第11話
心が折れ切った俺に更なる地獄が待って居た。
「嘘だろ。」
それはヤミナちゃんの引退についてだった。
「カズ」
そんな俺を母は心配して見ている。
母には別れたことも話してある。
このダブルダメージがデカすぎる。
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だが、いつまでも落ち込んでは居られない。
次の日学校行くと
「何これ」
下駄箱の中に紙が入ってる。
浮気するなんて最低
春か?
違うのに、本当に違うのに
教室に入ると、
「あ、クズやろうだ」「アイドルはどんな味でした?」
クラスは俺を冷たい目で、もう俺が浮気したみたいに
「違う!!」
「最低よ!昨日春泣いてたよ!!」「そうだよ!」
「だから違うって」
そして、自分の机の中には、沢山のゴミが
誰だよ、これ入れた奴
ー
「カズ」
春がやって来る。
「春、これは。一体」
「カズが悪いんだよ。浮気したから」
「だから、本当にしてないって!たまたま悲鳴が聞こえて」
「じゃあ、なんであの人がヤミナと関係があるの」
「それは、本当にたまたまで」
「・・・本当は、ずっと隠れて会ってたんでしょ」
「その日が初めてだよ。あとアイドルはヤミナちゃん以外興味なかったし!」
「ヤミナちゃん以外に興味は無くても、アイドルとしてじゃないなら、見れたってことでしょ?」
「違うよ!!別に見てもないし、本当にただの偶然なのに」
「もう良いよ、カズ」
春は涙目になって、
「そんなに言い訳しなくても」
そして、春は泣いて俺の元をさり、友達達に抱きしめられている。
意味がわかなかった。
理不尽すぎる。
そもそも、春はこんな人じゃなかった。
俺の知らないうちに変化があったのか、いやそれほどまでに俺の付き合い方が悪かったのか??
とにかく理由はわからない。
けど、今はこの理不尽すぎる視線に耐えるしかない。
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そして、俺はいじめにあって、二週間が経った。
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