第3話 レアモンスター
ギルドビルに向かいドロップ品を買い取って貰う。ちゃんとアイテムボックスがバレないように剣は縛ってからきた。
受付のお姉さんはビックリしてたが。台車を持ってきてくれたのでそこに置く。重そうにして持って行くと換金してくれて、十五万になった!
鑑定所にブーツと短剣を持って行く。
ブーツは疾風のブーツ、短剣は追尾の短剣だそうだ。鑑定に一回一万は高いよなぁ。
今日は夜は松崎さんと焼き肉を奢る約束をしたので焼肉店に来た、十五万もあれば豪遊出来るだろ!
「松崎さん!ここです!」
「おう!今日はご馳走になるな!」
「はい!遠慮なく食べてください」
「それでなぁ、バイトの子のせいでよー」
「マジっすか?大変でしたね」
二人で愚痴の言い合いだ。
「ラストオーダーです」
「生二杯」
「でよぉ、」
松崎さんとの外食は何回もあるが、初めて奢ってあげられた!いつも松崎さんに奢ってもらってたのが返せてるのがとても嬉しい。
「松崎さんタクシーで帰ってください!これお金です」
「わ、悪いなレクト、また今度飲みに行こう」
「はい!」
タクシーを見送ると俺も千鳥足で家に帰る。
帰り着く頃には酔いも覚めて、水を飲み干す。
今日の戦果は水魔法に風魔法、疾風のブーツに追尾の短剣だな。そろそろ本格的に装備を整えないといけないけど、先立つものがないので初級ダンジョンで頑張るか。
次の日、朝から土砂降りだ。傘を刺して初級ダンジョンに向かう。
「あー、やな雨だな」
傘をアイテムボックスにしまってダンジョンに入る。
『ゴールドスライム収集』
今日も三匹だ!カードを確認すると火魔法、土魔法、アイテムボックス。またアイテムボックス?凄いなぁ!
スライムを収集して倒してドロップ品を回収する。
二層でもブラックゴブリンを倒して三本の追尾の短剣を取り、ゴブリン収集をしてゴブリンを倒す。ちょっと疲れるがこれが効率がいい。ドロップ品を回収。
三層は核を収集して壊すのみ。またドロップ品収集で集まってきた剣を縛ってからアイテムボックスに回収する。魔石もね。
外に出ると少し小雨になっていたので、自転車でギルドビルに向かう。思ったより濡れたが、アイテムボックスから剣を取り出してギルドビルに入る。
お姉さんが台車を持ってきてくれてそこに置いてあとのドロップ品をバックから出すようにアイテムボックスから取り出して行く。
ようやく全部取り出した時はお姉さんは唖然としていたが、ちゃんと換金してくれて五十万を超えた現金を渡してきた。
内訳をみるとやっぱりちょっと良さそうな剣は高く買い取ってくれている。
さすがに五十万を超えたのでビル内にある防具屋に見に行く。やはり高級なんだが、革鎧は人気がないのかちょっと安めだ。試着をしてみてやっぱり革鎧が売れないわけは重さがあるのが欠点だな。やはり高いがカーボン素材の鎧に決めた。
これで五十万は飛んで行った。
ようやく冒険者として出発できるな!
中級ダンジョンを様子見して行こう。
ビルから少し離れた地下に中級ダンジョンがある。中に入ると少し人が多いな、ちょっと人気のないところに来て、ゴールドスライムを収集する。二匹でたので狩ったらカードをやっぱり落とす。合成と鑑定だった!
ルンルンで二層に降りるとコボルトと言う犬のような二足歩行のモンスターがいたので人気のないところでコボルトを収集する。
ブチのコボルトがいたのでちゃんと倒して他のコボルトも倒して行く。ブチのコボルトのドロップは電撃の短剣らしい。鑑定をすでに使った後にみたから分かった。アイテムボックスにコボルトのドロップ品を収集して入れる。
三層に行こうとするとみんながざわついていた、急にモンスターが消えたらしい。
「やべっ」
三層に降りるとスネークマンという蛇男みたいなやつだ。これは普通に倒し、ドロップ品は皮と魔石だ。レアモンスターに会いたい俺は三層を彷徨っていた。さっきみたいに収集すると騒ぎになるからな。
結局見つからずにギルドビルに帰る。
「換金お願いします」
「はい、かしこまりました」
二層と三層のドロップ品を換金して四万ほどになったのでよしとしよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます