「今は見てなくたっていい、今から見てくれればそれでいい」

真珠から返ってきた言葉は想定外のものであった。

「あなたに見てもらえるように、あなたの好みに全て合わせる。あなたが言うならこの長い髪だって切る、黒髪が嫌いなら違う色に染めるし、この性格だって頑張って治す。だから…だから…私の事を見て欲しい…あなたが見ていてくれるなら、他のことはどうだっていい…」

「だから…私の告白に…応えて…」

真珠は感極まって泣いていた。

「………………」

その姿を見て僕は何も言うことができなかった。

「あなたが聞きたいことは分かってる。瑠璃さん達の事でしょ」

「えっ…あ、うん」

「瑠璃さん達と仲良くして欲しいのなら、仲良くする。何でも聞く、何でもする…から…お願い…」

「みんなの仲が悪いのは僕も居心地が悪いから、仲良くして欲しい。けど…その願いに応えられるかは分からない」

「………そうね、そうよね。あなたなら、きっと私の事を見てくれるはず…信じてるわ」

そう言いながら、目に溜まった涙を拭き、1人ログハウスに戻って行った。

僕はその後も海辺に残っていた。

ヤンあき？の結末をどうしようか悩んでいます。

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