第5話 小学校の記憶
私の人生は小学校から踏んだり蹴ったりである。その転落人生を追っていこう。
酒とつまみを片手に、暇つぶしに適当に読み流してほしい。
まず小学校に入学すると、一年先に入学していた姉により、小学校の秩序はめちゃくちゃになっていた。
姉は悪友と結託して教師をいじめ、男子児童をボコボコにして舎弟を作りとやりたい放題。
同じ小学校に入学した私まで何故か男子児童たちに恐れられる始末である。迷惑極まりない。
しかし、やがて姉に比べて私が幾分内向的でおとなしい性格であることに気付くと、今度は男子児童に姉の分まで喧嘩を売られる羽目になる。
男子児童の嫌がらせはしばらく続き、終いには特別学級の男子児童に無理やりキスを迫られたりと散々な目に遭った。
このまま地元の中学校に上がったら姉の横暴とそのしわ寄せが私に降り掛かってくる。
小学校までなら男子と体格差もなくなんとかなっていたが、中学校になったら私はどんな目にあわされるか分からない。
私は地元の男子と兄弟たちから逃れるため、都会の私立女子中学を受験することにした。
結果、中学受験に成功した私は、たったひとりで都会の学生寮に暮らすことになるが……。
次回は中学校の記憶をたどる。
〈続く〉
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます