第75話 1人でもやばいヤンデレ美少女たちが手を組み始めました、これはもう諦めた方がいいですか?
「私が選ばれなくたっていい。でも、彼を譲る気はないわ。その上でもう一度私と手を組んでくれるかしら」
「「「「…………はい」」」」
気がついたら、言葉が出ていた。
そのくらい熱が凄かった。
「これからは我慢しないわ。色仕掛けだってなんだってやってやるわ。そのくらいしないと彼は微塵も見てくれないわ」
「はは…、真珠ちゃん、既成事実を作りそうな勢いだね…」
「当たり前よ、瑠璃さん。そのくらいして、ようやく振り向いてくれると思ってるわ」
今の真珠ちゃんなら、今すぐにでも廉くんを襲いそうな勢いだ。
でも、本当にそれくらいしないと…
***
1人になって数十分後、流石に寒くなってきたので、ログハウスに帰った。
そして、気づいたら布団に押し倒され、上半身裸になっていた。
「え? し、真珠? ど、どうしたの? なんでみんなも見てるだけなの? え? なんで!?」
「私たちはもう吹っ切れたわ、今、この瞬間から、あなたを全力で振り向かせに行くわ」
「私たちってことは…」
「なんでもかんでも上手くいくのが人生だと思わないことね」
あぁ、どうやら彼女たちからはどう足掻いても逃してくれないみたいだ。
1人でもやばいヤンデレ美少女たちがもう一度手を組み始めた、これはもう諦めた方がいいのか?
そこからの記憶はない。
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