桜の舞う下で④
中筒ユリナ
第1話 誕生
遥か昔。
いや、遠い未来での事・・・
全ての生命の源とも言う神は二つの魂を誕生させた。
光側へはアレン。
闇側にはリオン。
この二つの誕生に伴い、次々と使命を背負いし者達が誕生する事になる。
光側のアレンの兄となりし、
二つの命。
それが、ジャン、シリウス。
闇側のリオンの兄である
一つの命。
ロイ。
後にシリウスが自身の一部を独立させて誕生した
アリオス。
そして竹内宿禰、伊邪那岐命このお二人からの複雑な過程で誕生する事になる
一つの命。
ゆう。
ゆうの使命の相手となる
アカルヒメからの誕生となる
セリ。
そしてアカルヒメの夫であるひぼこが
誕生させた
一つの命。
それがひおりである。
決して神話などには語られようもない。
彼らのそれぞれの使命とは如何なるものなのか・・・
今まで語られずにきた者達の物語を綴っていくとしよう・・・
・・・・・・・・・・・
ひぼこ夫妻邸宅・・・
ひぼこ様は、何やらお考えな様子に、
アカルヒメ様が言葉をかける。
「もうすぐかと・・・聞いておりますね。」
ひぼこ「いよいよ、光側の娘が誕生する。
それに合わせて、上の神々様のご計画が始まるだろう。」
アカルヒメ「私もご依頼が御座いました。」
ひぼこ「やはり。。。君の所にもなんだね。。。」
アカルヒメ「娘をと申されておりましたから。そして・・・」
ひぼこ「なんだい?」
アカルヒメ「どうやら、私のものだけではなく、ミナカヌシ様がご自身のものを共にとの事に御座います。。。」
ひぼこ様はそれには、驚愕される。
「なんだって?!、、ミナカヌシ様が直々になのか?!・・・ならば。。。
やはり・・・大きな改革の元誕生させていくと言うわけなのだろうね。。。」
ひぼこ様はかなり神妙な面持ちだ。
アカルヒメ様は、そんな夫を見ては、
これも、あちらの世界、こちらの世界を良きようになさろうと言うものだと理解しているようだった。
ひぼこ「光の娘が誕生する際、立ち合う。君も一緒にと言う事だ。
準備し、天界へ行くとしよう。」
アカルヒメ「かしこまりました」
ひぼこ「内密な事ゆえ、心していかなくてはね・・・」
こうして、御夫婦は天界へと出向く事になるのだ。
天界・・・・・
ミナカヌシ様がひぼこ様御夫婦を出迎えられ、とある部屋へと通された。
そこには、伊邪那岐命様御夫婦と、エジプトの神々様。
その中心には創造神様である、
アトゥム様のお姿も。
そしてヒンドゥーの神々様達。
創造神様のブラフマー様は勿論の事。
ヴィシュヌ様御夫婦、シヴァ神様御夫婦も立ち合っていた。
一部の神々様、立ち合いの元、アレンは誕生したのだ。
生命の源の神は、アレンを誕生させるとミナカヌシ様に抱かせる。
赤ん坊なアレンはミナカヌシ様の腕の中でスヤスヤと眠る。
真っ裸なアレンを真っ白な布で包むと神々様へとアレンはお披露目されたのだった。
そして生命の源の神様は立ち合った多種多様な神々様に向けて話した。
「娘を誕生させました。
皆様、どうか大事に育て、使命の元、成長していき、全うさせてやりたく。
そして、皆様にお話致しました計画の元、新しく誕生していくであろう
子供達を皆で育て、
世を改革していかれますように・・・
よろしく頼みます。。。」
アレンの誕生を筆頭に、新たる命の始まりの幕開けとなるのだった。。。
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