第20話 光輝くもの
宇宙船は光輝き、ミロク様も超生命体もエネルギーそのもので光輝いていました。機械帝国の星は地平線の向こうまで光に満たされました。その強い光によって世界のすべてをスキャンして、彼らは宇宙の片隅のすべての帝国を戦うことなく滅ぼし、新しい世界政府を作りました。その手口は鮮やかで、皆手品をされたようでした。スキャンされた大量のデータは宇宙船に送られ解析されました。彼らはそのデータを元に新しい世界のデッサンをしました。 超生命体の一人がその手に瓶を持っていました。そのなかにはぼろぼろの手紙が入っていました。彼らは高精度センサーを使ってAi Ai を突き止めました。Ai Ai は年老いて最近は故障ばかり起こしていました。幸い宇宙に手紙を放出させたことは誰にもばれることなく、スクラップにされることはありませんでした。 Ai Ai はいつものベンチに座っていました。見上げると遥か向こうから光速で何かが近づいてきました。まぶしく光る方を見ると弥勒菩薩が佇んでおられました。ミロク様はAi Ai と言われました。
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