ここまでの登場人物まとめ
〇ハルート
主人公。
初代勇者の一族の末裔にして転生者。
大好きなゲームの世界に転生したけど戦闘システムが違いすぎて泣いている。
当初は人の心をまったく理解できていないバケモンみたいな側面を有していたが、マリーメイアとの和解後は若干マシになった。でもすぐ他人を崇拝するのはやめようね!
剣技はそこそこレベルで、オーバースペックな体と最上位に位置する各種スキル群をフル活用して無理矢理達人クラスの連中と渡り合っている。
スキル一切抜きで純粋に技量比べをした場合、体のスペックがあるのでそこそこいい線はいくけどザンバに勝てるかどうかは微妙。剣術師範とかに動きを見られるとめちゃくちゃ渋い顔をされる。
最近は親友と共同作業できたりライバルっぽいやつとちょっと心を通わせたりとメンタル安定期。多分教師になってから一番落ち着いている。
メンタルがゴミでもスキルのおかげで戦闘力には大して影響はないのが救い。
幼少期は勇者の一族きっての俊英、初代勇者の再来ともてはやされ、確実に人類を救えるようにと虐待を通り超えた訓練を受けてきた。多分原作ハルートもこういう目に遭ってやさぐれていったんだろうな~とか他人事みたいに考えながらそれらを全部乗り越えた。
実家との関係は普通にいい(なんで??)のだが、冒険者引退を報告した時は『アンタはどうせ世界を救う道に戻るよ』みたいな最悪のレスが来て苦い顔になった。
ジョブはブレイバー。
レベル101相当(原作ゲームにおける上限値は99)。
主な使用術技
・救世装置(偽)
あらゆる物質に『勇者の剣』という概念を付与するスキル。
見た目が大きく変化するわけではないが、効果が発動した後は光り輝くラインが幾何学的に対象物質に浮かび上がるようになる。
拡張詠唱を用いることで
勇者の一族に代々伝わる秘儀だが、四代前ぐらいに(真)から(偽)に代わってしまった。
自分の手で触れたものだけではなく、蹴りつけた振動を介して地中の小石を変換したりと小回りもきく。ただし破壊の光を収束・放射するという機能だけは一切変えられない。
救世装置の制限は無数にあるが、そもそもハルート一人では解除できないものもある。
魔法使いが開発した複合連鎖アクティブスキルは魔法使い、女騎士、僧侶、マリーメイアとそれぞれ発動する四種類が存在する。これらは制限されている本来の出力を解放する際、ハルートの人格を磨り潰しかねない(=文字通りに救世装置へと仕立て上げかねない)過度な負荷を分散させる意味合いもある。
・光輝輪転体躯
精神状態と身体能力を切り離すスキル。
いかに劣悪な環境であっても、当人が忌避する環境であっても、その能力を十全に振るうことを可能とする力。悪夢ごときで歩む速度を緩めることは許さない。
副次的効果として、精神状態がフラットの際に発動する勇者としての再生能力をフル活用することができる。
オーバーロードさせた場合には回復サイクルが過剰な状態となり、身体各部を回復後ではなく回復中の状態で安定させる。そのため外から見ると、身体各部が発光した状態になる。
前衛が自前で持つ回復スキルとしては破格の性能を誇るものの、本職であるマリーメイアに比べれば流石に劣る。
・アナイアレイション・メサイア
マリーメイアと共に発動する複合連鎖アクティブスキル。
開発者は旧パーティ所属の魔法使い。指先一つで大陸を物理的に移動させられる彼女が一晩ぶっ通しの作業を経て組み上げた(魔法使いはその後三日寝込んだ)。
ハルートの救世装置(偽)による広範囲殲滅攻撃とマリーメイアによる超速回復を組み合わせることで成立した、自分の身体すら破壊しながら周辺を焼き尽くす超過破壊攻撃連発形態。
もともとはハルートが自己回復速度をオーバーロードさせて「自分の体を傷ごと破壊して回復する」という挙動を見せたのを、魔法使いがアイディアとして取り入れたのが発端。
旧パーティ四人の技術やそれぞれの組み合わせと比較しても、この形態こそが最も殲滅力に長けている。
あまりマリーメイアのイメージにそぐわないこの形態がハルートは好きではないが、威力に関してだけは認めている。
