第2話 それぞれの誕生
アレンの誕生後にジャンが誕生する。
ジャンが誕生し、暫くしてから
シリウスの誕生となる。
実際は、アレンの誕生が一番初めだが、成長が一定で留まった為に、彼女は
一番末娘となった。
このアレンの誕生はずっと後に天界の方々へのお披露目となり、
彼らの間では『聖なる光』の女児とし、
『聖なる光』の男児とされていた、
ジャンとの婚姻の結びへの希望が巻き起こる事になるのだ。
アレンは、天界でのお披露目以前には、
キリストの関係者であるアレフ御夫婦へと預けられていた。
アレンにとっての育ての両親となるわけだ。
アレフ「アレン、なんて可愛らしいんだい。」
父であるアレフ様はまだ幼い娘である、彼女にベタ惚れだった。
そんな夫と娘のアレンを優しい眼差しで妻は見ているのだった。
アレンにとっては、幸せな時を過ごしたに違いはなく。
アレンは、永遠に父アレフ様の存在は支えとなっていくのである。
一方、ジャンとシリウスは共に兄弟として生命の源である父の元で育っていった。
ジャン「シリウス、遊びに行こう!」
シリウス「今日は、何をみつけるか?
水の中の生きものか?
それとも、、草むらまでいくか?」
二人は父が用意した遊び場とも言うような世界で多くの自然に触れ、小さな生き物に触れては、遊んだ。
それは、まるで地球に住む人々の成長過程で辿るような少年時代の疑似体験のようにも見えるのだった。
シヴァ神「ジャンとシリウスはどうしている。」
ミナカヌシ「二人は、あの自然界にて遊び回っておりますよ。」
シヴァ神「なんだ。まるで人間の子供と同じようだな。
草むらで小さな昆虫などに触れているのだろう。。。」
ミナカヌシ「そうですね。
地球の為、人々の為の誕生している二人ですからね。
地球に近い環境でと父はお考えなのでしょうね。」
ヴィシュヌ「なるほどねぇ。。
それにしても、仲が良い兄弟だよね。
羨ましいよ。」
ミナカヌシ「そうですね。。
こんなに仲が良いのも珍しいのではないかと・・・」
シヴァ神様はこの時からジャンとシリウスを見守っていたのだ。
「そうだな。このまま絆を強くし、成長していけるとよいのだが・・・。」
誰もがこの二人の成長を楽しみにし、
光側の兄弟と、妹であるアレンは、
順風満帆だと思っていたのだった。
天界の人々の間では
「光側の私達は、増々安泰と言うもの。」
「人々の世界にも良き風が吹くことでしょう。」
そう信じて疑わなかったのだ。
ジャンとシリウスが誕生するよりも、
もう少し前。
教育組織の改革の元、複雑な過程で誕生していたのが
ゆうだった。
そのゆうの使命であり、宿命の相手で
あり、永遠の愛を育んでいく為に誕生したのがセリだったのだ。。。
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