第10話 闇側の生命の神
「ひぼこ様だね。」
生命の神様から声を掛けられたひぼこ様。
ひぼこ「はい。
初めまして、ひぼこと申します。」
セト神「堅い事は抜きじゃ、ささ、
座られよ。」
セト神様は、そう言うと皆を座らせた。
父「息子のロイだ。」
ロイ「もう、ご挨拶したよ。」
父「そうか。。
私には、息子ロイの他に娘もいる。」
ロイ「リオンを連れてくるよ。」
ロイは、そう言うと部屋を急ぎ出て行った。
父「ここに、ひぼこ様をと願い呼んだのは、私だ。
光側の私からも聞いているだろう。」
ひぼこ「えぇ。 闇側との神々様と繋がるようにと。
なぜ、私なのかは、わかりませんが。」
父「そなたは、アレフと共にしてもらいたい事があるのだ。」
ひぼこ「と、言いますと?」
父「我が子達を守ってやってもらいたいのだ。」
ひぼこ「守る?
それは、どう言う事でしょうか?
こちらで、お育てになるならば、
守るなど・・・
移されるおつもりですか?!」
セト神「如何にもじゃ。」
ひぼこ様がアレフ様を見るも、冷静なお顔なアレフ様。
ひぼこ(守るって・・・
危険なわけだよな・・・)
不信に思うひぼこ様。
するとロイが大事そうに抱きかかえ連れて、戻って来る。
「リオン〜、、まだ眠い💤?」
父「まだ、眠かったようだな。
娘のリオンだ。」
ロイがアレフ様へとリオンを渡す。
アレフ様のリオンを見る表情が一変したのをひぼこ様は、見逃さなかった。
(なんだ・・?
アレンと似てるのか?)
アレフ「リオン・・・久しぶりだね。」
ロイよりも更に幼いリオン。
姿で言えば、赤ちゃんを卒業したばかりかと言えるくらいか。
アレフ「アレンよりもまだ小さいな。」
セト神「そう言えば、アレンの育ての親じゃったの。」
アレフ「えぇ。。娘とは、こんなにも可愛らしいものなのか。。。
リオン・・・
ロイ。ひぼこ様にも抱いてもらっても、
いいかい?」
ロイ「勿論だよ。 でも、、まだ眠いみたいで起きれないんだよ。」
アレフ「いいよ、そのまま眠らせてあげようね。」
そう言うとアレフ様は、ひぼこ様に
リオンを渡す。
ひぼこ「うちにも、娘がいるんだが。」
と言いながら、リオンを受けとった瞬間だった。
(な!、、なんだ? この娘は?!)
セト神様はひぼこ様の表情を見るなり
「やはり、わかるのじゃの。」
ひぼこ「なんという、、!
いったい、、この娘は!!?」
ロイ「可愛いでしょ。
僕のリオンだよ。」
ひぼこ「僕のリオン?」
ロイからの異様なまでのリオンに対する感情を受けるひぼこ様は、リオンに目を向けた。
セト神「この娘は、将来あらゆる方面にて使命を帯びていく。
我々の希望じゃ。
この兄であるロイも。。。」
少々、困惑気味なひぼこ様だった・・・
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