マリーメイアはあまりの威力の高さに恐れを抱いているが、ハルートと唯一共に戦える形態ということで非常に気に入っている。
魔王がフル稼働で魔族増やして歴代最高数ぐらいまで魔王軍の勢力を増やしたとしてもアナイアレイション状態のハルートとマリーメイアを突っ込ませたら多分一週間ちょっとで殲滅可能。
・魔剣:
魔王の不死性を完全に否定するため、ハルートと魔法使いが共同で構築したオリジナル魔法。
あらゆる光を吸収・物質を分解する効果を剣に付属させ、切り裂いたものを残らず消滅させる不死殺しを目標とした実験的魔法。
ハルートはブラックホールソード、女騎士はハイパーダークネスブラックエターナルブレードと呼んでいる。
実際のところは魔王に通用するレベルには達することなく、アンデッド相手にも弾かれる場合があった失敗作である。
この魔法を開発した後に僧侶が加入し、その完璧な不死殺しを目の当たりにしてハルートは泣いた。
〇エリン
メインヒロインその1。
金髪で明るい性格。お洒落にも気を遣っている。
幼少期にソードエックス家に拾われて以来、訓練漬けの日々を過ごしてきた。
その反動で家を出て冒険者学校に入学し、無事にギャルデビューした。
刀を用いた戦闘において天性の才覚を持つ。
実家の関係を清算して以降は精神的に安定し、順調な成長を見せている。
休日なんかはかつてのトラウマだったソードエックス家の戦闘部隊相手に対多数戦闘訓練を行い、全員をボコボコにして逆に物足りなさそうにしているらしい。
ザンバとの関係も良好なものになり、よく模擬試合を行っている。まだ駆け引きの面で劣っており、単純なスペック勝負に持ち込めれば勝機が見えないこともないが、義兄がそういった局面を許すのは当面は先になりそうな気配を見せている。
ハルートの授業を通して奥義の連打に関してコツをつかんでおり、さらに縦一閃と横一閃の切り替えも習得。縦縦横横や縦横縦横や縦×∞or横×∞など様々なパターンを用いて、敵の防御を無理矢理にこじ開けて攻撃を通す戦法を多用するようになった。
シャロンとクユミから「脳筋ゴリ押し野蛮戦法」と弄られ真剣に自分の身の振り方を見つめなおしたが、結局はこの戦い方が合理的で強いので特に辞めなかった。
レベル48→71相当。
主な使用術技
・横一閃
本編開始前から習得済み。原作ではレベル15程度で習得可能な最初の強スキル。適当に振っているだけで雑魚を狩れる。
・縦一閃
ハルートの指導を受け習得。原作ではレベル45程度で習得可能。
仮にハルートが介入しなかったとしても数年内には習得できていた。
横一閃より見極めにくい上に威力が高い。ただし大人数を相手取るのには不向き。
・縦横無尽
現状未習得。技量面では未だエリンを上回っているザンバですら、未完成のものしか放つことはできない。
〇シャロン
メイン三人組その2。
黒髪のクールな女子。暑がりなので制服の着方はだらしないことが多い。
なんだかんだで面倒見がいい反面、自分の面倒も見てほしいという欲求を自覚的に抑えている。
そのため、面倒を見てくれる上に自分の前だとちょっと適当なふるまいを見せたりするハルートの挙動はかなりクリティカルを叩いているらしい。
貴族の家の出身だが、身に宿す莫大な魔力に目をつけられ幼いころから優秀な戦士を生み出す母胎としての将来を求められていた。
しかし勇者の末裔として名を挙げたハルートが貴族たちに自分のスポンサーとなることを要求、いったん貴族間でのやり取りが減少したことからこの話は立ち消えた。
本編ではアークライトによって操られた両親の手で望まない結婚をさせられるところだったが、ハルート並びに結婚相手候補だったトップガンの活躍で破談となっている。
砲撃魔法を用いた殲滅攻撃を得意とする。槍を槍として扱うのもある程度はできる。
出力の向上に伴い、槍をエンジンに見立てての超高速突撃戦法を多用するようになってきた。人間相手よりドラゴンとか相手にぶつける威力と規模感なのだが、シャロンはまだエリンやクユミへの若干のコンプレックスを抱えているため、まったく妥協することなく強さを追い求めている。
