第11話 小さな娘
セト神「ひぼこ様が驚かれておる。」
ロイ「なんで? リオンが可愛いから?」
ひぼこ「あぁ・・・可愛らしいよ。
凄くね。」
ひぼこ様は、父上様を見ると尋ねる。
「この娘は、いったい・・・
どう言う娘なのですか?!
感じたこともないような気を持っている。。。」
父「『聖なる』部分だ。
『聖なる闇』のエネルギーとでも。
魂の一部をそのようにしており、
どんなに邪なものを被されようとも、
この聖なる闇が娘を綺麗に戻す力を秘めている。」
ひぼこ「なんて事だ!?
こんな娘を誕生させようもんなら、、、
命を狙われ、たちまち消されてしまうぞ!!、、!」
ロイ「消されてしまうって?!、、どう言う事!!?」
不安なロイをアレフがなだめる。
「大丈夫だ。僕らが全力で守るからね。」
アレフに抱き寄せられたロイは、彼にしがみつく。
初めて感じた恐怖と不安だったに違いない。
ひぼこ「ロイ、ごめんね、不安がらせてしまったね。
あんまりに、綺麗で可愛いリオンちゃんだからね。
沢山の大人がリオンちゃんを欲しがると思ってね。」
ロイ「誰にもあげないよ!!
リオンは、僕のものだからね!!
僕が守るんだ!!
でも、アレフ様みたいに、守ってくれるなら、いいよ。
あげないけど。。。」
ひぼこ「うん。 僕も守らせてもらってもいいかな。」
ロイ「うん。。。いいよ。」
ひぼこ「ありがとう。
私にできる事をさせて頂きます。」
父「ありがとう。」
ひぼこ「光の子供達、闇側の子供達。。
なんて壮大な計画の元での誕生なのか、よくわかります。
光側の子供達が明かされ、闇側のこの子達が隠されるのか。。。
それについてもわかる気が致します。」
セト神「やはりの。 そなたには詳しく話さずとも良いかとは考えておった。
さて、それならば、もう一方会わねばならんの。」
ひぼこ「もう一方?・・・
まだ、何方かいらっしゃると?」
アレフ「あぁ。。。そうだね。
我々の要であるお方だね・・・」
ひぼこ(まだ、、何方なんだ?
要・・・・?)
父「会えばわかるだろう。
息子とも会わせておきたい。」
ロイ「だれ?」
アレフ「会えばわかるよ。
リオンと、ロイの味方だ。
強力なね。」
そうして、父上様とロイと共に対面する事になるのだ。
それが、お釈迦様だった。。。
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