「ということで。アカネが正式に、このパーティーのメンバーになる事が決まりましたぁ‼」

「「「…………」」」

「あれー？3人とも、テンション低いねぇ？」

低いの当然です。

入団（？）をセナさん一人で決めたんですから。

ライトさんもアイさんも、ましてやもう一人、この場にいないリオくんは勿論、誰一人と話し合っていないそう……。

だからか、2人からすごい睨まれてる。そう、あの可愛いロリに。（私もロリだけど）

「あ、散歩言ってくる‼」

いきなり出て行ったセナさん。心境は分かる。私たちに仲良くなってほしいのだろう。

———が。

これは逆効果‼

「天使（ひよこ）、足を引っ張るなよ」

「あたいの雑用は、全てお前がやれ。あんたが雑用よ」

ライトくんは何とかわかるよ。でもね。

アイちゃん⁉そんな残念な性格⁉クラスのボスみたいだよ⁉

ああああああああぁぁ。

目の前の大きな不幸の予感に、私は頭を抱えた。

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