第8話

「ん"ぅ~っ"♡ふっ"♡ぅ"っ♡」


髪を鷲掴みにされて身体をベッドに押さえつけられながら自分よりもはるかに体格の大きなランのペニスがルアの体の中を暴れ回る。


ランの腕によって枕に強く押し付けられたルアの顔は息が上手く吸えず、ほんの少しの隙間から入ってくる少ない酸素が脳に回る時、同時に流れる快楽が息をするだけで快楽になるというふうに体を誤認させていた。


突かれる度に絶頂を繰り返したルアのペニスはとっくに精子を出し尽くしており、女のように潮を吹き出すだけだった。


快楽で気絶すると今度は快楽で起こされ、リキッドによって些細な刺激も鋭敏に快楽として感じとるようになった体は快楽に鈍くなることも許さない。


「ルアくん気持ちよさそうだねぇ。」


「ぎ、ぢぃい"♡っ♡どまっで♡や♡っ"♡」


ルアはもう言葉らしい言葉を発することができないほど快楽に脳を灼かれているが、それでもランは責めを緩めない。


「でもさぁ、言ったじゃん?君はチンポの奴隷のワンちゃんでしょ?飼い主に手を煩わせてどうすんのさっ!」


ばちぃ、とランがルアの尻を引っぱたくと、痛覚も快楽へと変わったルアは


「きゃわんっ♡」


思い切り腰を反り返らせて立ち上がり、ペニスから壁に向かって勢いよく潮を吹き出す。


瞬間、ランはルアの首に付けられた飼い犬の証である首輪に無理やり指を通し、隙間をなくした首は脈が締め上げられる。


傍から見るとルアがランのあぐらに座り込んでいるように見える。


「がっ♡"っっ…はっ"…」


何とか呼吸をしようとするも上手くできず、本能的に逃れようと身をよじらせると、呼吸できず鋭敏になった身体はランの深深と刺さったペニスの存在をよりはっきりと感じ取る。


「おっ、締まってきたじゃん。その調子なら俺もイけるかもしんないなぁ。」


ランが首輪を引き続けたままルアの腰に右手を当て、前後に揺さぶり始める。


「俺をイかせてくれたら息できるようにしてあげるから気合いいれて腰振りな。ほら開始。」


ランさまっらんさまっ"ぐるしい"っ♡きもぢぃっ♡


イッて♡だしてっ"♡ランさまっイクっ♡だして♡


腰をヘビのように大きなストロークで動かし、時にペニスを締め付け搾り上げるように腰を持ち上げ上下に動き、ランを刺激する。


本人は気づいていないが、自分が快楽を味わい尽くすことで相手がどう動いたら気持ちよくなれるかを自然と感じ取りその通りに動く奉仕するメスとしての姿勢は完成していた。


ランさまっ♡ぎもちいっ、ですかっ♡うまいっ♡、っ、ですかっ!ごほうびっくださいっ♡


本人はそう話しているつもりでも実際には喉は塞がれているので、


「~~""♡~っ"♡~”♡♡」


というような声にならない叫びが出るだけ。それでもランは敏感に感じとり、右手で腰の動きを大きくアシストする。


「いいよぉ、ルアくん。かわいくちんぽに媚びれたねぇ。ご褒美あげるっ。中に出してあげるからねっ!」


ランはベッドに寝転んだかと思うとルアの首輪も引き倒して後ろから抱き抱える。


そして射精間近で大きく膨らんだペニスでごりゅごりゅと勢いよく突き上げた。


粘液を分泌し続けるルアの穴からぐちゃぐちゃと卑猥な水音が鳴り響いてフェロモンのような性を刺激する香りが充満する。


「っ”♡っ”♡っ”♡っ”♡っ”♡!!」


「よくできましたっ。じゃあご褒美あげるから全部のみなよ~。」


ランが首輪から指を外し、ルアに呼吸が戻る。脳に酸素が行き渡り全ての感覚がクリアになったところで、ランはルアの乳首を思い切り引っ張り、精液を中へ出した。


痛みと快楽と心酔が同時に刺激されたことによるこれまでにない命の危険すらある激しい絶頂に、精子はとめどなく溢れ、胸をつたい顔を汚していく。


チカチカとした感覚。


「立派なワンちゃんになれたねぇルアくん。次はそれを教えてあげる方にならなきゃね~」


消え行く意識の中でランの言葉の意味はよく分からないまま、快楽の波に打たれながら視界が暗くなった。





「ブンちゃんお疲れー、ルアくん泡吹いて倒れちゃった。でも調教ほとんど終わったよ~」


泡を吹いて倒れているルアの口に乱暴にペニスを出し入れしながらランが通話する。


「案外早かったね、潜在的にMだったのかねぇ。」


「かもね~とりあえずこっち終わったから後はおにいちゃん待ちかなぁ。」


「それだけど、兄貴には匿名で場所のメール送っといた。ついでに、ランちゃんの言った人達にも送っといたから。」


「ブンちゃん仕事早くて助かるぅ~♡ルアくんにはこれからは協力してもらうことになるから、おにいちゃんの反応も楽しみだねぇ。」


「仕事、これで8割くらいか。」


「ラストも気張っていこうねぇ~」


通話が切れると自分のペニスを口に含んだルアの舌が亀頭のあたりを動きまわる感触を覚える。


ルアは目を覚ましたあと、自主的にランのペニスに奉仕をしていた。


「おはよぉ、ルアくん。ぺろぺろ自分でできてえらいねぇ。」


ルアの褒めながら頭を撫でてやると嬉しそうに、そして愛おしそうにしっぽを振りながらペニスをしゃぶる。


ランがご褒美とばかりに尻を軽く叩いてやると、ルアは


「きゃう♡」


と鳴きながら軽く絶頂した。




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