幕間その2

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From :+±-″-′″″√


タイトル 君の弟さん預かってマース。


長いこと行方不明にしてたアルア君の弟のルア君、ウチのチームで預かってます!金銭面でのトラブルでしたが、双方後腐れのない解決の目処が立ちそうなので、手打ち見届けの第三者、そして引渡し先として連絡します!勿論身体には傷一つ付けてません!指定のラブホまで受け取りに来てね♡


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突如届いた差出人の分からない奴からのメール。


バカ弟が生意気にもやらかしたらしい。


別に今までも、泊まりに出て何週間も帰ってこないとかザラだしいちいち気にかけたこともなかったけど、今回はやんちゃが過ぎたようやな。


ずる賢いあいつのことだから、自身がなにかやらかすとは思えんが、アイツの取り巻きがトラブって首を突っ込んだってとこか。


まぁ、所詮は中坊チューボーの起こすトラブルやし、そう大事にはせんやろ。


…帰ってとりあえず説教やなあのアホンダラ。





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ぐぷぐぷと喉を鳴らしながら自分のペニスを美味しそうに味わう、丸みを帯びて肉感的なフォルムをした青毛の犬の少年には目もくれずランは端末を弄っていた。


時折脇に置いてあるリモコンのスイッチをカチカチと操作すると、少年___ルアの乳首を甘く刺激していたローターが震え方を変えて、その度にピクリと反応をするが、絶頂とまではいかない。


ルアは自発的に手を後ろに組んで、押し寄せる快楽に呼応するようにフェラチオの速度を早めて、ランのペニスをより深くまで飲み込む。


「ブンちゃん?あー、彼、時間にちゃんとこっち来るって?おけおけ。じゃあコッチはちょっと押しで始めようかな。」


ランがルアの髪をやや乱暴に掴み、まだ幼くて小さな喉の奥にまでペニスを突き入れる。


「ん″ぐぅ♡っぐぷ、ゅろ♡」


それでもルアは後ろ手の姿勢を維持したまま、辛うじて動く舌を最大限に動かし、ペニスに奉仕をする。


「よくできました。こぼしちゃだめだよぉ~。」


ランはそう言いながらローターの振動を最大限まで上げると同時に喉の奥に精液を流し込む。


「~~~っ!??♡ッツっ♡ぐッ♡」


一生懸命、そして、“愛おしそうに”喉を鳴らしながら濃い匂いを放つそれをルアは飲み干していく。


やがてずるりとペニスが口から引き抜かれ、射精してなお勃起を保ち続けるそれは精液とカウパー、そしてルアの体液で妖しくてらてらと輝いている。


今の今まで自分の喉を犯していたそれをルアはうっとりと見つめながらまた近づき、舌でペニスを綺麗にし始めた。


ごしゅじんさまのおちんちん、よごしたままじゃだめだもんね。


「そうそう。ローターの刺激強かったのに、ちゃんとイくのもおちんちん手で触るのも我慢できてエラいね。」


そう言って頭を撫でてやると、ルアは嬉しそうに舌を出しながら


「わんっ。」


と鳴いた。そこにはオスとしての誇りもなく、ただ他人のペニスに奉仕することを覚えさせられた色狂いの犬としての自分だけがいた。


「今日がルア君とも最後になっちゃうからなぁ。でも今日からまた前のお友達とも一緒になれるから寂しくないね。あぁでも、女の子だけは先に売れちゃったから…ドンマイ。」


話していること自体は残酷極まりないのだが、頭を撫でられながら奉仕する喜びに浸るルアの耳には届いていない。


ランはそれをニコニコと見ているだけだった。


「もしもし、あ、ブンちゃん?例の人たち、入れちゃおうよ。もうお兄ちゃんこっち向かってるだろうしね。」


「おわりましたっ。」


甘い疼きを我慢しながら竿を、亀頭を、玉に至るまで舐め取り、物干し気な顔でルアがランを見つめる。


「ありがとね。…もうおちんちん苦しいでしょ?イッちゃいたい?」


「……///イきたい、です…♡」


「だよねぇ、でももうちょっと我慢ね。最後にもう一個だけ頑張ってもらうから、それが終わったら好きなだけイッていいからね。」


何も言わないが、少しだけ不満そうな顔を漏らすルアの頬に手を当てながらそう言った瞬間、ルアは顔を明るくして「わんっ!♡」と鳴いた。



_______



………高校は親の期待に応えるために遅くまで学習塾へ通い、脇目も振らず勉強した。


難関大学へ合格し、名門商社への切符を勝ち取った後も勉強を怠らなかった。


おかげで、不器用な生き方だったかもしれないけどそこそこ出世して、物静かだけど優しい社員の子と知り合って結婚して、今年で5歳になる息子にも恵まれたんだ。


………いつも通り電車で出勤して、いつも通りの生活をしようとしただけなのに、たった30分ほどの間だった。


痴漢の冤罪をかけられて、殴られて金も取られ、あまつさえやってもいないことを会社に電話された。


ボロボロの僕を見た上司はその場では信じてくれたけど、どこから広まったのか部署の人たちからの視線がどこか冷たくなった気がする。


噂話をされているような、笑われているような気がした。


仕事にも生活にも支障が出始めて、近所の人たちからも噂されるようになったのか、見られているような気がして、その度に治ったはずの肩がズキズキと痛む。


妻と息子には、落ち着くまで一旦実家に帰ってもらうことにした。


そんな時だった。


『私なんと言いますか、いわゆる“被害者の会”の者でして。聞けば貴方も被害に遭われたということでね、この度彼らには然るべき処置を受けさせることになりましたので。よろしければ、お父さんもご参加どうでしょうか?場所は____』


「あの、おたくも例の少年グループに?」


「ええ、その、はい…。ここ最近のことなのですが。」


「互いに災難でしたな。いやはや、最近の少年というのは非行に走りやすいものなのでしょうか?」


「さぁ…しかし、この被害者の会の主催者は一体どんな人物なのでしょうか?こんなスモークの貼られた、しかもカーテンまで閉められたマイクロバスに乗せられて…」


「それはまぁ、我々以外の方の中には、人に見られると社会的信頼の失墜もあるような方がいるかもしれませんから、その辺の保護では?」


「そうでしょうか…。」


それにしてはレンタルした車ではなさそうだし、自分を迎えに来た高そうなスーツを着た眼鏡のライオンもどことなく冷徹な…どこか暴力を感じさせるような雰囲気がしたのは気のせいだろうか。


そう思っているとバスが停まりしばらくすると


「皆様、これでお揃いですね。これからこの車は会場へと向かいます。改めて説明させていただきます。この度被害に遭われた皆様には十分な補償金とグループの少年達からの謝罪、本人筆跡による正式な書面による潔白の証明が____」


疑念はその言葉を聞いてどうでも良くなった。


あの少年たちの憎たらしい顔、私が受けた屈辱、それを思うと治ったはずの肩がズキズキと痛む。


まずは謝罪だ。


自分の名誉の回復をしない限り、僕は前に進めない。








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