第17話 浪川 泰子の弁当②
龍は、帰ろうとする。
「そう言えば!あんた!何か企んでいないよね?…スノードロップを」
「企んでいたとしてもとっくに俺は、行動してる…違うか?」
「あんた!本当に未成年?…いくつよ⁉️」
「16」
「歳下⁉️」
「やっぱり!学校通えば!…歳近いごときで、先輩、後輩をつけたがる、シェアが狭くなるな!」
「何が言いたいの⁉️」
「そんなに学校通うだけで偉いのか?」
「いや…別にそこまでは、言ってないよ」
「悪いけど、あそこの施設は、何もしないし、ただのニート空気だと思え、あと!
変な同情するくらいなら、ほっといてくれ!」
優香の友達が来る。
「ねぇねぇ!優香!あの人!彼氏?」
「はぁ⁉️」
「かっこいいじゃない!…名前なんて言うの?」
「菱水……龍」
龍は、さっきの浪川 泰子の弁当屋に向かう。
泰子は、弁当屋を閉めようとする。
龍は、一万円札を出す。
「あら、菱水さん…このお金は?」
「弁当1つお願い!」
「あら!ありがとう!…」
「弁当は、ここで食べて良いか?」
「えっ!?ここで?」
「弁当食べながら!…話しがある」
夜が経ち、藤田、根津、ミラ、日菜、叶、優斗、龍は、食堂に集まる。
「また、弁当かよ」
「優斗くん!そんな事言わないの?」
「全員で一緒に食事したとしても弁当だけじゃん」
「それなら安心しな!今日でこの弁当は、最後だ!」
「えぇ!?」
「はぁ⁉️」
「龍くんそれは、どう言う事ですか⁉️」
「まぁ!落ち着け!後で、話す!」
「今この場で話してくださいよ!…いくら何でも!勝手すぎますよ!」
「まだ全員揃ってないだろ?…後で、話す」
「ゴンちゃん、弁当じゃなかったら、ゴンちゃんが作るの?」
「まぁ!それもありだな!コスパが良い!毎日は、だるいから、当番制が良いしな!みんな、明日から、具材買い出しして、作れよ!」
「ふざけるな!…俺は、野球があるんだ!…そんな事してる暇がない!」
「だったら、弁当残さず食え!…良くそんな発言出来るな?…自分が特別に野球が上手いから許されるみたいな言い方にしか聞こえない!」
「そんな事は、言ってない!」
「だったら、今まで!朝練で忙しいって言い訳して一緒に食事しない時点で間違っている!」
「龍くんの言う通りです…食事をしないと野球なんて出来ませんよ」
「ミラもクッキングする!」
龍は、ミラの頭をなでなでする。
「おう!偉いな!まずい料理するなよ!」
優香が帰ってくる。
「ただいま〜どうしたの?また全員揃って?」
「姉貴!……今日弁当最後だって!」
「はぁ!?誰が決めたの?…じゃあ!これからのご飯どうするの?」
「みんなで当番制で作るんだって」
「龍!あんたが決めたの⁉️」
「そうだ!…文句があるなら、自分で作りな」
「いや…良いと思う」
「姉貴⁉️」
「あたしも弁当飽きて逃げていた…けどね!さっき龍が弁当を届けに来て思った…出来たてで温かかった…これを最後って聞いたらさ!あたし…なんて事をしたんだろうって思った」
「俺を届けたおかげだな!」
「あんた!空気を壊すな!」
「この機会で!最後の弁当だ!全員で一緒に食べる!明日からは、全員で当番制で作る!……っと言うわけで、みんなの基本を見せる為!ひとみ!弁当食べ終わった後、買い出しよろしく!」
「私!?」
「じゃあ!みんなで食べるぞ!」
「いただきます!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます