異世界は異世界

目を開けたら異世界でした。

あれ、ここは……?


瞼を上げると、まず、木の天井があった。

そのまま、ぐるりと周りを見渡すと、よくある民家の部屋らしい感じだった。


「あ、起きた起きた起きたぁ⁉」


「へぁ?ふぇ?」


……うまく声が出せない。何言ってんだ私。


「起きた起きた起きたぁー‼」


さっきから起きた起きたなんでしょうか、美少女エルフ様。


くっ、ロリの私と違って、大人の魅力があるっ。

……慰めないで。ロリも可愛いなんて言わないで、傷付きますから。


———ん?んん⁉


美少女「エルフ」さま?



エルフ……異世界の人エルフ



……あの神。ほんとにやったな?

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