3 それ、お願いする態度じゃないよな
この世界に来てから、3度目の冬。
確か、3度目だと思うのだが、あまり、自信がないなぁ
まぁ、異世界だし暦なんて適当で良いか、、、それにしても、この国の冬は厳しい。自分がいた●●は、割と一年を通して暖かい気候だったから、この寒さは骨身に応える。初めて雪を体験したのもこの国だ。温度計はないが、これほど雪が降り積もっているのだから、今朝は、氷点下だと思う、、
辛い朝だ。
気温って、大切なんだよな。自分がいた世界では、16世紀には温度計らしいものが開発されていたと聞いたことがある。この国の文明レベルなら気温測定可能な何かが開発されていても不思議ではないが、まぁ、この国の学者連中は、その辺りには余り興味がないのかもしれないな。天候の変化による経済的効果は大きいはずなんだけどな、、
にしても本当に寒いな。厳しい冬だ、、
暖房器具の問題も大きい。以前いた世界では、暖を取るのに灯油や電気を用いていたが、さすがにこの国にそれらに該当するものは存在していない。薪や炭を燃やす暖房機器はあるが、この国の寒さ対策は基本『我慢』である。この世界での暖房は、服を重ねて着る、毛皮の外套で身を覆うである。つまり、寒さなど我慢すればよいとの考えが主流であり、暑さ寒さを口にするのは、軟弱者の証である、とのことだ、、
もう直ぐ来るであろう彼女によれば。
「追加分の薪をお持ちしました。」
ノックに応える。大量の薪を運び入れるメイド。彼女によれば、私は半日で普通の民が1日に使用する薪の3倍の量を使用しているとのことだった。つまり、私は何等躊躇いもなく、大量消費を続けているとのことだった。そのためだろう、メイドの目には軽蔑が宿っていた。無表情は装っているが、、仕方ない。私は寒さに弱いのだから。特に、冬の朝の寒さには脳が慣れていないのだ。
私は、あぁ、ありがとう、、と適当に返事をし、取り留めのない会話を交わす。そう、取り留めのない、感情のない会話、言葉の羅列を、、言葉を交わす、、
何故かは分からないが、自分はこの世界の言語を理解できた。
この国の言語でコミュニケーションを図り、その言葉の裏の意味も察することができた。勿論、多少の隔たりはある。だがそれは、この国特有の表現であったり、文化の差異故の齟齬でしかなく、殆どは母国語レベルで理解できた。時々、理解の溝はあったが、それらも説明を受ければ対応が可能であった。
そんな私は、できるだけ以前いた世界での固有名詞は使わないようにしていた。理由は・・・まぁ、試しに、ある言葉をメイドに投げかけてみる。こんなに寒いとホッカイロが欲しいな、と。
「はぁ?おっかりろ?なんですか、それ?」
潰れた虫でも見るような眼でメイドが返答する。“何言ってんだこいつ”と厳しい視線が帰ってくる。空気を読むのが苦手は自分にも分かる、冷たい視線だ。このメイド、どこかの国の貴族の三女とのことだが、プライドが高く、何かにつけて自分を軽蔑してくるんだよなぁ、、まぁ、今回は私が悪い。
”あぁ、すまない。つい、昔いた世界のことを思い出してしまって”と謝る。自分にしか分からない言葉を使ってしまった、と謝罪する。
そう、この国の人間は、私が以前いた世界の話をされるのを嫌っていた。理由は、自分達の文化を見下されるような感覚になる、とのことだった。当然だ。ある日突然、異なる文明、この国より高い科学技術を持つ文明圏から来た私が、様々な技術レベルの違いを指摘し、以前の世界の自慢話を吐き続けたら、それはもう嫌味でしかない。私にその気がなくとも、それらの言葉は須らくこの国の文明の低さを示すものへと穢れてしまう。互いの文明を尊重することは、とても大切なのだ。
謝罪のあと、メイドの問に対しホッカイロという道具と用途を説明した。私は寒がりなんだという言葉も添えて。すると、、
「そんなに寒さが堪えるなら、早々に暖かい世界に帰ってはどうですか?」
この国ではこの程度の寒さは当たり前です、と厳しめの言葉を残しメイドは部屋を出て行った。ドアを閉める冷酷な音が『早く自分の国に帰れ』と告げていた。
まぁ、彼女の反応は極端ではあるが、基本、この国の人々は私のいた世界の話は好まない。仕方ないことだ。『戦争の始まりは、靴紐の結び方の違いから』と誰かが言っていたっけ、、あれ?そんな台詞あったっけ??まぁ、いいや、、
因みに、あのメイドは己の意志とは別に私へ使えるよう令を受けたと聞いている。どこかの国の貴族令嬢らしいが、この国の者ではない彼女は私への尊敬の念も少ないのだろう。他国の英雄である自分への贈り者になってしまったのだから、反発も仕方ないか、、
硝子の窓を開ける。窓の格子に雪が積もっている。軽く窓硝子を叩くと質感の良い音が響く。この国は硝子の精製に長けており、薄く透明な板硝子を製造することが可能だった。この屋敷、国王陛下が所有していたこの屋敷には、至る場所に硝子が使用されている。ステンドグラスのようなものも存在している。先のメイド曰く、高価な硝子を惜しみなく使用されたこの屋敷は、国王陛下の力の象徴でもある、とのことだが、、硝子製品が当然のように存在していた世界から来た私には、ちょっとその感覚はないなぁ、、でも、屋敷の窓に透明な平硝子が使用されていることは助かった。窓のない生活はさすがに耐えられなかっただろうな、
