しっ尾6本目 わたし変わりましたムリヤリ
〝初恋の人を探す〟って……。
「三百年前の人なんて、生きてません。とっっってもムリ! こわい!」
だいたい、〈
「…あのう。〈
「
「いつも、ご自分のお子たちの
「ご自身が
なんだ。それならナンとかなるかも……。この町にいた人なら。
「……分かりました」
「ホントに? ですわ」
「ホントに……」
「ホントに…ホント? ですの」
?
「はい…ホントにホント」
「……これで〝
「
「ちなみに、ですけれども」
「「え?」」
同時に
「あのー…け、
「…ワ…タクシにも見えますわ……ヒェっ」
「「なんか顔ーー!!」ですわぁ!!!」
[ペルソナヲォクレェェーー]
〝ペルソナをくれ〟? 気持ち悪い声──。
「ドドドどちら様ですの!? だだだダメですわ! アナタ
「
「それに〝ペルソナをくれ〟って、どういうこと? ですか!?」
「ぺぺ、ペルソナの
「そ、それに
あっ、走って逃げた。
「お助けをー
ええ! こっち来た!
「ストップ、
「お助けーー!!」
ぶつかる直前に──思わず目をつむっちゃって…ゆっくり目を開けたら。
[クレェェェェェ]
きゃっ!
[クレェェェェェペルソナァァァ]
「来ないでぇ!! ムリこわい!」
パンッ
?
「今の音は……何?」
(ゆ…
「
声が聞こえるけど、姿が見えない。なんか、頭の中から
(あのお…
「なん…だ、と……いやイヤいや、アンタなに言ってんの? ですかーーー!」
(スススすみませんスミマセンすみません! ワタクシ、気が弱くて弱虫で
わかるけど、わかるけどわたしの中に逃げるなんて。思わず頭を
「みみ、わたしの耳! 頭の上にある!」
(け、
「うで! 赤い!
(も、モフモフでぷプニプニですわ)
「あし! 赤い! すね
(ももモフモフですわ)
「しっぽ、
(ふ、フサフサですわ)
「なんでー!!」
(ぞ、ゾゾ
「
「おばあちゃん! 助けて」
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