19.介抱
──駿太朗
保健の先生に押し付けられた、楽にさせる、熱を逃がす為に服を脱がす。
この状況で睦巳の同意なんて無理だ、やるしかない。
これは医療行為の一環だから、正当な行為だから。
うちの高校の制服は女子はブレザーで夏はブラウスになっている。
まずはリボンは外した。
次は……やはりブラウスのボタンだろうか、上から順に外していく、前からだとボタンって外しにくいな。
プチ……プチ……とボタンを外していき、少しずつだけど睦の肌の露出が上がっていく、興奮してくる。
それにしてもブラウスは汗でぐしょ濡れじゃないか、このままじゃ風邪も引きそうだ。
あ、スカートが邪魔でボタンが外せない、先にスカートだったか?
よし、ブラウスは置いといてスカートを脱がそう。
そのままではスカートがおろせないので、片手でお尻を持ち上げ、スカートを少しずつ降ろしていく。
お尻の感触がヤバい、想像以上に柔らかく、スカート越しだというのにまるで直に触っているんじゃないかと思えるくらいダイレクトな柔らかさを感じる。思わず指が動くがそれですら簡単に指が沈み込み、受け入れる。
スカートを下げると当然だけどパンツが丸見えになってしまう、よく見るとパンツも汗で薄っすら透けているように見える。もしかして……生えてない?
だけど今そんな事に集中していてはいけない、と気を取り直し、スカートを脱がせる事に集中する。
無事にスカートを脱がせた後は、そのまま靴下を脱がしに掛かる。
汗で濡れているため、脱がしにくいけど、少しずつ着実に脱がしていく。
靴下はやっぱりちょっと臭う、うん、そこまで嫌な匂いじゃないと思うけど、少し臭うかなあ。
よし!下半身はこれでOK!
睦巳の下半身はパンツだけ履いている凄い格好だ、当然俺はバキバキの臨戦態勢に入っている。
あと下半身からの匂いが凄い、嫌な匂いじゃないけど、頭と股間に効きまくっていてクラクラする。
理性が順調に削られていて、このままじゃ暴走しそうな気がする。
ブラウスのボタンを外す作業に戻り、全部のボタンが外れた。
覚悟を決めて、一気にブラウスの前面を開け脱がす、色白で滑らかなお腹が眩しい、触りたい欲求に襲われる、ブラウスを脱がす際に見えた剃り跡の無い、何も生えていない脇も綺麗で舐めたくなる。
下半身と違い、熱気と汗の匂いと睦巳の匂いが辺りに充満する。
濃密なその匂いは俺の理性をさらに溶かす。
仰向けなのにブラによって形の崩れていないおっぱいの谷間が目に入る、色白で染みひとつ無い綺麗な肌が眩しい、それに汗で濡れて綺麗で、色気が溢れている。
汗が一粒、谷間に流れ落ちゆく様は綺麗でエロい。
っと、ダメだダメだ!今は睦巳の一大事だぞ、こんな事を考えている場合じゃ無い!
心を落ち着け、これは医療行為だ、真面目にやれ!と自分を叱咤した。
ブラはホックを外すだけに留めて、ブラそのものは外さないで置こうと思う。
その頂きが見えてしまったら間違いなくその場で暴走する自信がある。今でさえギリギリだと感じるのに。
そのままブラのホックを外そうと睦巳を抱え込み、両手を睦巳の後ろに回す。
うう、汗ととてつもなく良い匂いが頭を一杯にするけど我慢だ!
腕と睦の身体が密着し、柔らかさと熱を伝えてくる。
耐えてくれ俺の理性!
当然ブラなんて外した事無いので当てずっぽうで外しに掛かる。
やべぇ!良い匂いと触れている部分の柔らかい感触と、このままおっぱいに顔を埋めたい欲望が。
落ち着け!今は睦巳の事だけ考えろ!おっぱい舐めたい。そうじゃない!
