篠山総研
君が代斉唱拒否等が想定される日本学術会議の任命拒否理由だと位置付けされようとしていた。
勅使下向内閣総理大臣は、この後コメントは、せず憲法違反だと国会内で野党につつかれ、なに食わぬ顔で議会を過ごしていた。
学術会議内でも人事介入は違法だとの意見が相継いでいた。
・・・終わった。
「闘いは終わった・・・。」独り呟いていた・・・。
篠山静夫は科学者としての従属的な政府の考えに異論を唱え第二次世界大戦でハイブリッドな日本軍の悪魔の所業が胸を離れず、日本政府に戦いを挑む決意をしていた。
気象現象で言うならば、エルニーニョ現象のそれだった!
篠山が、ラニーニャの如く人骨を振り乱してしらたまを開発したパッションと真逆に冷水を浴びせかける勅使下向総理のそれは海水面温度が低下している南米沖のエルニーニョ現象の性質に近いものだった。
感情的になって新党結成を! 等と無謀な事を実行しようとしたが、リスクが大き過ぎた。
相手は政治のプロフェッショナル・・・。
海千山千の猛者達に簡単に捻り潰される! 負ける戦はしないのが、時間を有効に使うプロトコル! 副会長から下ろされ掛けた日本学術会議の副会長の職責をそのままにして、科学者界の精鋭を揃え、篠山総合研究所、所謂篠山総研を立ち上げる!
第4章 「篠山総研」
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