第11話お城に侵入

でも私達会わないといけないんです。


ねぇリエルこれはむしろチャンスかも。


私達が助ければご褒美に秘宝貸してくれるかも。と私は笑顔で言った。


何君女王助ける気かい?

女の子が危険だよ。

そこのおばあさんお孫さん止めてあげなさい。


リエルそうか、リエルが若いって知らないんだもんね。


ちょっと、見ず知らずのおじさんに、喋りすぎよ。密告されたらどうするの?

とリエルが小声で言った。


そうか。気をつけないとね。ありがとうおじさん。忙しい中、色々教えてくれて。


どういたしまして。危険な真似はしちゃ駄目だよ。


はーい。私は手を振りおじさんから離れた。


2人で話せる所に移動した。


ねぇリエルこれからどうする?


そうね。捕まってるなら、助けて呪いを解いて貰えるかもね。でも助けると言っても、どこにいるか。とリエルは言った。


魔法で分からない?


魔法はそんなに万能じゃないのよ。


それに、もし人の居場所が簡単に分かってしまうなら、変な人に狙われたら怖いじゃない。


そうだね。魔法使える人他にもいるし、その人に狙われたら逃げれなくなっちゃうね。


そういうことよ。とリエルがウインクしながら言った。


お城に入って女王捜索しよう。と私は提案した。


そうするしかないわね。何かあれば相談しましょう。とリエルは考え込みながら言った。


うん!

もっと色々回って情報集めたいけど、早く助けてあげたい。と私は言った。


あなたは優しいのね。とリエルは微笑みながら言った。


なんか照れ臭いよ。


そして私達はお城の門まで来た。


ふぅ緊張する。私は門をノックした。

すみません誰かいますか。


誰だ!

なんの様があって来た?

とブリキの兵士が怒鳴って聞いた。


鼻が突き出て四角い顔のロボットになってる。体はブリキのおもちゃの兵隊だ。

どうやって動いてるんだろうと私は思った。


やっぱり魔法かな? 不思議だなと感じた。



正直に言うか迷った。王様に会いに来た。

女王様に会いに来た。

どっち言う方がいいかなと考えた。


女王様に会いに来ました。正直に言う方を選んだ。


なに!

女王に会いにだと。

門が開かれた。中から兵士らしきブリキの人形が出てきた。


こんにちは。女王様に会えますか?

私は兵士に聞いた。


怪しいな、しかし子供とばあさんなら変な真似は出来ないか。

ちょっと待ってろ確認してくる。と兵士は言って中に入って行った。



リエルが今のうちに入っちゃおっか?

と提案した。


うーん。と少し考え、でもこのまま待って捕まるのも手だよ。


そしたら女王様の所に行けるかも。


待ってれば危険があるのは分かってるのね。さすが、私に勝てるだけの頭の良さね。


うん、危なくなったら魔法でやっつけよう。

兵士さんには可哀想だけど、見た目ブリキぽいから、後で魔法とかで修復してあげれるだろうし。


分かったわ。その作戦で行きましょう。


中からブリキの兵士が戻って来た。


入ってよし、ついて来い。と命令口調で兵士が言った。


あれ?

大丈夫そう?

すんなりお城に入れるねリエルに言った。


まだ分からないわよ。慎重に行こう。


私達はこうしてお城に入って行った。この後どんな危険が待ち構えているのだろうか?


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