第8話 目覚めたら

「……」


 彼は目を覚ます。


「……え?」


 目を覚めると白い天井がぼやけて見えた。


「……?」


 彼はどこかわからないまま回りを見る。


「……」


 薄暗さもなく日の光が入り明るい。


「……え?」


 彼は日の入ってくる箇所が気になり目を向ける。


「窓?」


 彼は現実である見覚えのあるカーテン窓を見つける。


「……」


 彼は恐る恐るカーテンを開けて窓を開けた。


「……?」


 彼は窓を開けて見渡す。


「え?」


 彼は窓を閉めて回りを見る。


「……僕の部屋?」


 見覚えのある物がおいてあり机にある携帯を確認した。


(日付は確か僕が転移してからのこと考えると進んでいるのかな)

「そうね。時間は進んでるよ」

「!」


 彼は突然声をかけられて声の方向を振り向く。


「やっほー、御崎みさき君」


 彼女が声をかける。


「……え?」


 御崎は目の前にいる彼女を見て驚いた表情を見せる。


「あれ?どうしたの?御崎君」


 彼女は御崎の瞳を見る。


「何で?どうなってるの?」


 御崎は状況を処理できない状態で彼女を見る。


「それは、私も御崎君の世界に転移して遊びに来たんだよ」


 彼女は笑顔で御崎の瞳を見て答える。


「……え?」


 御崎は状況が処理できない状態になる。


「はいはい、選択タイーム!!」

「!?」


 急に彼女は元気な声でいいはじめて御崎は驚いた。


「私と一緒に現実世界で平和に暮らすのと」


 彼女は笑顔で言う。


「……」


 御崎は彼女の言葉を聞く。


「滅びる予定の異世界で私と暮らすのどっちがいいかな?」


 彼女は笑顔で御崎の瞳を見る。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る