あ、マジやん。

「やっぱこれはこの世界では作れないような素材だ。カメラの技術もここまで発達して……」


「セナさん、大丈夫ですか?レオ君……」


「アカネは気にしなくていいよ。たまにああなるから」


(うわーすごい。さっきまでかっこいいと思っちゃってたけど、ちょっとイタイかも)


「ねーねーアカネちゃん?」


アイちゃんがきらきらとした目で話しかけてきた。


「さっきの証明カード出すとき、召喚使ってなかった?」


「「「「?」」」」


「だーかーらっ。魔法使えてたじゃん‼」


「「「「……―――マジやんッッッッッ」」」」


「でも、あれってカード自体に魔力があるんじゃね?」


「でもあたい、鑑定魔法持ってるけどカードからはあんま魔力でなかったよ?」


「「「「―――ん?鑑定魔法?」」」」


「あ、言ってなかったっけ。一応この前取ってみたんだよね」


「「「「初耳だ――――⁉」」」」


やばい、このパーティーやばい。

何一つ噛み合ってない‼

なんなんだ、やばいです。とにかくやばい。

ていうか鑑定魔法なんて軽くとれるもんじゃないでしょ。

何このパーティ―⁉

センスの塊ですね!


「と、とりあえず、アカネは召喚魔法が得意なのかもね。これからちょっとずつ練習していこうか」


「は、はい!頑張りましょう」


なんなんだこの空気。

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