第14話魔法少女の活躍

その頃ミッシェルは、魔法の剣を手に入れセレンティスに着いていた。


2人組の女の子とおばあさんを見かけませんでしたか?


見かけたね、あの男と話してたよ。

大柄な男を指して女性は言った。


ありがとうございます。聞いてみます。ミッシェルが言った。


こんにちは。僕は経緯を話した。


ああその女の子とおばあさんは、女王様助けるって言ってたね。


自分は止めたんだけどね。その後どうなったかはわからないけど。


女王様を助ける?

何故?

と僕は聞いた。


新しい王様になって女王様が囚われてね。

それを説明すると長くなるんだけど。


なるほど。長くなるのなら、後で聞きます。

その女王様はお城にいるのですか?

僕は聞いた。



まぁまだ城にいるだろうね。

と男が言った


では僕もお城に行ってみます。

ありがとうございます。


君もかい?

やれやれ若い子は無茶するね。

と男が呆れる様に言った。




さぁ、いよいよ始まります、闘技場で行わられる戦い。


闘技場は大勢の観客がいるが、ほとんどブリキの兵士達だった。彼等はイスにずらりと見張る様に座っていた。


人間の観客は見かけない。

地面は木製の床だ。まさに昔のコロッセオの様な趣きがある。



初戦対するは、魔法少女ガブリエル対巨大ロボブリットキング!

とアナウンサーが叫んで言った。


緊張する。と私は言った。リエルはもっとだろうと見たけど、余裕そうだった。



すぐに終わらせるから。とリエルが相手に笑顔で言った。


全身シルバー色で大柄でパワーがありそうな、ロボットだ。


リエル頑張って。私は応援した。


それに応えるようにリエルが頷く。


始め!

の合図で、リエルがファイアーボールと叫んだ。


巨大な火の玉がロボットにかなりの速さで向かって行った。


そのロボットは爆発して、破片が炎で燃えていた。


はやっ。もう勝負ついた。と私は言った。


どう?

私の強さは、ミカの出番ないわね、これは。

とリエルが勝ち誇って言った。


勝負あり!

勝者ガブリエル!

とアナウンサーが言った。


観客席からブリキ達がブーイングをした。



早かったですね。そうですね、圧勝の試合でした。と細型のロボットアナウンサーと、小太りのロボットが話していた。



続きまして、2回戦魔法少女ガブリエル対粘土の怪物ヴァルロン!

とアナウンサーが吠えるように言った。


ふん、私はミカと違って遠慮しないからね!


始め!


いきなりヴァルロンが粘土を飛ばしてきた。


それをリエルは、魔法シールドを張って防いだ。


シールドを右手で出したまま、左手で氷の刃を出した。

アイシクロルフローズンとリエルが叫んで、粘土の怪物の頭上に飛ばした。


それを何発も出して合体させた。空中でそれが氷の塊になった。


その塊が地面にいる、ヴァルロンを襲う。

ヴァルロンが氷の塊になった。


戦闘不能!

またしても勝者、ガブリエル!


リエルは高笑いをして、弱いわね。と勝ち誇って言った。


どうですかね?

ヴァルロンは何もさせてもらえませんでしたね。と小太りのロボットが言った。


はい、ここまでは魔法少女の圧勝でしたね。

しかし3回戦の相手は魔法使いです。


同じ魔法使い、かなり高試合になるのではないでしょうか?とアナウンサーが言った。


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