レベル39→70相当。
主な使用術技
・魔力放射
一般的な攻撃。詠唱は人によって異なるが、魔力を圧縮し、燃焼させ、放射するというプロセスは変わらない。
しかしシャロンの手にかかればマップ兵器に早変わり。
・
簡単にいうと直前の詠唱を参照してもう一発同じものを撃つ魔法。
明らかに頭の悪い魔法なのだが、実際に頭が悪く、ゲームキャラとしてのシャロンの性能を完全に破壊した。
本編でも同じ魔法をもう一発撃つ破格の性能を誇っているが、実戦では駆け引きなども重要となって来るので若干だが利便性が落ちている。
・超高速突撃
疑似魔王城への突撃や修行の神殿での戦闘で使用。
上級魔族ダンゴーンが対応できず、またあらかじめ用意していた防御結界もすべて粉砕するほどの威力を誇る。
〇クユミ
メイン三人組その3。
ピンクミニツインテ。ヒソカみたいなメスガキ。別名猛者ガキ。
8本のダガーを自在に操り、不意打ち目潰しなんでもありの暗殺術を用いる。
普通にダガーは8本以上持ってるしワイヤーアンカーとかも仕込んでいる。
身のこなしだけではなく殺害用の魔法もすべて習得しており、物理法則を無視した軌道で敵を翻弄する。
同級生二人の目覚ましい成長を心の底から喜んでいるが、内心では明確に二人と一線を引いている。エリンとシャロンはそのことに若干気づきつつあるものの、クユミから話してくれるまでは待とうとしている。
また、自分には二人ほどの明確な成長がないことを事実として受け入れており、その点に関しては諦めきっている。
冒険者学校への入学以前に、対人並びに対魔族の実戦経験がある。
その際、経緯は不明だが人類救済のために全力で勇者を遂行していたハルートと遭遇。半ばトラウマにすらなるような形でその強さを見て、絶望すると同時に魅入られた。
ハルートに対する感情は単純な恋慕といったものではなく、自身と同じように殺戮を目的として生まれ、育てられ、そして完成した存在に対する強い興味と執着を抱いている。
レベル66→71相当。
主な使用術技
・
レベル65程度で習得可能。
ワイヤーで敵を拘束した後、ダガーを2本肩から突き刺してダメージを与えるアクティブスキル。
低燃費かつ高威力のぶっ壊れ行動。これ打ってりゃ勝てる。
・
レベル60程度で習得可能。
自身のHPを参照し敏捷値にバフを与えるアクティブスキル。
HPが中央値から離れていればいるほどバフがかかるため、HPを常に維持する渾身パーティでも逆に低値を維持する背水パーティでも猛威を振るった。
既に速度が早いクユミはこのバフをフルに受けることで敵の攻撃が始まる前に複数回の攻撃を先んじて叩きこむことを可能とする。
本編でも性能は劣化せず、クユミの超高速戦闘を大きく支えている。
〇教頭先生
外見年齢は30手前ぐらい。実年齢は不詳。
冒険者学校の教頭先生。校長が基本的に不在なので事実上の責任者。
教員2名、生徒3名の廃校寸前の学校を必死に回している陰の功労者。
かつてハルートが学生だった頃の担任でもある。
ハルートが教師として成長しているのは真剣に嬉しい。
ただし学生ハルートに散々振り回された恨みはまったく忘れていないので、事あるごとに彼の黒歴史を持ち出して精神的に甚振る。最近は黒歴史を思い出すたびにのたうち回るハルートを見ているとほの暗い悦びを感じるようになってきた。
ハルートの魔法スキルの師匠格。後に魔法使いと出会った際、その神の如き万能さや絶大な破壊力を前にしても彼の思想が歪まなかったのは、教頭先生の手で『魔法を用いる上で貫くべき理念』についてきちんと学べていたからである。
レベル88相当。
〇カデンタ
学生時代の友人。
ハルートと共に馬鹿をやっては当時の担任(現在の教頭先生)に怒られていた悪友。
卒業後は王国軍に入り、現在は機密部隊『
実戦投入されてから大幅に腕を磨いているため、アイアスは同窓生とハルートの旧パーティメンバーとの間には実力差があると考えているが、カデンタとイグナイトに限っては旧パーティメンバーに食らいつけるだけの実力を有している。