もっとも、硝子製品は高価な存在であり、一般庶民が気軽に使用できるものではないらしい。話によれば、庶民の家の窓には硝子ではなく、木製の板が窓の代わりを務めているとのことだったが、この国ではゴムの精製技術に優れており、ゴムを上手く利用し風の侵入を防ぐことが一般的とのことだった。原料のラテックスが大量に確保できるらしく、木製の窓であってもゴムで隙間を埋め、暖気を逃さないようにしているらしい。臭いが強く、家内がゴム臭くなるらしいが、、それでも暖房効果は高いとのこと。以前、その話を聴いて、家全体をゴムで覆えばもっと暖房が効率的になるのでは?と発言したところ、
「この国にも、夏がありますので、」
と、馬鹿にしきった顔の応えが返ってきた。全くもってその通りだ、、
まぁ、顔は別として、この国でゴムは比較的安価に流通しているらしく、様々な場所でこの国の日常に貢献している。例えば、靴の底と内側。靴は、動物の皮を鞣した革で作るっているが、ゴムがあるお陰で身体への負担が軽減される。水を通さない性質を利用し、医療現場でも活躍している。ガラス製品と組み合わせたシリンジのような器具もある。タイヤのように馬車の車輪へ使用されたり、農業、水産業などでも多く使用されているらしい。鎧の長時間着用を強いられる私にもとっても、それは助かった。鎧は結構重いから緩和剤として内側にゴムがあると本当に助かる、、、まぁ、相当臭うのだがな。それ以外にも様々な局面でゴムは使用されており、この国の発展の底辺はゴムにあるのでは、と思えるほど日常生活では欠かせないものらしい。私がいた世界ではアレルギーを引き起こす可能性がある素材だったが、この国の人々には抗体でもあるのだろう。
「大量の薪を消費しながら窓を全開にしてるなんて、贅沢を堪能されていますね、」
朝の紅茶と洗面用具を持参した先のメイドが、非難めいた言葉も一緒に運んでくる。まぁ、確かにこれだけの薪を使用していながら窓を開けているのだから、確かに贅沢なんだろうが、、それでも夜で濁った空気と朝の新鮮な空気の入れ替えをしたく、窓を開け続けた。凍てつく風が部屋を駆け抜ける。絹のカーテンが揺れる。寝巻に冷気が絡みつき、コットンの肌着が収縮するような気がした。
この国にも動物繊維、植物繊維から布を作る技術があった。絨毯や布団も存在している。染色技術や裁縫技術もそれなにあり、衣服の形も多種多様に存在する。流行りもあるらしく、いち早く流行りを取り入れた服を着るこが貴族連中には重要らしい。まぁ、私はその手の方面には疎く、興味もないが、メイド連中の会話にそれらは多く登場していた。本当に服の流行りになんて、どうでも、、兵器として召喚された自分に、流行りのファッションなど、、
それでも、私にとって国民の殆どが「服を着ている」ということはとても助かった。
人々が一般的には服を着ているという事実。それは、「文明」のレベルの高さを示している面もあるが、自分にとっては、「全裸で過ごすことを当然としない」という面、つまり、多くの国民が「共通の羞恥心を持っている文明」という側面は、私にとって大切であった。
共通の羞恥心がある文明には共通の罪悪感もある。道徳心や倫理感もそうだ。恐らく、それらはこの世界にある幾つかの宗教から派生したものだと思うが、それが共通レベルに達しているということは、それなりの教育レベルがあり、それに適した戒律や法律、常識がある「文明」ということだ。そして、それが異世界から来た自分にも親しみやすい「文明」であったということは、本当によかった、、
流石に全裸で過ごすのは、、ちょっと、、まぁ、どんな文明にも闇はあり、常識を逸脱する連中は存在するが、、
メイドが部屋を出てから、ゆっくりと、深く深呼吸する。雪が降り積もる庭を見渡す。
今は雪で隠れているが、普段は色彩豊かな花々に覆われる庭である。池泉を中心とし、幾何学的に配置された花壇は多様な色彩で埋め尽くされる。低い広葉樹の剪伐も丁寧に行われ、茶会の為にあるようなガゼボとベンチもある。私が昔いた世界でいうところのフランス式庭園とでも云うのだろうか、、綺麗な苑池もあるが、今は、それら全てが雪に覆われているが、、
その庭で、雪かきをしている使用人が数人見て取れる。木製の板と棒をシャベルのように加工した道具で、屋敷入口から玄関まで伸びる石畳の路を除雪している。
私に気づいた連中が会釈する。それに対し軽く手を振り応える。何気ない日常の挨拶、、
が、そこにはやはり隔たりがあった。暖かい場所から寒い場所を見下ろす私を心良くは思ってないのは仕方ない。私は勇者であり、国王陛下からこの屋敷を授かったものだ。命を懸けて戦う勇者と一般人とでは、悩む内容も異なる。理解しあうのは難しい、、まさか、私にも雪かきをしろと云うのか?
