そこに生活があったから


第2回 カクヨム短歌・俳句コンテスト

厳選から外れた作品集。


ピッチャーを傾けて水は液体である

という洗脳を洗脳を洗…(以下繰り返し)


「これがもしあなたの腹で爆した!」

場合 性とは殺意ともなるか


刺すナイフ隠す様にランドセル奥へ

親のクレカをしまう 微笑


手のひらにペペローションを握り

変身したら……

など思考しおり


言葉というものが無き宇宙では

誰もが名もなく生きているのでしょう


脱衣所のショーツ踏み

ガラス越しに「はろー」

Re: 「はろお」


天使まだ信じる稚児の様な

風邪をひき 補正下着の話をされたり


りんごひとつ剥いたこと無いように

君が「へんなの」とよぶ ちんちん。


「明日歯医者なのよ」

いちご飴舐めつつ 君はカード一枚見せて


翌朝晴れ 先に帰った君が

シンクに漬けていったうさぎグラス


同意なきセックスのドラマが

隣人を今日も死へと導いてる


「すぐ元気になるのずるい!」

シンクに吐いた菌からのクレームです


そんなもの人生は残念

通り道の豪邸 盆栽は本日も体操中


君からきた

「生きるのつらい?」

というメールに

「君がいるからたのしい」と

返事を入れ下書き







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