レベル90相当。
〇ザンバ・ソードエックス
エリンの兄。
原作ではシナリオ終盤へと入る段階での敵キャラ。
人型な上にスピードが速く、挙句の果てにはHPを全損させると二段階目に覚醒してくる。
『2』の難ボス打線でよく一番を任されている。
ハルートとの決闘に敗北した後は自分を見つめなおし、基礎から剣を学びなおしている。
そのかいあってかソードエックス家奥義『縦横無尽』の領域に半歩踏み込んでおり、未完成ながら放つことが可能になっている。
稲妻への変換能力も磨かれており、前回戦った時とは別人クラスに強くなっている。具体的に言うと障害物などフィールドを自分にとって有利に設置できれば、女騎士相手に数分間は食らいつけるレベルになっている(数分後に女騎士が障害物を全部壊せばいいことに気づいて死ぬ)。
レベル75→79相当。
主な使用術技
・
単純な雷撃生成能力。
原作において、そして本編においても、剣に稲妻を纏わせたり電撃を飛ばしてきたりした。単純であるがゆえに強力だが、ハルートレベルになると瞬時に見切られてしまう。
……はずだったのだが、ハルートからの叱咤を受けたザンバがその場で能力を組み替え、彼の身体を雷撃に転換する能力を獲得した。
事実上の雷速移動を可能とするだけではなく、自在な伸長・瞬間移動・雷撃化による攻撃すり抜けなど完全に壊れスキルになった。
倒した後数日たって、ハルートも(いやあれ使いこなせるようになったら普通にめちゃくちゃ嫌なんだが…)と気づいたが、使いこなせるようになってきている。
〇マリーメイア
冒険者時代の仲間。一番最後に仲間になった。
現在は領主の息子君と、行き倒れていたメイドさんの三人で旅に出でている。
ハルートがマリーメイアを信奉していたのと同様に、彼女もまたハルートを信奉していた。だからこそすれ違いは単なる破綻ではなく、最悪の形での暴発を招いた。
互いにそのことを自覚しているため、めちゃくちゃ反省している。
同時にお互い(え……向こうも同じぐらい、その、信頼してくれてたの…?)と気づいており、そのことに関しては恥ずかしすぎて触れられていない。
アルファス、ジュリエッタからはさっさとくっつけばいいのにと学び考える歴史ロボットみたいなことを思われている。
追放されてしばらくはヒーラー兼アタッカーとなっていたが、ハルートと再会したあとはアタッカーとしての力は封印している。
ヒーラーとしては大陸最高峰で、後述するセイントエンド・サンクチュアリを発動すると味方が死ななくなる。本当にひどい。
ジョブはハイエストヒーラー。レベル85→90相当。
主な使用術技
・デッドエンド・コーラス
マリーメイアが誇る大陸最高峰の回復技能を、超高速の過剰回復サイクルに再構築して対象へと叩きこむ魔法。
生体相手にその効果を発揮し、必要以上に回復させられた相手は内側から破裂して死ぬ。回復魔法であるため攻撃扱いになっておらず、防御魔法をすり抜けるという極めて悪質なもの。
ダンゴーンに利用されたことを反省し、以降は封印されている。
・セイントエンド・サンクチュアリ
本来のゲーム仕様であれば、二周目以降に快適サクサクプレイ用に解禁される絶対的防護魔法。常に余剰回復サイクルを発生させておくことで、致命傷を食らったとしても、あるいは致命傷すら上回るダメージ(跡形もなく消し飛ばされるなど)を受けたとしても用意しておいた余剰回復によって対象を再生させる魔法。
仕組み自体は非常に単純であるものの、大陸最高峰のヒーラーであるマリーメイアの手によって行われるため膨大な回復ストックと迅速かつ無駄のない回復実行ラインを用意されており、この影響下で誰かを殺害することは魔王ですら不可能。
あるいは、これこそがきっと、死なない魔王を殺すための鍵の一つ。
〇ダンゴーン・ペリゼフォルス
上級魔族。
死んだ。
ハルートとは9回直接対峙しているが、どれも別の人間に擬態していたため正体を知られないまま彼の戦術分析を進めることに成功。
