第12話 自己紹介④

ショッピングモールから出て、鼻うがいしたり、花粉症の薬を飲む龍。

<今日1日なんでこんなに疲れるんだろ?>


道を歩き、龍の横から走ってくる幼女が突っ込んでくる。

そしてぶつかる。


「痛っ⁉️」

「あ!アイムソーリー!」


ぶつかった幼女は、細川 ミラだった。

<なんか嫌な予感する>

「ぶつかって悪かったな!怪我ないかい?」

「YES!大丈夫」

「そうか!なら良かった!」

龍は、逃げるかの様に去るがミラは、追いかけてくる。

「はぁ⁉️なんでついてくるんだよ⁉️」

「YOU‼️…鬼さんデース‼️」

「いやいや!俺鬼ごっこしてないし!…って言うかついてくるな‼️」

「YOUは、鬼なのに、なぜ逃げるの?」

「いやいやいや!だから!鬼ごっこしないし!ついてくるな‼️って日本語分からんか!⁉️」

「YOUが鬼ごっこしないと!ツマラない!」

「いやいやいやいや!もう!近寄るな!これ以上人と関わりたくない!」


龍は、体力が限界なのか、止まり、めちゃくちゃ疲れている。


「ゼーハーゼーハー…」

<コイツ化け物かよ⁉️…俺がオッサンなのか⁉️……死ぬ〜>

「YOU‼️ダイジョーぶ?」

「君は、親は?」

「オヤ?…キャナーダ」

「キャナーだ⁉️……訳わからん……じゃあ!遊んだ子とか一緒にいたとかいないのか?」

「ハリャあ〜〜」

<あぁ〜〜駄目だこりゃあ〜頭いてぇ〜>

「まぁ良いや…いいか!君は、迷子なんだよ!」

「マイコ?」

「そう!迷子なんだよ!だから交番に行こう!」

「マイコじゃないよ!meは、ホソカワ ミラだよ!」

「名前など!聞いてないわ‼️」

ミラは、泣きそうになる。

「うわ〜〜めんどくさい……とりあえず、一緒に行くぞ……もう暗くなる」

「イェース‼️」

龍とミラを手を繋ぎ歩く。


叶が走って向かってくる。

「あれ?ミラちゃん!どこ行ってたのよ?……いくら鬼ごっこにしては、遠く行っちゃ駄目でしょ!」

「お前の知り合いか?」

「ってゴンちゃん!なんでミラちゃんと一緒にいるの?」

「はぁ〜今日1日スゲ〜疲れたな〜って事は、コイツも施設の子供か?」

「コイツとか言わないの‼️ミラちゃんです‼️」

「はいはい!」

「イェース!me!ミラ‼️」

「叶…お前、こんな小さい子を目を離したら駄目だろ…知らない人をついて行ったらどうするんだ?…俺だったらまだしも…」

「ごめんごめん!けど、ゴンちゃんだから良かったよ」

龍とミラと叶で3人で手を繋ぎ、一緒に歩き、スノードロップの施設に向かって帰るのである。

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