運動音痴なの忘れてた
トトトトト
私の耳に聞こえる足音は、どんどん大きくなっていく。
「とっ、とりあえず、西に逃げましょう!」
「そうだな。アイは最速で大丈夫だと思う。天使はついてこれるか?」
「無理です!」
「自信もって言うねぇ。それじゃあ、ライトくん、よろしく」
「え。———分かった」
どうやら、このパーティーは、美少女であるセナさんに弱いらしい。
かなりイラつくが、これは利用させてもらおう。
「よろしくお願いします」
「はぁ。しょうがね……よろしくな‼」
言い直した‼言い直した‼
んふふ。
「時間がないよ♡早く行こうよ♡」
「そうだな。セナは前線で、モンスターにあってしまった時に動くようにする。アイは、後方で何か気づいたら教えてくれ。俺は天使の面倒を見るから」
こうして、私のパーティー一同は、逃走することを選んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます