノス、こんなところで会うだなんて珍しいな。どうした?口説きたい相手が見つかって追いかけてきたのか?」とフィリップは言い、私を茶化してきた。
「そんなわけないだろう。ただ、ミアが海を見たいって言ったから一緒に海を見に来ただけだ。」そう言い返すと、フィリップの横にいたナンシーが
「もう、あなたったら。そんなにクロノスさんを揶揄っちゃダメよ。」と言って怒った。
「あぁ、ごめんごめん。で、クロノス。お前が抱き上げてる子が前話したミアって子か?」とフィリップがそう聞いた。
「あぁ、そうだが?」と私が返事すると
「ねぇねぇ、おっさん。」と今まで黙っていたミアが突然口を開いて、私を呼んだ。
「なんだ?」そう聞き返すと
「このおじさんとおばさんだあれ?」と聞いた。その瞬間、私は声を上げて笑ってしまった。
「そうか、そうか。おじさんか。」と私が腹を抱えて笑っていると、フィリップがむぅとした顔をして
「なんだよ!俺は、まだおじさんって年齢じゃないぞ!」と言った。その横で私と同じようにクスクスと笑うナンシーが、フィリップに
「この子からしてみれば、私たちはもうおばさんとおじさんなのよ?」と言い諭した。
ミアは、私達の状況についていけず、眉間に皺を寄せてムスッとしていた。
ひとしきり笑ったあと、私はすっかり拗ねてしまったミアに謝った。
「置いてけぼりにしてすまないな、ミア。こいつは、私の幼なじみのフィリップだ。その横にいるのが、フィリップの奥さんのナンシーだよ。」そう私が言うと、ふぅんと呟き私の首に抱きついて「はじめまして、あたしはミア。」と警戒心丸出しで挨拶した。私はその姿を見て、少し笑い、「フィリップ、お前嫌われてるんじゃないのか?」と言ってフィリップに先程の仕返しをした。私が仕返しをしたあとフィリップは、えーと言いながらミアに近寄り、「ミアちゃん、おじさんと仲良くしようよ。」と不審者っぽいことを言った。そのせいで、不信感によりミアの眉間の皺がさらに深くなった。
「ねぇ、おっさん。このおじさん、おっさんよりも気持ち悪い。」そう言って、ぷいっとそっぽを向いてしまった。
それの姿を見たナンシーが「あらあら、ミアちゃん、ごめんなさいね。もう、あなたったら。」と呆れられ、子犬のように落ち込むフィリップを見て可哀想に思った私は、
「ミア、私から一つお願いがあるんだが聞いてくれるか?」とミアの顔を覗き込むような形で声をかけた。そうすると、ミアは振り返り、「なあに?」と返事をした。
「ミア、フィリップは私の唯一の友人なんだ。だから仲良くしてやってくれないか?あいつと仲良く出来たら、お前の好きな食べ物をなんでも食べさせてやろう。」そう私が言うと、ミアは少し悩んで
「アイスクリーム。バニラのアイスクリームを買ってくれるなら、ミア、そこのおじさんと仲良くする。」
軽く上から目線のような気がしなくもないが、食べ物に釣られたミアは、フィリップの方を向いて
「バニラのアイスクリーム、おじさんが買って?そしたら、ミア、おじさんと仲良くするよ?」と条件を出して、アイスクリームを強請った。
そのミアの言葉に、フィリップもナンシーもびっくりした顔をしていたが、ナンシーは笑って「あなた、どうするの?」と言われ、フィリップはミアと仲良くできるならと思い、「本当かい?じゃあ、フィリップお兄さんがミアちゃんのためにバニラでもチョコレートでも奢ってやろう!」と敢えて、おじさんと言わずお兄さんと自分のことを呼び、嬉しそうに言った。その姿を見たミアは、不機嫌から上機嫌にシフトチェンジした。
その後、フィリップはミアにアイスクリームだけでなく、ショートケーキやタルトなどありとあらゆるお菓子を買いあたえ、ミアはそれを嬉しそうに食べていた。
そして私とナンシーは、昼食を取っていないことに気づき、他にも食べたいものを強請っているミアと子供のようにはしゃぐフィリップを呼んで、近くのカフェに入った。既に中は満席になっていたため、テラス席を2つ取って私とフィリップ、ミアとナンシーに別れて昼食をとった。
頼んだ全てのものを食べ終わり、珈琲を飲んでいると急にフィリップが小さな声で話し始めた。
「なぁ、お前あの公爵令嬢が結婚したの聞いたか?」
「いや、聞いていないが。それがどうした?」
そう聞き返すと、フィリップが周りを確認して私に耳打ちしてきた。
「俺も最近詳しく聞いたばかりなんだがな、あの女、お前に振られてから気が触れたらしくてな。それで手当り次第、男を食ったらしいんだ。んで、どうもその中の一人がやつの毒牙にかかっちまったみたいでさ、強制的に結婚させられたみたいなんだよ。」と言った。
「それはご愁傷さまだな。で?どんな相手なんだ?たとえあの女が気が触れただけだとしても普通、親が許さない限りは結婚できないだろう?」そう私が言うと
