第15話 毎日弁当

<俺は、思う……ここの施設は、何で弁当なのか?>



朝から食堂室では、藤田、根津、叶、日菜、ミラが座って食事をする。


「なぁ〜藤田さん」

「なんですか?…龍くん」

「何で?ここの施設は、朝、昼、晩全部弁当なんだ?」

「ここの弁当屋さんは、食事の栄養バランスが良くて…昔からの付き合いが長くて」

「そんな事を聞いているんじゃない‼️」

「はて?じゃあ!どう言った意味で?」

「悪いけど!弁当は、飽きた‼️」

「しかし!弁当の種類は、毎日、朝、昼、晩…毎日具材は、違いますよ!」

「分かっていないな〜〜あんたら大人にしたら我慢出来るし、我々未成年は、弁当以外食べたい……そうだろ?」

「まぁ〜〜確かに毎日弁当は、ちょっと…」

「確かに!優兄と優姉も弁当から逃げているもんだもん‼️うちは、弁当好きよ!」

「meは、オムライス…タベタイ‼️」


「そうですよね~私もそう思います」

「根津さんまで!……まぁ検討いたしましょう」


全員食事終わり…人それぞれ、春休みが終わり学校が始まる。

ミラは、根津さんが面倒をみて。日菜は、小学校に行き、叶は、新しい中学校に行く。それを龍は、見送る。

「ゴンちゃん、行ってくるね!」

「あぁ!…いってら…なぁ!叶…」

「何?」

「お前は、これで良いのか?」

「どう言う事?」

「今の現状…」

「良いに決まっているじゃない!」

<演じていないようだ>

「そう!なら良い!…新しい中学校でも…そのまま素でいろ!……もうお前は、見捨てる人間は、いない…」

「うん!ありがとう!ゴンちゃん行ってきまーーす!」

叶は、外に出た。

「なぁ〜んてな!……」

「何が?」

「んあぁ⁉️…日菜まだいたのか⁉️」

「うん!忘れ物をしてたから戻ってた!」

「そうか!気をつけろよ!」

「ところでゴンちゃんさぁ〜」

「なんだ?」

「叶姉と付き合っているの?」

「お前は、そう見えるのか?」

「うん!そう見えちゃう!」

「フン…そうか!」

「えっ⁉️どう言う反応⁉️」

「日菜…学校遅れるぞ!」

「えぇ〜〜せめて答え知りたかったな〜」

日菜は、学校に行く。


藤田は、龍のところに行く。

「龍くん…君は、学校に行きたいと思いませんか?」

「ないね‼️」

「凄い!即答ですね……まぁ龍くんは、ここの経営者だから大丈夫でしょう!」

「経営者だから安心してるような言い方にしか聞こえないけど」

「そんな事言ってませんよ」

「俺…記憶は、薄いけどここの施設1度行った事あるはず」

「そうなのですか⁉️」

「もしかしたら中学からどこか施設に入っていたのかもしれない…けど!かげで親父の仕送りしてて1人暮らしが出来た」

「じゃあ!中学のどこかで入る手続きで、」

「いや!遊びに行った感じだ」

「うん?施設の子が友達にいると?」

「杉内 梨華って名前がいた」

「なぜ⁉️その名前を⁉️l」

「やっぱりあんたも知っているのか?…ここの施設怪しすぎる……俺に何を隠している?」

「龍くん…梨華ちゃんの話しは、後で話しましょう!……それより…優香ちゃんが弁当忘れてきたそうなので届けにお願い出来ますか?」

「えぇ〜〜?」


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