38.閑話休題(ドンドンジュの思ひ出)
さて、前回、
そこで、今回は閑話休題として、ドンドンジュの思ひ出話をさせてください。こうして、『思ひ出』などと書くと、『セピア色の思ひ出』などという、ムードのある言葉が頭に浮かんできますよね(笑)。そんな素敵な話ではありませんが、しばし、お付き合いをいただければ幸いです。
さて、ボクは何度も書いていますように、以前、韓国の田舎街で3年間単身赴任をしていました。
そこは『ヨス』という、人口が30万人ほどの小さな街でした。『ヨス』は漢字で『麗水』と書きます。
ここで、今日の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。
https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664499047095
①番が韓国の地図です。左上の緑の丸が、
地図をご覧いただくとお分かりになるように、韓国の南の端はギザギザの海岸線の、いわゆるリアス式海岸を形成しています。
ボクの単身赴任期間中は、アホバカ妻が日本から
さて、
そこは『
で、近況ノートの写真は、ある年の3月の末(3月29日でした)に、アホバカ妻と二人で『
ちょうど、外は桜が満開でした。今はどうか分かりませんが、ボクの住んでいた
さて、『
お客は古民家の個室でチヂミを食べるようになっています。③番が、そのときボクたちが通された部屋です。④番と⑤番は、その部屋の中でアホバカ妻を撮ったものです。なんとも風情のあるお部屋ですよね。
で・・・ジャ~ン!・・・本邦初公開!・・・⑥番の写真が、そんな風情のある、『
では、⑥番の写真をご覧ください。アホバカ妻が物憂げに窓の外を眺めています。時刻は午後6時ごろですが、春ですので、窓の外はまだまだ明るいですね。窓のすぐ外は道路で、その向こうが海になっています。海にはヨットハーバーがあります。
⑥番の写真でも、窓の向こうに停泊しているヨットがぼんやりと映っているのですが・・・光の加減で、はっきりとは見えませんね。残念です💦(笑)。
では、次の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。
https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664499057413
⑦番はチヂミを食べた後のお皿です。チヂミは、この大きなお皿一杯に入れて運ばれてきます。すごい量ですね。でも、おいしくて、いくらでも食べられますので、すぐにお皿が空っぽになってしまいます。
ボクはこの店では、チヂミと一緒によくドンドンジュを飲みました。ドンドンジュは大きな木の器に入れられており、そこから、お玉のような木の
⑦番の写真の右端、黄色の矢印のところに、ドンドンジュが入った、大きな木の器が半分写っているのですが、暗くてよく分かりませんね。・・・どうも、すみません💦
この写真を『
さて、ドンドンジュですが・・・アルコール度数は高くないので、決して、ぐでんぐでんに酔うことはないのですが・・・飲んでいるうちに、少しずつ
桜が満開の春の宵に、アホバカ妻と二人で、おいしいチヂミをお腹いっぱい食べて、ドンドンジュをたらふく飲んで・・・ボクの頭はだんだんと気持ち良くなっていきます。
少し
時刻は午後7時ごろ・・・
外は日が暮れかかっています。で、そのとき、窓の外を見た写真が⑧番です。道路の向こうに海・・・その先には島々・・・こちらの岸にはヨットが並んでいるのが、かすかに見えています。
この景色を見ながら・・・アホバカ妻がボクにポツリと言いました。
「ヨットハーバーを歩いてみたい・・・」
ボクは
日が落ちて、周囲はすっかり夜になっています。
⑨番が途中にあった、ライトアップされた満開の桜です。ちなみに、韓国には日本のようなお花見の習慣はありませんので、満開の夜桜の周りには誰もいませんでした。
桜が満開の春の宵・・・場所はヨットハーバー・・・とくれば、日本だったら、カップルで押すな押すなになってしまうのですが(笑)、ヨットハーバーにはボクたちの他には地元の人たちらしいカップルが一組いただけでした。
そして、ボクは写真を撮りました・・・
⑩番は、すっかり日が暮れたヨットハーバーから海岸線を撮ったものです。
『海』と書かれた石碑がありましたので、その前でアホバカ妻をパチリ・・・これが⑪番です。
桜が満開です・・・
気持ちの良い春の宵です・・・
ヨットハーバーをアホバカ妻と並んで歩きながら・・・
ドンドンジュの
ボクはいま夢を見ているのかも分かりません・・・
春の宵の幻のような時間がゆっくりと流れていきます・・・
そんな春の宵の『思ひ出』でした・・・
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