あとがき


 はじめましての方は初めまして。

 前作『魔王はバグに冒されて』からの方はお久しぶりです、コール・キャットです。

 今回は怪物と呼ばれ続けた男と純粋無垢な女性の物語になります!

 自分、超常的な存在×なんの変哲もない存在の組み合わせが凄く好きなんですよね。大妖怪と村娘とか、極悪人と人懐こい子供とか、殺人鬼と死にたがりの女の子とか文字通り子供達の愛を背負って戦う男と血の繋がりはない娘とか。

 毎回自分の好きや趣味や癖を詰め込んでる気がするけど憧れは止めらないですよね。

 そんな本作ではもう一つ、「目」をコンセプトにしてみました!

 創作していく過程で色々な髪型や目とかを調べたりするんですけど、その一環で知った『アースアイ』という目が凄く綺麗で驚きました。

 色彩の抜けたような白い髪に虹色の瞳は映えるだろうなぁと思ったら形になってました。

 〝化け物〟と呼ばれ続けた綺麗な瞳をした男にとって、純粋無垢な瞳を向けられて告げられた「綺麗な瞳」という誉め言葉はどれほどの衝撃だったんでしょうね?

 そんなことを想像しながら書き上げていくのはとても楽しかったです!


 しかし不思議なもので、いざ作品を完成させてみると思うわけです。「書きたいことまだまだあるな」と。正確には書いてみたい物語がどんどん出てくるといいますか。

 というわけで機会があれば一般人の男と超常的な力を持った女性という組み合わせとかも書きたい。よくよく考えてみたら前作の『魔王はバグに冒されて』もあくまで女勇者は人間ですからね。でもパッと思い浮かぶ組み合わせ、恋愛に興味のない男と見習いサキュバスとか地味な男子とクラスで人気のギャルとか、入門仕立ての初心者とプロとして活躍する女性とかばかりなのでもう一捻りアクセントを加えたいところです……




 さて。そろそろお別れの時間がやってきました。あとがきっていざ書こうと思うと思いの外話題が浮かばないのが悩ましいですね。直近の私事なんて某モンスターをハンターするゲームでやっと原初と謳われるドラゴンを乙らずに倒せるようになったとかしかありませんでしたもん。

 ではでは、雨の後にかかる虹のような、色とりどりな色彩に溢れる物語を届けられるように駆け抜けていきますね。

 それでは、あなたのポケットに物語を。

 コール・キャットでした。

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だから私は雨を恐れる コール・キャット/Call-Cat @Call-Cat

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