26話 日本学術会議
衆議院の国会会議場の様なすり鉢状の会場ではなくフラットなフロアの中央に大型モニターを配置し、その下には議長、役員及び内閣総理大事の議席が有りフランクな装いに学術会議が開かれ一部上場企業の販売会議のようであった。
座席にずらりと並んだ日本学術会議のメンバーは勅使下向忠直(ちょくしげこうただなお)内閣総理大臣を対角線上に見る形となっていたが、国会議員のような慇懃無礼な立ち居振る舞いをしていなかった。当事者は寡黙であった。
「理学の観点から日本国民が、訝しいと思うパーツは何処から来たんでしょうか?ネットサイトで真しやかに囁かれているコロナワクチンには不正な物、つまり不純物が混合されている、つまりハイブリッドな訳だ!」白羽の矢が突き刺さっている現場は、篠山静夫が答弁を任されている学術会議のその場だった。
「それを全否定し、国民に!どうやって分からせるかだ!」不純物のエビデンスが無い上に臨床試験主義だった篠山は丸裸だった
「あな
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