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  • 編集済

    オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    読後感の質量大きいです……✨

    百合は、あたし苦手なジャンルでした(漫画なら読みますけど💦)
    ですが、そういったジャンル感による壁を一切感じないまま、一気に最後まで読み進めてしまいました。

    苑子さんの手の動き……園子の戸惑いと無垢(まだ、無知の範疇でしょうか)さに、……恥ずかしながら情景を思い浮かべて読んでしまいました……////

    女の駆け込み寺……、現代でも必要だと思います。いろんな偏見にも、さらされるのかもしれませんが……、社会には必要なものだと思います。
    作中では、初代メンバーが鬼籍に入る度に、施設の屋台骨が少しずつ崩れていく…という表現方法に、現代社会のリアルと、真綿で首を絞められていく遅効性の罠(時限爆弾という表現の方がいいでしょうか??)のような、じっとりとした恐怖に似た息苦しさを感じました。

    記憶の中の、男の姿が、父親代わりの男になり、やがて苑子になっていく……という描写に……
    もしかしたら……、いや違っていてほしい、
    これは、ほんとうは……虐待などではなく愛だったはず────
    という、読み手(私)の心を揺さぶる感じが、堪らなかったです。もう一回といわず何度も読み返したくなりました✨✨

    本当の自分をさらけ出すことができずに、身を慎んで生きていく女たちの……苦悩と悲哀、ひょっとしたら小さな希望を感じさせてくれる

    素敵な物語でした✨ありがとうございます
    後程、レビューを添えたいのですが、さすがにこの世界観を表現できる自信がありません……
    お気に召さない、解釈違いでしたら消していただいて構いません


    作者からの返信

    天川さん

    ありがとうございます✨
    百合企画に出しても求められているキャッキャッウフフとは違うのか読んでもらえず、迷子のような作品なので、読んでもらえただけでも嬉しいです~。
    眼科の帰りに、想い付きでふらっとエントリして本当に良かったです!

    年長のそのケのある女性が、無垢な少女に向かって悪戯を仕掛けていくなんて、犯罪ですよね💦
    隔離された女の園ならではの、男のそれとは違う欲情。
    男性のそれがぐわっと盛り上がる炎のようなものならば、女のそれは、じわじわとした低温火傷のようなものでしょうか。
    モヤモヤして下さってありがとうございます( *´艸`)

    女性の駆け込み寺(シェルター)は現代にもあって、配偶者が暴力的など、緊急性が高い場合は子どもを連れて逃げ込めるようですね。
    このセーフティーネットをもっと大きくすると、家出して路上にいるような女の子も大勢救えるのでしょうが。
    作中の御殿は私設の施設ですので、代替わりする度に何かのきっかけで閉鎖して売却することをずっと考えられていただろうなと。

    主人公がちょっとぼんやりさんなので笑
    いろいろ助かったところがありますが、もしかしたら静ちゃんの方は深い傷になっているかもしれません。

    一時流行った、

    『置かれた場所で咲きなさい』

    これはとてもいい言葉ですが、おかれたところで咲けるというのはとても幸運なことなんでしょうね。
    女ばかりの施設で花を咲かせることが出来た人。
    外の世界に適応出来た主人公。

    それぞれに、たとえ日蔭であっても何とかして花を咲かせようとしていたのでしょう。

    丁寧な感想をありがとうございました。
    レビューを頂けるならもちろん嬉しいです✨ ありがとうございます💕

  • オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    気高くエロスの香る、あまりにも耽美的な、懐かしい詩情の美しさに魅せられてしまいました。過去に二度、「エロスの里」という企画を開いていたのですが、エロ小説ではなく、まさにこういう作品をお待ちしておりました。美しい。純文学の感性で書かれたエンタメ文芸で、文章から得も謂われぬ芳気がそこはかとなく漂って来るのを感じます。「やけくそ気味に」友未の企画を選んで頂けて本当に光栄でした。簡単ですが3月10日ごろ掲載予定の「ストックブック」でご紹介させて頂きます。

    作者からの返信

    友未 哲俊さん

    ありがとうございます。
    公式百合企画のために書いたのですが、ご新規さんは誰も読んでくれず、その後、純文学系自主企画に出しても百合企画に出しても、求められるものとは違ったようで、ほとんどPVが動かなかったという代物です。
    サッフォーの呪いでもかかってんのかと、まさにやけくそになって、あちこちに投げ込んでいました。

    今さらですが、けっこう長い間、友未さんの未を「末(すえ)」と想い込んでおりました。端末からはほぼ同じ字に見えていました。よく見ると、未でした。大変に失礼いたしました。

    友未さんが百合もの大丈夫でよかったです。駄目な人は少しでもアブノーマルだと、毛嫌いして本当に駄目ですから。
    確かに「エロスの里」に出せばよかったですね笑 惜しいことをしました。

    単館上映系の作品は大勢の読者に恵まれることはなくとも、たまに愛好して下さる方がいるのです。この地味作品が友未さんの好みに合致したようで、たいへんに嬉しく想います。
    レビューもありがとうございました♡

