みんなで守れ!(笑)
「「なんで増えたん?」」
セナさんとアイちゃんがライトさんとレオくんに、私の魔力が増えたと伝えると、めちゃ驚かれた。
ついでに普通は減るもんだぞと、天使なのに何様だとライトくんにお叱りを受ける。(ひどい。セナさんが部屋を出ていった瞬間に言われたんです)
と言っても、私が増えた魔力の量は2。つまり7になったわけだ。ふっふっふ〜。
セナさんが戻ってくると、レオくんが言う。
「うーん、やっぱりちょっとまずくない?」
「一理あるな」
「え?なんでですか?魔法取得できて魔力増えて万々歳じゃないですか」
「あかねちゃんって、あたいよりお馬鹿さん?」
「なっ!そ、そんなことない」
「心綺麗ってことにしといてあげよう、アイちゃん」
「みんな私のことなんだと思ってますーーー?」
「筋肉がない脳筋」
ライトさん?それってつまり……。
「ライトさん?今の聞き捨てなりませんね」
「悪かったって!そのミサイルどこから持ってきたんだよ!しまえ‼︎」
「あたい、なんかこの前も見た気がするねぇ」
「とにかくだけど、召喚魔法を使って魔力が増えたことは前例がないわけで。世間から狙われるかもしれないってこと」
レオくんがまとめ役のように言う。
「それって、かなりヤバくないですか?」
「だからさっきから言ってただろうが、ひよこ」
「皆さんで私のこと守ってくださいよっ」
「えー、心配しなくても、ひよこは強いから大丈夫じゃね?」
「こう言う時だけ持ち上げるのやめてもらえます?」
「あははは。2人は仲がいいねぇ」
「「断じて違う」」
セナさんにはそんな風に見えてたんですか。
ええーっと、とにかく、どうなってるのかな?
とにかく、私は王子様から守られるヒロインになれたってことでよろしいですね。
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