第19話 日菜の買い物

<うち!土日大好き!……けど今回の土日が嫌い!>

<何故か!みんながいないし!どこか行っているのかな?……つまらない!>

龍が廊下を歩き、日菜は、見つける。

「あ!いた!ゴンちゃん!」

龍の背中に飛び込む日菜。

「危ねぇなぁ〜」

「ねぇ〜ゴンちゃん!遊びに行こう!もしくは、どっか連れて行けぇ〜!」

「行かね〜よ!お前もそうだけど!人とは、関わりたくないし、面倒くせぇし」

「えぇ〜〜とか言って、ゴンちゃん何気に寂しがり屋じゃないの?」

「お前と一緒にするな!破天荒なロリっ子と一緒に歩いたら周りの目線が酷く感じる」

「あら!良いじゃない!……私は、そう見えないよ!」

「泰子ちゃん!」

「あら!下の名前呼んでくれるの?嬉しい!」

「馬鹿を言うな!用事もないのに無駄に物を買わされる気持ちになれよ!」

「じゃあ!無駄な買い物をさせない物がある!」

「え!?なになに⁉️」

「龍くん逃げても無駄よ!小学生が1人でおつかいさせるのは、危ないから!一緒に行ってあげなさい!」

「ははぁ〜ん!日菜〜お前なら出来るよ!……そう!君なら!出来る!おつかいは、小学生でも!出来る!がんばれ〜」

「うちした事ないからわからない!」

「嘘つけ!お前!ひとみが一緒の時良く買い物してたろ!」

「こら!龍ちゃん!女の子1人にさせて!男としてどうなの?荷物持ちは、どうするのさ!速く!行きなさい!龍ちゃんのご飯だけ!抜きにするわよ!」

<最悪だ!なんで小学生の子守りしなきゃいけないんだか>

「ほら!日菜行くぞ!」

「龍ちゃん!」

「今度は、何?」

「大人を信用しないのは、勝手だけど!…人生の先輩としては、ちゃんと見せなさい!いずれ、あなたが先に大人になるんだから!」

「はいはい!」

「私は、信じているから!頑張りなさい!」



龍と日菜は、スーパーに向かう。

「日菜見つけたか?」

「あれ?何だっけ?」

「あのな〜泰子からメモは、どうした?」

「あれ?どこいったかな〜?」

「おいおい!頼むよ!」

「これだ!」

「何でメモをくしゃくしゃするかな〜?……しかも!いつのまにガム噛んだんだよ⁉️包み紙のかわりに使っているしこれじゃあ何を書いているのかわからないよ!」

「イエイ!」

「はいはい!かわいい!かわいい!」

龍は、スマホを出して泰子に連絡をする。

「あ、もしもし!…すまん!日菜がおつかいのメモがガムの包み紙かわりに使って読めないんだよ」

「え?電話!貸して貸して!」

「馬鹿!遊びじゃあないんだ!……すまん!後で、スクショして、送って!じゃあ!」

「やっちゃんと話したかった!…」

「帰ったら!話せるだろ!」

「チェ!つまんない!」

「わかったから!このお使い終わったら!500円あげるから!速く終わらすぞ!」

「うん!頑張る!」

<ちょろい……そして疲れる!>

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