Day31『遠くまで』

 涙は止まり、雪は溶けた。傘は必要ない。

 観察し続けた神の遣いの白い鳥。仔細を宿してこの世を立った。

 次の鳥が舞い降りるとき。新たな生と理の傍観者が見届けるのは。幻と現の仮想世界、かもしれない。

【記憶の清流にて】〈蛍〉〈アバター〉〈賽子〉〈冬〉〈海〉〈花〉〈輪廻〉を観測。

 任務開始——

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

文披31題 作品集 天野 星 @amano_sei

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