1話B コスプレイヤー?

だ、誰……この人……王子様みたいな鎧着てるけど……


マイ「あ、あの……大丈夫……ですか?」

???「キミは……誰だ?」

マイ「えっ……·と…私は三沢マイって言います……あなたは……コスプレイヤーですか?」

???「こすぷれいやー?」


海外の人なのかな……?でも、日本語は話せてるし……


???「私はイヴァン·ニクス·マイアード、マイアード王国の第四王子だ」

マイ「まいあーど王国?王子?……大丈夫ですか?」

イヴァン「……はっきり言って………ここがどこかも分からない……私は」

マイ「と、とりあえず……ここで待っててください…」

イヴァン「あ、あぁ……わかった」


あのコスプレイヤーさん……もしかして本物の王子様なのかな?現代の事とか分かんないみたいだし……もしかして異世界から来た……とかなのかな?とりあえず、コンビニに……あれ?コンビニの中……ちょっと騒がしいような……


男「金を出せ!」


……な……何?!な、ナイフを構えてきてるの……!?


マイ「お、落ち着いてください!ナイフを捨ててくださ…」

男「うるせぇ!」


男は私を盾にするように捕らえてきた……!なんて力……私じゃ振りほどけない……!


男「金を出せ!出せっつんてっんだろ!!」

マイ「……っ!」


……どうしよう……


マイ「な、なんなんですか!いきなり!刃物を構えてきて!」

男「金出せ!今すぐな!」


そう言うと男は私を壁にぶつけた……


マイ「うぅっ!!……痛い……」

男「このナイフで首を切ってやってもいいんだぜ……?」

マイ「いやっ……!」


お父さん……助けて……!


イヴァン「待ちたまえ!!」


この声は……!


男「あぁ?なんだこのコスプレ野郎……このガキの彼氏か?」

イヴァン「いや!ただの顔見知りというやつだな!」

マイ「ちょっとひどい!!」

男「バカにしやがってコスプレ野郎が!死ね!!」

マイ「危ない!」


コスプレイヤーさん……逃げて!


イヴァン「甘い!」


するとコスプレイヤーさんは剣を使って男の持っていたナイフを折った……!

そしてそのまま縛り上げた……なんてコスプレイヤーなんだろう


男「な、なんだこいつ?!」

イヴァン「すまないマイ殿、衛兵などはおらんのか?」

マイ「警察を呼びますね!」

イヴァン「ならば私はこの男を押さえておこう」

マイ「は、はい……お願いします」


私はスマホを使って警察を呼んだ……


マイ「呼んできました!」

警察「はい、話はちゃんと聞くからね」

男「クソが……!」

警察「お兄さん、協力してくれてありがとね」

イヴァン「ははっ、王子として当たり前ですよ」


良かった……あのコスプレイヤーさんに話を聞いて……


警察「でも……それはちょっと危ないから来てもらうよ」


……あれ?(・ω・)なんだか嫌な予感


マイ「……もしかして…」


コスプレイヤーさんが手錠をかけられてる?!な、なんで?!Σ(・ω・ノ)ノ


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