  • オ・ソロイ 前篇への応援コメント

    朝吹さま、遅くなりました。読み合い企画へのご参加有難うございました。また、主催者の不手際により何かとご迷惑をおかけしてしまうことになり、申し訳ございませんでした。
    時計草、知りませんでした!カッコイイといえばちょっとカッコイイような気もするのですが、確かに、もろ生殖器官な形状ですね⁉一輪、二輪、慎ましく咲いてくれるのでしたら鉢植えにしてみたい気もしないではありませんが…、はびこられるとやはり。
    「オ・ソロイ」あんまりもっともらしい語感なので、そういう言葉があるのかと思わず検索してしまいました。タイトルに据えられたところが実に粋です。
    いつも楽しませて頂いている朝吹作品の中でもダントツに素晴らしい傑作だと思いました。

    作者からの返信

    友未 哲俊さん

    いつも素敵な企画でお世話になっております。
    カクヨムコン中の自主企画フィーバーですごい勢いで友未さんの企画が流れ去ってしまい、後から「確か見かけたはず……」とかなり底から探さなければならないほどでした。
    概要に変更があったのですね。今日まで気づきませんでした。

    時計草は見てのとおりで、自然界の神秘としかいいようのない形状をしています。
    色といい、形状といい、何とも不気味で、おっしゃるとおり鉢植で咲くならまだよいのですが、野生の朝顔みたいにうじゃうじゃと群生するのをみると、とても愛でる気になれません。

    キリスト教においては十字架を連想させるとして神聖な花らしいです。
    珍重されそうなのに、いまいちまったく流行らないのは見た目が気持ち悪いからなのでしょう。


  • 編集済

    オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    時計草の形状を確認いたしましてから、こちらを書かせて頂いております。
    パッションフルーツと同属なのに、あのように淫靡な花を咲かせる。
    二人も、静ちゃんも、根っこは同じだったのかも知れないけれど、分かれて、別れて、今、現実の園子は家族と居る。
    思い出の中には永遠に居る苑子さんは、想像の中で永遠に躍る人のようなイメージが浮かびました。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    豆ははこさん

    本当にありがとうございます。
    作品が色々ありますので、豆ははこさんの嗜好に合うものがあればよいのですが。
    時計草。実物を眼にすると、なんというかあれ、生理的にぞわっとする感じがあるのですよ。
    蔓を伸ばして大量に生えることもあって、ひいってなります。
    でも本当にふしぎな形をしていますよね。初めてみた時は造花かと想いました。自然の神秘です。

    百合ものともいえぬお話しでしたが、わりと気に入っている一品です。
    読んで下さってありがとうございました。

  • オ・ソロイ 前篇への応援コメント

    読み合いの里の企画から来ました。

    情景描写がいいなと思いました。

    作者からの返信

    万里さん

    立ち寄って下さってありがとうございました。

  • オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    愚作を読んでいただき、コメントも細かに書いていただいたことに対して深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

    さて、このオ・ソロイという作品を読んでみて私は淫靡な話だなーというのが第一の感想でした。時計草という花のグロテスクな感じ、苑子というエロスを感じさせる謎の女……。
    カクヨムには御門違いというか、この手の作品はもっとハイレベルなところに発表するべき作品だと僕は思いました。格調高い文章を読んでいてそのように感じたのであります。
    その子は、その子、あの子の「その」にも僕には感じられました。
    この話は百合ではなく人間の神髄をついた構想のもとに書かれた話だと僕は思いました。
    一つ解らないことがあります。オ・ソロイという表記です。謎が多い話ではありましたが、題名から謎を抱えて読んでいました。
    もう一度言いますが、格調高いお話でした。昨日は、第170回芥川賞直木賞の発表がありました。僕は、ネットで生配信を見ていたのですが、朝吹さんはチェックなされましたか?

    作者からの返信

    沈黙は金?さん

    ところでお名前の末尾になぜ「?」がついているのでしょう~(笑)
    沈黙は金について、何か疑問でもお持ちなのでしょうか。

    沈黙は金?さんの作品や、現在のご様子などが、カクヨム内ならUnknownさんにちょっと似てるなって想いました。
    こちらの方です→https://kakuyomu.jp/users/unknown_saigo

    芥川賞、直木賞ともに、「え、こんな作品が」と想うことがあって、それ以来全く興味を失くしてしまいました。もとから興味もなかったのですが、さらに関心が消えてしまったようです。

    「オ・ソロイ」は百合ものを書くというのが宿題になっておりまして、わたしなりに取り組んだ百合作品になります。
    淫靡と云っていただけて良かったです。
    時計草ってなんだか気持ち悪いですよね。あれがわしゃわしゃと繁殖している様子は薔薇とかと違い、虫が群がっているように見えて怖ろしい感じがします。