激しい葛藤をしながらも手はブラのホックを外す手は止めなかった。
その甲斐あってかブラのホックがようやく外れた。
ブラが緩み、支えを失ったおっぱいは少し両脇に流れるも、それほど形を失わず綺麗なままだった。
ゆっくりと睦巳の身体を下ろして、顔や身体をみると汗が煌めいていて上気した肌に纏わり付き綺麗だ、じゃなくて!汗を拭かなければと思う。
それにしても凄い格好だ、下着姿に汗で濡れていてエロいなんてもんじゃない。
いかんいかん!煩悩を振り払い思考を戻す。
それに冷却も必要だし、うちわで扇ぐ必要もある。
保健の先生から貰った濡れタオルを取り出し、まずは顔から。
額、鼻、目元、頬に口周りに顎、と順番に出来るだけ優しく汗を拭き、濡らしていく。
次に首元、首周り、出来るだけ汗の拭き、濡らし漏らしの無いよう丁寧に、そのまま鎖骨や肩も、次は腕、脇と続けた。
支えた腕に伝わる熱と柔らかさ、肌の滑らかさが俺の理性を絶え間無く削っていく。
さて次は、お待ちかね、じゃなくて、順番通りに胸元、おっぱい周りや谷間辺り。
素手でやりたい、やらないけどさ。
男なら分かるだろう、男子高校生が、このシチュエーションでどれだけ女の子の身体に、おっぱいに引き寄せられるか。
しかも睦巳は前にも言った通り見た目だけならとびっきりな美少女だ。
そんな美少女のおっぱい、しかも巨乳、見たいし触りたいに決まってるだろう。
やばい、暴走しそうになってる、落ち着け俺、頑張れ理性。
一旦下半身に移行しよう。
下腹部を拭く、下腹部の滑らかさ、柔らかさを感じつつ、次に太ももから膝、脛、ふくらはぎの汗拭きとタオルで濡らしてって、足の指も拭いた。太もも柔らかった。
下半身は上半身と比べて形状が複雑じゃないので汗は拭くのは簡単だった。
ふと全身を見渡すと、本当に綺麗な、何処にも染みやホクロの無い、色白で身体の線は細いのに、大きな、いや、巨乳の形が崩れずにあって、ムダ毛も一切見当たらず、多分アソコも生えてない、そして容姿端麗な美少女。
この姿を見られるだけで俺は幸せ者なのではないかと思うくらい、それほど理想の姿。
このまま俺の手で……。
──いかんいかん、今はこんな事を考えている場合じゃない。真面目にやらないと、まだ終わっていない。
さて気を取り直して、次は胸元や胸周りからだ。
柔らかい感触をタオル越しに感じながら、余す所無く、丁寧に優しく、拭き、濡らす。
よし、次は谷間だ!
男の視線を惹きつけて止まない、魅惑の谷、うずまったり、挟まったり、挟んだりしたい。
だけど一つ問題が有る、谷間の上にはブラが跨っているのだ。
とはいえ、ブラを外すのはヤバい、主に俺の理性が、おっぱいの頂点に有るものが見えようものなら間違いなく暴走する。
だから求めて止まなくてもソレは見えてはいけない、隠れていて欲しいのだ。
ここは一つ、ブラを押さえながら谷間を拭くというのはどうだろうか。
ブラ越しなら何とか理性も持つだろうし、谷間も拭ける、よし、これで行こう。
早速ブラを押さえて、……うん、おっぱい舐めてた、いや舐めてない、舐めたい、じゃなくて、この状態だとブラ越しでもかなりの柔らかさを感じる、Gカップ恐るべし。
はぁ〜、柔らけ~。
っと、思わずブラ越しでおっぱいを揉み続ける所だった、いかんいかん。
しっかりブラを押さえて、邪念を振り払って、谷間に集中して、……と、ブラの下から谷間を拭き、濡らす。
谷底は兎も角、谷の崖部分を拭くとやはりとても柔らかい、もう柔らかいしか言って無い気がするけど柔らかいんだからしょうがない。
しっかり、ねっとりと拭いて、濡らす、後悔の無い様に。
待て、大事な事に気付いた、汗疹を気にするならそれこそブラに隠れている部分こそデリケートなんだから汗を拭く必要が有るんじゃないか?天才か俺は。
ブラを外し、冷やしつつ丁寧に汗を拭いてやる事は医療行為の一環だ、そうこれは必要な事だ。
穴だらけな理論武装で理性を抑え込み、ブラを持ち上げようと手を添えた。
まさに今から暴走するすんでの所で、睦巳が意識を取り戻したのか"う、ん……"と身じろぎした、起きそうな気配を感じた俺は直ぐに手を離し、ダブルうちわで上半身と下半身を扇ぐのを再開した。
そして少しの間で目を覚ました。
何とか間に合ったのだろうか。
======================================
気に入っていただけましたらレビューや応援をお願いします。
作者のモチベーションに繋がってとても嬉しいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます