幕間

ホテルの一室で体格のいいピットブルとウルフドッグの二人が向かい合って朝食を食べていた。


「ブンちゃん、そっちどんな塩梅あんばい?ロトくんだっけ?青毛の。」


「いやぁ、どうもメスには目覚めたみたいなんだけどねぇ。ホテルで貸し出してるコスプレに興味あるっぽかったからケツにエネマグラ突っ込ませて好きに着替えていいよって放置してたら脈拍ドクドクになってナース服とか着てる自分見てシコってんの。」


「たまにいるよねぇツッパってる奴ほど女の子の服とか着て形からメスに入っていく子。」


「そっちはどうなのランちゃん。あのクソ生意気そうなリーダーのやつでしょ?」


「あの子はねぇ~見ててかわいいよぉ。薬に元々過敏なのか分からんけど手伝ってあげなくても自分で動いただけでイッてんの。まだ一段階目なのに。」


「男も女も気丈なやつほど変なとこ弱かったりするからなぁ。」


「もう目覚めちゃったのか犬座りで舌も出して目ェうるうるさせながら『ランさま』なんて呼んでくれてねぇ。ご褒美に乳首つまんであげたら『きゃうん♡』って鳴いて同時に射精しちゃっててわんこみたいでかわいいんだわ。」


「あー、それなんだけどさぁ、ランちゃん。顧客から注文増えてさぁ…兄弟がサカり合う様子見たいとかいう客がいるんだよねぇ。」


「えぇ~?今回グループのガキは全員攫ったせいで1人あたりの担当人数多いんだから。また攫いに行くのかったるいよ。」


「無理だろうねぇ。でもちょっとこの子達の資料見てたらランちゃんのとこのルアくん、お兄ちゃんいるらしいじゃん。」


「マジで!じゃあさぁ、」


「そ。どうせ兄貴もろくでもないワルだべ?俺らから動かんでも挑発して1人で来させりゃいーってことよ。」


「うっひょぉ♡楽ちん♡ブンちゃん冴えてるぅ~スマホからメール送っときゃええんやね?」


「そういうこと。頼むねぇ?」


「おけまるちゃん。写真も一緒に送ってあげるかぁ。」


「ところでランちゃんまたエグい責め方してるでしょ。壁越しに音と声聞こえてるって。躾も程々にしとかないとまた“戻ってこれなくなる”子出てくるよ?」


「だーいじょぶだいじょぶ。あんだけイキり散らしてたんだから根性あるって。」


スマホを取ってルアのいる部屋の様子を端末からライブ映像で映すと、叫びすぎたのか枯れた絶叫が流れる。


『ラ”ンさまっ”♡だすげてっ!イ”キたいのっ”あたまきもぢいいのにイケな”いのやだあ”っ』


青毛の少年イヌはベッドに腕と足を縛りつけられたままアイマスクをかけられて、乳首や舌、首筋といった神経の集中するところを徹底的にローターでいじめられていた。ただし、股間には貞操帯を付けられて射精ができないように施されている。


『ぐぅ”ぅぅ”♡あたまだけやだぁっ!ちんちんも”いぎたいのにぃっ!♡ラ”んさま”っこれとってよ”う♡はずしてぐださいぃ♡』


「喋れるうちは大丈夫ってね。尻のバイブも動かしちゃおっか。もちろん最強モードでね。可哀想だから貞操帯のロックも外しちゃえっ。」


スマホをタップする。


「ッッヅ!!♡”///ギっイッッ♡♡///あ”ッ♡~~~ッッッ”♡♡」


止まらない刺激と絶頂でどんどん身体がベタついた白に染まっていく。


「声が出るうちはまだ生きてるから、朝飯の続き食べよ、ブンちゃん。したらばもらっていーい?」


「全然いいけど、ほんと殺しちゃダメよォ?」









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る