    オ・ソロイは本作の造語ですね。
    女の子たちが言葉遊びをしているような、そんなノリです。

    謎を謎のままにすることは、物語にとっては必要で、というのも、何もかもにきれいに全ての辻褄と説明がつくようなことは現実世界でもあまりないからです。
    人間の普遍的な感情を汲み取りつつも、不可解を残したまま、読者があれこれ考える余地があったほうが個人的にはいいかな~と。

    ただし、それは難解さを売りにする作風でない限り、独りよがりになってはいけないので、その匙加減は探りながら書かないといけません。

    過分なお言葉をありがとうございました。
    カクヨムには実力者が大勢埋もれていますので、その末端でこれからも鋭意執筆していきたいと想っております。
    お互い頑張りましょう。

  • オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    企画から参りました。
    拙作に暖かいコメントを頂き、ありがとうございました。
    時計草、それまではきれいな花だなー🌼ぐらいのぼやっとした印象だったので、気になって画像検索して確認しました!
    調べて良かった! 冒頭部分の描写をより深く味わえました。たしかによく見ると、苑子さんの指摘どおり😖園芸サイトでも、その強靭な繁殖力のせいで「植えないほうがよい花」なんて言われようです。
    二人(または少数の仲間内)の秘密や閉じた空間の中で何かを共有することは、甘い甘い蜜であり、同時にそれが猛毒に転じがちでもあるのは文字通り人間「あるある」だと思います。
    私はあまりこういう体験をしてこなかったのですが、少女たちのハラハラするあやうさをはらんだ息づかいを感じながら拝見しました。
    なにぶん百合や恋愛ジャンルは疎いので、感想になってなくてすみませんm(__)m

    作者からの返信

    野栗さん

    企画を通して御作を読むことができました。こちらこそありがとうございました。

    はい、恋愛も百合も、わたしの最も疎いジャンルでして、普段から恋愛を書かない人間が女同士の百合なんか書いたものですから、ほとんど誰も読んでくれなかったという代物なのです。
    なのでやけくそ気味に友末さんの企画に出してしまいました。

    時計草は繁殖力が強くて、蔦をのばし、わさわさと増えていきます。見た目が気持ち悪くてわたしは苦手なのですが、時計にもみえるし、キリスト教のシンボルにもみえるし、色も形状もほんとうに不思議な花ですよね。熱帯なんかに咲いてそうな不気味な逞しさもあります。

    百合……と想いながらいざ書き出したらこんな話になったのですが、自分では気に入っています。
    恋愛を書いてもしょせんこの程度でしたが、野栗さんの馴染みのない世界、いかがだったでしょうか(笑)

    お読みくださいましてありがとうございました♡

  • オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    とても情報量が多く、ち密な描写がなされているのに、人間同士の関わりに関しては、幻のように手がかりがフッと消えてしまう。

    時計草、オ・ソロイという外国語のような造語といった材料を使って構築された物語ですね。手で触れられそうなのに、届かないせつなさを感じました。

    作者からの返信

    こんな怖ろしいものをご覧いただき、恐縮です。
    感想を云いにくい作品なのにコメントまで残して下さって、まことにありがとうございます。
    百合をわたしが書いたらこうなりました。

    雰囲気づくりの上手な映画監督に、青っぽい色調で映画化してもらいたいようなイメージで書いていました。
    時計草のように、なにかが妙に気持ち悪く、落ち着かないような気持ちがする百合作品です。

  • オ・ソロイ 後篇への応援コメント

    おおよそ感情というものは理解するのが困難です。人の感情は自分の経験したことのあるそれと似たものに置き換えて想像するしかありません。
    静ちゃんの感情も園子には想像でしょうし、苑子のもまた。読者は登場人物たちの全てが想像。

    あー、国語のテストの時の『この時の主人公はどんな気持ちか。また、それが分かる文を本文から30字以内で書き出しなさい』ってやつ思い出したわ。
    私はあの手の問題を「出題者の気持ちを想像して」解いていたのかもしれないなあ。

    作者からの返信

    西の網元さん、今日も暑かったですね~。
    海辺なのでそちらは風はあるのでしょうか。

    感想が書きにくい作品にコメントをありがとうございます。好きなものを好きなように書いています。
    三題噺に百合要素をひっかけてみたらこうなりましたという代物。

    この主人公は物語を導いてもいませんし、徹底して植物のように受け身です。
    静ちゃんが主役なら主張強く、意思をもってお話を牽引するのかもしれません。

    「この主人公の気持ちを答えよ」と云われても、「そんなものは分からない」というのも一つの正解だと、国語の先生が冗談で云っていたことを想い出します。
    殺人の動機ですら、「なぜあんなことをやったのか分からない」が事実として正しいこともあるでしょう。
    苑子さん、静ちゃん、園子のそれぞれの気持ちも、ぼんやりとしたままでもいいのかもしれません。

    自分の作品が出題された入試問題を、作家当人が解いてみたら間違いだらけだったという逸話があります。
    出題者の狙いを読み解くのが国語の解答なので、作者本人の解答とはまた別になっちゃうでしょうね~。