「いや、すごい剣幕で父親を怒鳴り散らかしてたらしい。隣にいた男もビビってさ、ミアちゃんがいるからあまりはっきりとは言えんが、股の物が冷えたらしい。やばいよな。」と笑いながら話した。
「よほど、その男と結婚したかったんじゃないのか?」と聞くと
「いや、まぁそうなんだろうけどさ。けど、一周りも下の男と結婚するとか相当焦ってたとしか言えないんだがな。」
「なんで、焦ってたんだ?別に、焦る必要性もないだろう?」
「俺もわかんねぇよ。ただ、噂によるとその男にはもう1人女がいたらしくてな。そっちが本命だったらしくて、というか、フィアンセだったかな?だから、フィアンセの女に取られたくなくて結婚をせがんだらしい。」
「ふぅん。つまり、その年下の男と結婚したくて、フィアンセの女の家に圧をかけたのだろう。あの父親ならしかねんしな。」
そう私が呆れていると、たしかにとフィリップが笑いながら言った。
「でもな、俺が思うにあの夫婦は続かないと思うぜ?」
そう言って、珈琲のおかわりを注文した。
「なぜそう言えるんだ?」と聞くと
「だって、未だに男の方はフィアンセだった女の子と会ってるって噂がたってんだよ。つっても、実際そうらしいんだがな。」
なるほど、男の方はあの女といずれは離婚して元フィアンセの方に行きたいのだろう。だが、それをあの親子は許すだろうか?そう私が思案していると
「ま、結婚した以上あの家からは逃れられねぇよな。あの女もその噂は聞き付けてるみたいでさ、どうにかその男をつなぎとめるために毎晩子作りに励んでるらしいぞ。」そうフィリップが私の耳元で囁いた。私は、最後の言葉に思わず、飲んでいた珈琲を吹いてしまった。
「ゴホッゴホッ、今なんて言った?離婚させないために子供作るだと?」
珈琲を吹き出した私を見てフィリップは腹を抱えて笑った。
「あはは! そうそう。離婚させないための手段に子供を使ったんだよ。」
私は、あの女のあまりにも安直的な考えに頭を抱えてしまった。
「子供を作ったとしても、捨てるヤツは捨てるだろう?普通に考えたらわかる話だろうに。子供がいれば、自分の元から離れないとでも本気で思っているのか?」半分キレていると
「多分な。親子揃って馬鹿なんだからしょうがねぇじゃねぇか。」と言い、ふんっとフィリップは鼻で笑った。
「そういや、あの女が結婚したのもそうなんだが、お前食事会に聞いたんだろ?新しい事業始めるって。」と思い出したようにフィリップが言った。
「確かに、そう聞いたが…それがどうした?」と聞くと
「結婚した相手がさ、どうもお前と一緒で機械人形を作るやつらしくて娘の剣幕に押されただけじゃなく、新事業のためにも結婚を承諾したらしい。」
「それで?」
「んで、結婚式あげた翌日から、そいつは研究室でずっと機械人形を作らされてるらしい。お前がかなり昔に作った試作品を元にしてるらしいんだが、どうも上手く作動しなくて常に爆発騒ぎを起こしてるんだと。」
「あれは、失敗作なのになぜあれをベースにするんだか。」
「お前が、いつも最高傑作だって言ってるSilkyだっけ?その子を見せて貰えなかったからじゃねぇのか?」
「誰が、Silkyたちを見せるか。見せたら触り出すし、果ては欲しいと言い始めるだろう。あの子たちは私の娘と同等だ。汚い目で手であの子たちを汚して欲しくない。」
「お前って本当…まぁ、これ以上言うと面倒になりそうだから辞めるわ。」とフィリップはそう言ってケラケラと笑った。
「ふん。あの失敗作を元にしてるなら、兵器を作った方がいいんじゃないのか?」と私が馬鹿にしたように言うと
「え、あれって兵器になんの?」とフィリップは目が飛び出るほど見開いて驚いていた。
「あ?あぁ、コアの作り方によっては爆発物になるな。確か、最近作ったばかりのロビンがそうだな。ストレスに苛まれながら作ったら危険物になってしまった。」と言うと
「おいおいおい、それやばいんじゃねぇの?」と心配そうな目で言った。
「今のところはそんな心配はないし、今日帰って安全装置をつけるつもりだ。」
「そうか…まぁそれだったら少なからず安心だな。」と言ってほっとした顔をした。
すると後ろでキャッキャ、キャッキャ楽しそうにナンシーと喋っていたミアが振り返り
「おっさん、もうそろそろ帰ろー?」と言ってきた。フィリップと夢中なって話していたせいで、ミアを随分待たせてしまったみたいだ。
「随分待たせてしまってすまんな。さて、Silkyたちに土産でも買って帰ろうか。」そう言うと、勢いよく椅子から降りて私の元に小走りで来ると、口元にクリームをつけた状態で「うん!帰ろう!」と言った。
私は、ミアの口元に着いているクリームをポケットチーフで拭いてやると、頬を紅に染めふふっと笑った。
その後、フィリップ夫妻と二三話をしたあとミアと手を繋ぎ、Silkyたちのお土産を買いに行った。
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