しっ尾2本目 キツネが生えた
──やっと夜になってくれた。ペルソナを持って急いで神社に来たけど。だまって家を抜け出して、おばあちゃんにバレてないよね。
うーん。近所だからすぐ来ることできたけど、暗くてほとんど見えないな。昼間なら、まわりは木に囲まれていて
持ってきたライトで足元を照らして…ゆっくり
もう一つの
良かった、お
やっぱり夜の神社は、ムリこわい……。ううん、ダメダメ。せっかくここまで来たんだから、
お
ジャランジャラン ぺこり、ぺこり パンッ パンッ
「どうか、わたしの恋が実りますように。クラスメイトの
最後にもう一回、お
ぺこり
これで良いはず……。
だから好きになったんだっけ。…ちがう。同じクラスになった時、
いけない、ペルソナを元に
「アレ? ペルソナってこんなに明るい白色だったかな?」
──ちがう。ペルソナが光ってる! 光が、だんだん強くなってる!
「えええええ? ペルソナ……浮いた!」
体が固まっちゃって目が
(ワタクシを呼んだのは、ダレ…だ? あ…な…た…?)
──わたし、走ってた。
なんでなんでなんで! こっそり持ち出さなきゃ良かった。
「なんで! なんでこうなるの!!」
暗くて石段が見えない。ライト置いて来ちゃった! 走りにくい!
「お待ち!…に」
「来ないで!
もっと早く
「お待ち!…にな」
しゃべってるし!
「助けて!」
「なんで
「いえ! お待ちになってくださいましぃイィい!!」
えッ 変な日本語!?
「キャッ!」
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