マリーメイアこそが攻略の鍵であると気づき、謀略を練って再び挑んだ。
途中までうまく行っていたのだが、最終的には和解した二人の前に敗北。
彼の最大の敗因は、ハルートを正しく再起させ、足止め役すらやってのけたエリンたち三人の存在だった。
レベル88相当。
主な使用術技
・キリングスター・インフェルクラブ
魔力の不定形性に着目し、意図的に変形・増幅・射出することを可能としたダンゴーンの戦闘用術式。
汎用性に長けているため、ハルートと対峙する際は様々な制限をかけて別の術式のように見せ続けてきた。
本編では拳に纏わせる、槍として射出するなどの用いられ方をした。
〇アイアス・ヴァンガード
顔以外すべてがゴミクズの吟遊詩人。
ハルートの同窓生であり、酒も女も歌も大好きなトラブルメーカー。
卒業後はその魔法の才能を完璧に無駄遣いしながら、オミケで同人誌を売りさばいたり詩集をたまに出したりして糊口を凌ぐ生活をしている。
まとまった収入がたまに入ってくるタイプのため、生活が派手な時期と追い詰められている時期とで落差が激しい。
一般的には天才クラスに該当する傑出した魔法使いであるものの、同窓生たちを見て自分は秀才に過ぎないと痛感。戦う道は早々に諦めていた。
しかし実力の高さに疑いはなく、最強クラスの魔族であるライトアーサー相手に時間稼ぎを敢行、見事に達成するという大番狂わせを起こしている。
レベル85→86相当。
主な使用術技
・レシテイション・ディヴェルティメント
アイアスが最も得意とし、彼を象徴する魔法。
極小の転移魔法を無数に生じさせることで、相手を魔法陣ごとに転移させる――つまり、対象を無理矢理ミクロ単位に分解してしまうという極めて凶悪な性質を持つ魔法。
人体はもちろん、最強クラスの上級魔族であるライトアーサーの魔剣ですら分解可能。
・ラウンドロビン・コンツェルト
アイアスが命じる限りは永続的に敵を追尾する音波の攻撃魔法。
しかしその本質は単なる追尾能力ではなく、どれほどの距離を駆け抜けようとも決して減衰しない持続性である。事実、アイアスはこの魔法を用いて全世界のあらゆる場所へと自分の声を届かせることに成功した。
〇イグナイト・バーンエンド
詳細不明。
かつてハルート、カデンタ、アイアスと共に冒険者学校に通っていた同窓生。
入学前から冒険者になる気はなかったらしく、卒業後は母国に帰り軍人となった。
ハルートのことを好敵手と見ており、彼と肩を並べて戦う日が来ることを確信しており、今もまだ腕を磨いている。カデンタ同様、卒業後に大きな成長のタイミングを複数回経験しており、旧パーティに匹敵しうる実力を持つ。
レベル91相当。
〇トップガン・ブレイブハート
おいどん騎士。
テイル王国が誇る聖騎士の一席を務めていたが、騎士資格すら返納して旅に出た。
旅先で多くの困難に遭い、世界の理不尽さを知り、しかしそれでも立ち止まることはない。その名に宿った勇敢な心が、いつも両足を動かしてくれるから。
精霊の呪いによって醜い姿にされているが、特に気にせずその状態での戦法も確立している。スーパーボールみたいにボンボン跳ねているのを眺めていると相手は死ぬ。
当然ながら元の姿の方が圧倒的に強く、あらゆる攻防を計算して織り込み、相手を圧殺する戦法を行使する。
レベル83→87相当。
主な使用術技
・ネガインパルス・インテグレーター
衝撃の吸収・放射を行う固有戦闘術式。
あらゆる運動ベクトルの吸収・放射と言い換えることもできるため、完全に静止した物体以外に対して効果を発揮する汎用性を有する。
毒性を持つ放射光など衝撃を介さずダメージを与えてくるものは不得手とするが、大抵の相手に対して絶対的な相性的有利を誇る、聖騎士に相応しい高戦闘力術式。
基幹には体内の拡張領域へ物質を転送する魔法が用いられているが、これはトップガンが第一世代改造手術によって入手した魔法である。
原作版では刃を振るって不可視の衝撃波を飛ばしてくる攻撃を放つスキルだったが、これは練度が低いため単純な放射に留まっていたことが理由。
〇ライトアーサー