まったく、失礼な連中だ、
まぁ、そんな連中は放っておくが、国王陛下から「授与された」この屋敷、本当に豪華な造りだと思う。
3階だての屋敷なのだが、1階フロアが10メートルほどの高さがあるため、3階から地面を見下ろすと相当な高さを感じる。聞いた話では、建築素材として大理石のような高級石材を大量に使用しているらしい。室内、やたらとマーブル模様が多いんだよな、、大理石以外にも様々な石材を削り出し使用しているらしいが、その全てが相当高価なものであり、重質感ある屋敷の根幹になっているとのこと。骨組みに木材も使用している箇所も多いが、その木材も厳選されたもので、何年もシーズニングした高価なものらしい。
屋敷正面のファサードも本当に素晴らしく、厳かで宗教的な威圧感を示した素晴らしいデザインであった。屋敷の左右に聳える角錐の小塔デザイン、玄関上部にある円形のステンドグラスや外壁に彫られた数々の装飾も、実に美しかった。屋敷内部の造りも素晴らしく、全ての床には厚い絨毯が敷かれており、全ての内窓に光沢のあるカーテンが存在した。吹き抜けのエントランスホールには様々なアートが存在し、様々な工芸品も並んでいた。
調理場もあり、大きな浴室に豪華なトイレまである。メイドや使用人の部屋もあり、音楽演奏の為の部屋までもある、、まぁ、音楽演奏に興味はないが、こんな屋敷を作らせた国王の方が自分より贅沢で我儘なのではないか、、
そんな感想を漏らしたところ、
「さすが、最強勇者様の発言ですね。国民からの絶大な人気を誇り、偉大な指導者と称される国王陛下と己を比較するのですから、さすがです。勇者様も、とても国民から慕われますからね。さ、す、が、です、」
そんな言葉がメイドから返ってきたのを思い出す。私は勇者ではあるが、国民からそれほど人気がある訳ではないことを知った上での嫌味を、思い出す。確かに、私への国民からの支持は国王ほどではない。所詮、私は異世界から来た者だ。だがそれは仕方ないことだ。私は勇者であり、戦争に勝つために召喚された兵器に過ぎないのだから、
戦争、、そうだ、戦争だ。この国は長い間、『あの国』と戦争をしていた。聞いた話では、10年ほど続いていたとのことだが、、よくもまぁ、そんなに長い間、戦争してたよな、、
その原因の一つは『鉄鉱石』とのこと。この国でも鉄鉱石は採掘可能なであり、それを溶かす溶鉱炉、製鉄技術もある。だが、どうも品質が悪いらしく、硬度が低い鉄製品しか生成できないらしい。あまり、製鉄技術に詳しくないのでよく分からないが、、それ故、鉄鉱石の多くは隣国のンッドバベ国からの輸入に頼っているとのことだった。ンッドバベ国の鉄鉱石は非常に良質であり、硬度の高い鉄製品を作れるらしく、『あの国』でも必要としいたらしい。だが、それを快く思わない『この国』が様々な手段で輸入独占をしようとした、、
その結果が、戦争だ。長い、長い戦争、、まぁ、元々あの国とこの国とには相当な軋轢が生じていたらしいから、それだけが戦争の原因だとは言えない、、と、鍛冶屋の主人の話だった。あのメイドの話では、結果的にンッドバベ国はこの戦争で相当な利益を得ているらしく、戦争の本当の原因はンッドバベ国の『策略』ではないか?『この国』と『あの国』の衝突で利益を得ようとしているのではないか、、そんな穿った見方をしていたが、、
まぁ、なんにしても、この国では輸入した貴重な鉄鉱石の殆どは、剣や甲冑、盾、鉾といった兵器へと姿を変わってしまうらしい。鉄って原料や製法によって硬度が変わるんだな、、
「折角の良質な鉄鉱石を武器や兵器にするなんて、本当に馬鹿げてます。硬度の高い鉄製品は医療や農耕、建築や飲食でも必要とされてます。それなのに兵器なんかに、、あぁ、ごめんなさい。その愚かな戦争の為に召喚されたんですよね、愚かな戦争に勝つための兵器として、」
そうだよ、、愚かな戦争を終わらせるために私は召喚されたんだよ
まっ、もう既に目的は果たしたけどね。
