第3話
とても聡明で記憶力も抜群だから。
「でも、この本に出てくるキャラクターたちと自分を重ね合わせるのはやめよう……」
私は心に決めた。
この本に出てくるキャラクターたちは みんな美しくて強くて優しくて、恋愛にも恵まれている。
私はそんな人たちとは正反対だ。
男性にはどうしても塩対応をしてしまい、恋愛には鈍感で、腹黒く、目つきが鋭く、やや胸が大きい。それを隠すように髪の毛を腰まで伸ばしているけど、それが逆に目立ってしまう。学校ではモブ的存在にこだわり、友達も少ない。
「こんな私が異世界に行ったら、すぐに死んでしまうだろうな……」
私は苦笑した。
そんなことはありえないと思っていた。
しかし、その時、とんでもないことが起こってしまった。
――私のカバンから 光が 溢れ出したのだ。
私は、その光に包まれて、意識を失った。
◇ つづく...
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