魔王が創り出した魔族の中でも、敵性種族に出現する英雄クラスの存在を狩るためにデザインされた直接戦闘特化型上級魔族。
しかしその強さがあまりにも強大過ぎたため、自陣営の重しである
魔王の意向に従わない魔族を殺して回り続けた結果、誰よりもその「魔王に従わない魔族」に詳しくなり、彼らの思考を理解し、その悲嘆、その絶望、その憤激を身に刻み、今となっては誰よりも魔王の意向に従わない存在になってしまった。
しかし創造主への敬意は忘れておらず、彼なりのやり方で同族殺しを続けている。
いつか来る魔王の支配の時代にこそ、自分が殺めてきた存在も苦しまずに生きていけると信じて。
その日までの一時的な眠りとして、人類との和解を望む魔族たちを殺している孤独な殺戮者。
本来身体的な性別はないが自認は男性。
ほとんどの魔族を自分より弱いと見下しているが、上級魔族の中でも一体だけ、全力を出したとしてもどちらが勝つか分からないと認めている女魔族がいる。
彼女とはハルートに関して強烈な解釈違いを起こしており、顔を合わせると殺し合ってしまうためなるべく避けている。
レベル97→98相当。
主な使用術技
・魔剣工房(仮)
あらゆる物質を分解、魔剣に再構築する権能。
ハルートの救世装置(偽)に酷似しているが、こちらは姿形も魔剣へと変化させる違いがある。
また最大の違いとして、勇者の剣としての力は単一のものなので変えられないハルートに対して、こちらはその場その場で魔剣の能力を再構築し、まったく別の効果を持った武器として創造することが可能。
本編では加害衝動を鎮静化させられた魔族に対してその衝動を再活性化させる能力を持った『
〇僧侶
冒険者時代の仲間。二番目に仲間になった。
現在は王都の屋敷を丸ごと一つ借りて、趣味の文筆業に時間を費やしている。
地上に存在するアンデッドたちから死の象徴として恐れられている。
誰よりも理性的な存在であることを自負しているため、旧パーティでは過激な仲間たちのストッパー役を務めることが多かった。
しかしアンデッドに対しては誰よりも苛烈な殲滅の意思を持っており、発見した際には即座に不死殺しを行っている。
ジョブはハイエストプリーステス。レベル90相当。
〇女騎士
冒険者時代の仲間。三番目に仲間になった。
現在は一人で旅をしつつ活発化している魔族たちを殲滅して回っている。
格闘と剣術だけで上級魔族をズタズタにできるバーサーカー。
魔族の血が流れているため体が大きいことを気にしている。
性欲と食欲の区別が少しついておらず、ハルートに対して気を抜くと噛みつきたがる。そのため会ったことはないがカデンタとの相性は最低最悪の一言。多分すぐに殺し合いが始まる。
単純な戦闘力は驚異的であり、ハルートやライトアーサーといった実力者たちでさえ平地での一対一はなるべく避けたがるほど。
強力な魔法や洗練された剣技ではなく、その体のスペックの暴力ですべてを破壊できる完全なるイレギュラー。おまけ程度に剣技も世界最強レベル。
ジョブはハイエストナイト。レベル95相当。
〇魔法使い
冒険者時代の仲間。一番最初に仲間になった。
大魔導士、唯一級魔法使い、魔法管理協会元理事、歩く大陸破壊罪などの異名を有する。
人々からの評価は、人類史上最高最強の魔法使いにして、指先一つで大陸を動かし、吐息一つで国が亡ぶ天災を巻き起こす存在。
ハルートはこうした評価に対して強烈な解釈違いを起こしており、クユミだったから許されたけど知らない人にこういうこと言われると普通にキレる。
ジョブは
◇◇◇
間が空いた上に登場人物まとめで本当にすみません
本編、今月中は厳しいですが来月頭ぐらいには更新再開していきます
レベル表記はあんまりアテにならないです(例:女騎士とライトアーサーはライトアーサーの方がレベルが高いけど基礎ステ・スキルの都合上女騎士が有利だし一騎打ちに限っちゃうとライトアーサーの勝ち筋がほぼない(創った魔剣全部壊されるため))
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