第2話ある村のお話

あるところに女の子がいました。女の子は、お父さんとお母さんの3人で村に暮らしていました。

女の子が生まれ育てた村は地図の端っこにあるような小さな村でした。

ある日、流行病が村にやってきました。流行病は広がって、大人は仕事をすることもできず、子どもは学校に行けなくなりました。

村にある小さな病院には、病人でいっぱいになりました。

ついにお母さんが倒れてしまいました。お父さんはお母さんを助けるために村の博物館に行きました。女の子はこっそりお父さんの後をついていきました。博物館には『心の絵本』という願いを叶えるという魔法の絵本がありました。お父さんは絵本に願い事をしました。女の子はずっと柱の影からその姿をみてました。すると絵本が光り出して、お父さんは光に包まれて、消えてしまいました。

すると、村に流行病がなくなりました。お母さんも元気になりました。みんな元気になりました。だけど、そこにお父さんの姿はありませんでした。

女の子はお父さんがいないことをお母さんに言いました。お母さんはお父さんは昔に病気で亡くなったといいました。村人にもお父さんのことを聞きました。誰もお父さんのことを知りませんでした。女の子は博物館の絵本を見に行きました。でも、博物館には絵本はありませんでした。

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