窓から入る風が、香ばしい匂いを含んでいる。パンを焼く香りだ。1階の調理場の端にある竈から漏れ出てくるそれは、正確に食事の時間を教えてくれる。空腹を覚える。焼きたてのパンを胃が欲しがる。
この国の食べ物は、全てとは言わないが、本当に美味しかった。以前はインスタントやファストフードばかり食べていて、味付けも単調で濃いものばかりを食べていたから、この国で提供される食材の特性を活かした料理は本当に美味しく感じる。まぁ、調味料が塩と砂糖、胡椒ぐらいしかなく、尚且つ、この国ではそれらは高価で貴重な故、大量に消費できないというのが背景にあるのだが、、
それでも食材の持つ本来の味が分かるようになったことは幸運だった。最近では、新鮮な野菜の味を理解できるようになった。新鮮、、この言葉が料理に最も必要なスパイスであることを、もっと多くの人に知ってほしい。化学調味料、過剰な塩分に頼らない食事がどれほど大切かも。そして、人間が食事をする意味も・・
「その割には頻繁に叫んでますよね?コカ・●ーラが飲みてぇ!って。カップ●ードル食いてぇ!って。頻繁に叫ばれてますよね?牛丼のなんとかやマクド●ル●の肉、喰いてぇ!って。それって全部、、」
仕方がない。一度覚えた快楽は決して消えないのだよ。そう、一度味わった快楽は、決して消えないんだよ。
この国に召喚されて3度目の冬。あれ2度目だっけ?いや、3度目だよな、、
いかん、いかん、、どうも最近は時間の感覚が薄れている。
まぁ、あの国を滅ぼして以降、結構暇になったからな。時々、兵器としての役割は果たしているが、それでも、殆ど毎日同じような日々が続いている。暦の感覚がおかしくなっても仕方ないさ。もうこの世界における私の役割は『抑止力』でしかないのだから、、
「なら、早々に自分の国へ戻ってください。この国は、呆けた老人に厳しいですよ。老人介護が充実したあなたの国に帰った方がよいですよ、」
・・・・・辛い冬だな。
そんなこんなで、ここでの暮らしに色々な苦労はあるが、個人的にはこの世界に召喚されてよかったと思っている。突如召喚された時は、流石に驚いたし不安だらけだったけど。今となってはこの国での生活が現実だ。私は敵を殺すだけで、この国では優雅に暮らせる。そうだ、、私は一騎当千の力を持つ勇者だ。英雄だ。国王陛下の絶大な庇護のもと、贅沢に暮らせる『救世主』だ。多少冬が寒くても我慢するよ。ジャンクフード食べれなくても我慢してこの国で暮らすよ。
それに、何でも自分の命令を受け入れる、素直なメイドたちもいるしね、、どんな命令にも従う、素直な、、メイド?
そういえば連中、最近優しくしてやってるから調子に乗ってるよな。そろそろ、本当の勇者の力を教えないとな。夜の勇者の力を、、、今晩あたり、徹底的にいたぶってやるか。お前たちは私に逆らうことはできない存在なんだってことを教えてやる。骨の髄まで教え込んでやる。全裸で無残な恰好にして、一晩中嬲り続けてやる。全裸で、、
、、全裸?
そういえば、あの森で出会った青年はどうなったのだろう?全裸のまま、自分の前で腰を抜かし、無様に失禁したあの青年は、今、何処で、何をしてるのだろう?確かあれは、大森林が霧に包まれていた時期だったから、、今年の雨季か?
あれ??いつだっけ?まぁいいや。
「朝食をお持ちしました。」
香ばしいパンと共に食事を運んできたメイド。こいつを、今晩は徹底的に凌辱してやる。今晩、こいつを、、そんな妄想を抱きながら運ばれた食事に手をつけようとした私の手を、メイドが弾くように叩く。そして、酷く醒めた目つきで叫んだ。
「何度も申し上げていますが、寝巻のまま朝食を食べるのはお止めください。身だしなみを整え、着替えてからと、何度も何度もお願いしているのに、何故そのようにはしたないのですか。まったく、、
良いですか、貴方様は勇者様ではありますが、その前に一人の女性です。女性なら女性らしく振舞ってください。良いですか、お願いします!」
それ、お願いする態度じゃないよな。
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