第5話 フィンガーストライクとエアバイク
再度、地上を観た。今しがた深雪のエアバイクが、倒れた今日の傍らに寄って助け起こそうとしていたが・・・?
「何してるの?居ないじゃない?」
京もろとも深雪のエアバイクさえも消えていた!ミユキーッ!
屋上フェンスの金網ごと、鷲掴みにして地上に向けて叫んだ!どうしよう・・。ヤラレタ?
ハラハラして落ち着かない。
「オマターッ。」深雪の声が右斜め上からした!
発声元を観た!
「京! それに深雪・・・。」安堵したアンはヘナヘナとその場で尻もちを突いた。
両手両足が力なくブラブラに為っていたので、立てる筈も両手で京をハグするでも無く
ただ、座り込んで京と深雪を観ていた。
「未来へ行って進化した医療科学を駆使してもらって再生したよ」フィンガーストライクで背中を撃たれて絶命した筈・・・。
「お化けじゃないよ?ホラ、この通り!」
両膝を曲げてジャンプして見せた!
「京!心配したんだからあ!悲しんだのよ?一杯イーッパイ!」
駆け寄って抱きしめた!
「あと一人だね。」
「コロヒトのメンバーに一人足りない。」
今、総勢3名。
人から獣に為って人獣に変わった人間は数えきれない。
普段は人の姿をしているが、己の欲を全うしようとすれば高揚して血圧が上がり血中酸素含有量が、90%を下回り人獣に成り代る!
それがK点だし、人と獣のレッドラインだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます