inside story 4 3話の裏話・雑談・懺悔

あくまで本編を読んだ人への言い訳みたいなものですので、本編を読んでない方は、本編を読んで頂きたいと思います。

今回は第3回「Life 3 Truth, Reality and .... 知らされた真実、今に「おかえり」」の裏話や雑談です。


来てしまった。3話目にして懺悔の多い話が来てしまいました。

結構色々悩んでいたんですが、結構なパワープレイで片付けてしまった3話。一緒に振り返っていきましょう。



まずお断りしておきたいんですが、この3話はご都合展開ということで片付けた、というのが正直な感想です。

一応、失踪者扱いになる人、そして戸籍の復古に関しては、参考資料を探しに図書館に行って、結局民法云々で解決が可能ではないかという解釈で書いています。

知り合いに司法書士さんでもいればよかったんですけど、あいにく類は友を呼ぶ的な感じなのです。なので、この3話は「やったことないけど出来るんじゃね?」ぐらいの話を具現化したものです。当然、詳しい方からすれば、ここはあら捜しの対象になるんですけど、「ラノベ感覚」だから、作中の日本もご都合展開で動くと考えてください。



さて、主人公は、継続して働くにしてもマイナンバーが必要ということに気づき、彼女の戸籍をどうにかしようと考えます。

そこで目をつけるのが失踪者リストだったわけです。ただ、失踪者も自分の意思で失踪して、偽りの戸籍で違うことをやっているというような人がいるので、書いている当初は、別にそこまで戸籍にこだわる必要がないのかなとも思っていました。

しかし、社会人になって働いている方ならおわかりの通り、マイナンバーが振られる世の中において、日本では、もう身元がはっきりとしない限り、公に働くことも難しいのではないかと考え、彼女の将来の展開も考慮した結果、こういう話になります。



朝にラーメンを食べているのは、小山駅構内の日高屋です。

で、一応説明をしてるんですけど、マイナンバーの皮肉をこそっと書きつつも、やっぱり17歳の少女にはなかなか難しい。

見捨てられないように必死な彼女に対し、茶化した返答をする主人公。前の日のおかげか、もう信頼関係は出来ているようです。



小山警察署ですね。近隣で運転免許を持ってる人は、1回ぐらいはもう行ってる場所だと思います。

昔はひどいというか、西部警察のOPの軍団が階段を降りるシーンが取れるような階段が入り口にあったと思ったのですが、移転して、普通の役所みたいになってしまいましたね。


役所で行方不明リストに乗ってるかどうか確認してもらうということですが、例の援助交際の話で怪しまれるものの、彼女の機転で窮地を脱します。



失踪者リストに乗っていることが明らかになるシーン。ここが間違いなく大嘘つきなシーンなんですよね。先程も書いた通り、失踪者がその後戻ってきて、失踪者リストから抜けることってほとんどないそうですので、あくまで特殊なケースとして対応されるのではないかと思われます。

これはあとで出てくる話ではあるんですが、行方不明者から別の戸籍の取得というのも、ファンタジーとして片付けていて、実は重要なところが抜け落ちている感じがしているんですけど、作者の調査のレベルではこれが限界だった。(さすがに警察関係者なんかにそういうケースを聞くことも出来ないので)


そして元々の戸籍を彼女が取得するシーンへと。もう、懺悔のしっぱなしですね。ただ、これに関しては事例がどこかの街のHPに載っていて、本人だと認められれば、失効している戸籍が復古出来る可能性があると書いてあったので、さすがに生きてる人間がいるなら、戸籍の取得は可能だろうぐらいの感じで書きました。

マイナンバーは、そういうケースの場合、再付与となるらしいです。



そして、37歳になったということで、結婚出来ると思った彼女。主人公はノリで出すものじゃないと言っていましたが、結果的にこう書いたことで、話が続けられたというのが良かったです。それこそ、ここで入籍してたら、おそらくどこかのプロット案(Inside Story 1より)にたどり着く話で終わっていた可能性が高いです。

歳を取るのも悪くない。こう思える年齢って何歳ぐらいなんでしょうね。僕も、35歳ぐらいにはそう思えるようになってましたね。多分、若さではなく経験による自信が付いてくると、歳を取るのも悪くないかなと思えるんじゃないでしょうか。


親と恋人の立場で悩む主人公。でも、明確に親としての決意を固めたのが、「やっぱり、父親にしかなれないかもね。」というセリフですね。以降は、基本的に父親目線になっていることが多いです。


最後の一文

「枯れたおじさんと、女子高生、もとい17歳無職の女の子の同居が始まってしまった。」

これはどうなんでしょうね。始めたのはお前の意思じゃんって突っ込みたいですけど、筆者には出来ないだろうなあって思ってしまうシーンです。でも、好き好きと言われて、同居しちゃおうって持ち出すような(2話)男なので、どこか下心があったりとか思うんですけどね。まあ、自分の書いてるキャラに言うのもアレですけど、よほど信頼されてるなと嬉しく思いますね。



ついでの話として、僕がこの話を書く時は、基本的に3人の人間がブレインストーミングを行っている状態になります。エヴァ分かる人なら、一人MAGIを脳内でやっています。

出てくる言葉に対して、このキャラならこう思って言うというのがベースなんですけど、話の成り行きで、キャラが僕に対して書かせるという場面を今まで何回も体験しています。一種のトリップ的なものも含まれてしまうのですが、そうしないと言い訳が出来ない会話が結構多かったりします。そうでなきゃ、平均4000字程度を2時間で1話書くとか不可能なんですよね。う~ん、不思議な体験ですけど、書く側になったら、そういう体験がおそらく出来ると思います。



というわけで、第1部の裏話はこんなところでしょうかね。

まだ物語してるんですよね。ここらへん。単なる会話劇になってないところが、やはり異質かなと思うところです。



というわけで、ざっと裏話と雑談と懺悔をさせていただきました。

本編に差し支えない程度に、今度は2部全体(4~10話+番外)の話でも書こうと思います。



というわけで、今回はここまで。お粗末。

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