22.第2日 昼食
さてここで、今日の近況ノートをご覧ください。URLは以下です。
https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330663052314214
一番上に地図を載せています。中央に青色の丸が二つありますが、上の青丸が今まで歩いていた
次の①番の写真が、
さて、この①番の写真のところで、ボクたちは立ち止まりました。時刻はもう昼食の時間になっています。
アホバカ妻は「冷麺が食べたい」と言うのですが、あいにく周囲には冷麺の店がなさそうでした。ボクは、冷麺の代わりに何か麺類の店はないかと周囲を見渡したのです。すると、『夜食(麺)』と漢字で書かれている食堂が近くにありました。ここは、おそらく麺の専門店でしょう。そこで、ボクたちは、その食堂に行ってみることにしたのです。
②番の写真は①番の写真の反対側を撮ったものですが、『夜食(麺)』と書いてある赤い店が見えていますね。ボクたちが行ったのはその店です。一番上の地図では赤丸の位置にあります。
店に入ってみると、観光客用の食堂ではなく、地元の韓国の人が利用する食堂のようでした。ここで、写真の番号が飛びますが、最後の⑤番を見てください。この写真は、店内ではとてもスマホで動画や写真を撮ることはできませんので・・・ボクたちが食べ終わって店の外に出た後で、外から内緒でパチリと写したものです。いかにも、地元の韓国の人たちが利用する食堂という感じが出ていますよね・・・
さて、⑤番の写真のように店内は混んでいましたが、ボクたちは何とか真ん中のテーブルに座ることができました。で、ボクが片言の韓国語で店のお姉さんに「冷麺はありますか?」と聞くと「ありません」という返事が返ってきました。それでは「メニューは?」と聞くと、お姉さんは壁を指さして「壁にあります」と言うのです。
見ると、メニューが壁に貼ってありました。メニューはチャンポンが主体で、どうやら、ここはチャンポンが売りの店のようでした。韓国で『チャンポン』というのは、日本の『チャンポン麺』のことです。ややこしいので、以下、『麺』を省略して、『チャンポン』で統一して表記しますね。
さて、その壁のメニューが③番の写真です。アホバカ妻もボクも、壁のメニューのお薦めマークのある『ヘムルツゥク チャンポン』にしました。③番の写真の一番上に黄色の星マークがあって、『9,500ウォン』と書かれていますが、これが『ヘムルツゥク チャンポン』です。日本語で言うと『海鮮チャンポン』になります。『9,500ウォン』は『950円』ですから、値段は日本とあまり変わりません。
ボクがお姉さんに『ヘムルツゥク チャンポン』を二つ注文すると、すぐに大きな丼に入ったチャンポンが運ばれてきました。そして、ボクもアホバカ妻も、その丼の大きさにびっくりしてしまったのです。丼の直径はなんと25cm近くあったのです。
④番の写真をご覧ください。これが、ボクたちの食べた『ヘムルツゥク チャンポン』です。
韓国のチャンポンは、日本のチャンポン麺とは異なり、このように赤い色をしていて、大変辛いのが特徴です。そして、海鮮チャンポンには、カラス貝(写真の黒色の貝です)、イカ、タコ、エビなどが一杯入っています。
前に、ボクは韓国の田舎町で3年間単身赴任をしていたことを書きました。実は、そのとき、職場の近くに中華料理屋があって、単身赴任の間、ボクは同僚の韓国人社員たちとよくその店に昼食を食べに行っていました。
そこで食べていたチャンポンが、これと全く同じものでした。ただし、丼はもっと小さなもので、この店のような巨大なものではありませんでした。
さっきも書きましたように、韓国のチャンポンは辛いのが特徴です。単身赴任のときに行った中華料理屋では、韓国人の同僚たち、特に女性社員は辛いからといって、チャンポンは絶対に頼みませんでした。ボクは、辛いものに慣れている韓国の人たちが、辛いと言って敬遠する食べ物があるのかと驚いた次第です。
だから、ボクがその店で海鮮チャンポンを頼むと、その都度、韓国人社員たちは「辛いですよ。大丈夫ですか? 本当に食べることができますか?」と心配してボクに聞いたものでした。確かに辛かったのですが、しかし、そのチャンポンは何故かボクの口に合ったのです。それで、ボクは同僚たちとその中華料理屋に行くと、いつもこの赤いチャンポンを注文していたのです。
このような懐かしさもあり、ボクは喜んでチャンポンを食べ始めました。
しかし、この店のチャンポンは、ボクが単身赴任先で食べていたものより、はるかに辛かったのです。しかも、ものすごい分量です。
そのため、ボクは水を飲みながら、時間を掛けて、ようやく一杯を食べつくしました。ただし、おつゆは全部飲むことができず、残してしまいました。
「これだけの量があるので、アホバカ妻はとても食べきれないだろう」と思っていたのですが、驚いたことに、アホバカ妻も時間を掛けて、麺や具をほとんど食べきってしまったのです。
実はアホバカ妻は、このチャンポンが大変気に入って、今でもボクによくこんな話をしています。
「あのときのチャンポンは辛くて、最初、私はとても食べきれないと思ったのよ。でも、中に入っているイカを食べたら、その辛さがやわらいで・・・結局、全部食べ切ることができたのよ。あのチャンポンはおいしかった。また食べてみたいわ」
さて、ここでもボクは失敗をおかしてしまいました。ボクは、いつもエビをカラごと食べています。ご存知のように、韓国は金属の箸を使います。そのため、エビを食べようとして、金属の箸でつまんで口まで持ってきたのですが、そこで箸が滑って、エビを丼のおつゆの中に落としてしまったのです。
その時には、丼の中には麺や具はほとんど残っていませんでした。それで、エビは、丼の中に落下し、おつゆの
しかし、幸か不幸か、おつゆの
アホバカ妻は、「もう!」と怒って、服のしみを水で拭いていました。
しかし、隣の韓国のおばさんに、おつゆの
さて、チャンポンの
アホバカ妻じゃないけれど、ボクもまた、あのチャンポンをぜひ食べてみたいと思っています。
さて、今日はここまでです。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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