第8話

俺と春は会話は減っていた。


 と言うより俺がヤミナちゃんのこと話さないとなるとかなり減る


 「カズ、それでね。この服なんだけど」


似たようなのヤミナちゃんも付けてたなぁ


「似合うと思うよ。」


「本当に??」


「うん」




 俺はアニメの話もする。元から好きだったけど、ヤミナちゃんが出るやつは全部抑えてる。


「それでね、そのアニメのな」


「うん」





「ねぇ、カズ」


「何??」


「アニメの話ももう辞めない??」


「えっ??」



ーーーーーーー

 

 俺は春の彼氏だし、やっぱり春のことは幸せにしてあげたいと思う。


 だから今までよりもスポーツとか色んなことな目を向けるようにした。


 「ねぇ、カズ、今日は猫カフェ行こうよ」


「良いね!!」


正直高いから抑えたい所だけど、春が行きたいなら良いか!!



ーーーーーーー

 そして、数週間後


 「ねぇ、カズ」


「何??」


 「私といて、楽しい??」


??


 「どうしたの急に」


 「いや、最近カズと話すの減ったから」


「それは」


「分かってる、私が辞めてって言ったから。」


否定は出来ない


 「けど、楽しいよ。春と色んなこと出来て」


「・・・けど心の底からじゃないよね」


「・・・」


 「・・・ごめんやっぱりこの話忘れて」



そして、その話は終わった。


 だけど、流石に忘れられなかった。正直かなり辛かった。俺は俺なりに本気で楽しんでたから、まさかそんなふうに言われるとは思わなかったから



 でも確かに、心の底からとは言えない。楽しいと幸せだとは思う。ただやっぱりベストはヤミナちゃん関係の時だから

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