第7話 スノードロップの子達①

最川 叶の件を解決したついでに菱水 龍は、児童養護施設、スノードロップでは、最初は、赤字になり、龍が入り黒字化した。

現在3月の下旬に入り…スノードロップの子達は、今春休み中。


スノードロップの広場…食堂では、根津 瞳は、テーブルを拭いている。

<あの件がありここの児童養護施設は、変わったのかなと思いきや……やはり子供達は、一緒に食事してくれない……ここ私…やって行けるのかな?>


すると…小学生の女の子が廊下を歩いていた。

「あ!ひなちゃん!…おはよう」

「おっはーひとみ〜」

「こら!呼び捨てしないの!」

「え〜〜良いじゃん!ひとみん!かわいいもん」

「意味が成り立ってないよ!……朝ご飯一緒に食べよう!」

「ごめん!なつきちゃんと一緒に遊ぶ予定だから朝ご飯は、いいよ……じゃあね」

「あ!待ちなさい!」

上沼 日菜 新小学2年生である。



藤田と手を繋ぐ年長さんである…細川 ミラ5歳 カナダと日本人のハーフである。

「あーーbyuteli……コノハナは?」

「ミラちゃん……待って…元気なのは、良いけど…手を離してどこかに行くのは、やめようか」

「コノハナは?コノハナは?アノハナは?コノハナは?フラワー」

「聞いてませんが……良いでしょう…その花は、スノードロップって言います。」

「Snow drop?」

「ハイ!そうです……ミラちゃんは、英語の発音とても上手ですね〜」

「えっへん笑…」

「この時期に咲くのは、とても素晴らしいですね……しかも施設の庭と一緒の花ですね〜〜」

「イッショ!イッショ!」

「この花は、冬から次は、春って意味ですよ」

「ハァール〜?」

「まだ…ミラちゃんは、まだ早いし、分からないか…さぁ帰りますよ」



スノードロップの庭で掃除してるのは、菱水 龍である。

「俺……マジ何やっているんだ?」

エプロン姿でホウキを使い桜の花を掃いている。

<しかも……この白い花いっぱいだし……不気味だ…花に金かけすぎじゃね?>

霧谷が現れた。

「よう!元気か龍!」

「あなたもくどいな〜本当にストーカーかよ」

「バーカ…何で野郎にストーカーしなきゃいけないんだよ…ストーカーするなら女性だろ」

「じゃあ!女性には、ストーカーするんですか?…趣味悪っ⁉️」

「してたら警察やってないっつうの…」

霧谷は、タバコを吸おうとする。

「ここ禁煙……タバコ吸うなら他の場所で吸って」

「あん?これポップキャンディーな!」

「紛らわしんだよ‼️」

「ここの児童養護施設でタバコ吸える訳ねぇ〜だろ?……しかもタバコやめたし」

「タバコやめれるんだ?……知らなかった」

「俺は、やめれた……他は、知らん」

「って結局何しにきたの?……俺忙しいんだけど、」

「ホウキがはいてるくらいで忙しいのか?…お前羨ましいよ!俺は、24時間働いているのにまったく」

「忙しいんなら帰れよ…邪魔だ‼️」

「まぁ怒るなよ…ブラザー…要件は、お前の父親殺した犯人…別にいる説……気になるか?」

「⁉️」



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